今日は日曜日。いつものとおり朝からプリキュアと仮面ライダー見て、部屋の掃除をして…という一日ですね。雨降りになったのが残念ですけど…。でも、ここ2日くらい、私の勤務校では雪が積もって、学生たちが雪だるまつくって昼休みに遊んだりしてましたね。そのくらい京都は寒かったのですが、自宅のある西宮はなんだかんだいいながら、ちょっと暖かいです。
さて、今朝のプリキュアの話を書いておきます。いまの「トロピカルージュプリキュア」も、今回と次回の残り2回です。
そうそう、2月に入ったら新シリーズ、「デリシャスパーティプリキュア」が始まるとの告知がはじまっていますね。これは毎年そんな感じですが…。2月から新シリーズをはじめ、3月のプリキュア新旧引継ぎの劇場版映画の頃に、子どもたちは春休み。そして入学・入園の時期。その頃に新シリーズ関連のグッズを売るんでしょう。その次は夏休み前くらいに敵が急に強くなり、それに対抗するために新しいプリキュアが登場したり、新しいアイテムが登場したり…。その新プリキュア関連のグッズ類を、夏休みに帰省したときに子どもたちは誰かに買ってもらうんですかね? さらに秋の劇場版映画の前あたりと、クリスマスの前あたりに、敵がさらに強くなって、新しいグッズが投入される。それはまあ、クリスマス商戦とお年玉で買ってもらうものですね。でも年明けに最終決戦をしたら、もう次の新シリーズの準備に入るというところでしょうか。なので、今のシリーズのプリキュアのグッズは、2月に入れば大幅値引きされるかと…(笑)
ちょっと余談が過ぎましたが、本題に入ります。先週「あとまわしの魔女」がキュアオアシスと和解し、消えていったあと、執事のバトラーが自らをヤラネーダにして「世界を破滅させる」と言い始めました。そしてバトラーはプリキュアたちのやる気パワーまで吸い取ろうとする。そこで終わりました。今週はその続き、いよいよ最終決戦です。
「世界を破滅させる」というバトラーの動きは、異常気象を地球上の各地に引き起こしてます。そんななか、前の生徒会長の百合子は倒れた生徒を校舎のなかに入れたり、まなつ(キュアサマー)の母親がローラの置手紙(大丈夫と書いてある)を見て、父親と電話で話す。そんな場面が冒頭に挿入されます。
そのバトラーですが、プリキュアたちのやる気パワーを奪おうとするために「コワスンダー」を登場させます。これはもともと「あとまわしの魔女」が「破壊の魔女」だったときの「しもべ」だそうです。そのバトラーに対して、今まで仲間だったチョンギーレ・ヌメリ―・エルダの3人組が「もうやめとけ」と言い始めます。どうやらこの3人組、もともとあまり何事にもやる気がなかったので、「やる気パワー」は全く吸い取られなかったようです。そして、エルダは「プリキュアをたすけて、コワスンダーを倒す。それが自分のやりたいこと」といって、バトラーに奪われたプリキュアの変身用コンパクトを、キュアサマーたちに渡します。このへん、設定が面白いですね。最後午最後で3人組、やる気がもともとないから「やる気パワー」を吸い取られなかったとか、プリキュアを助ける役割を果たすとか。やっぱりここにも、「根っからの悪い人はいない」というプリキュアの世界観が現れています。
そのコンパクトを受け取って、プリキュアたちは変身。今までの必殺技・マリンビートダイナミックでバトラーたちを倒そうとするのですが…。その技はきかない。個々のプリキュアがもっている技も通用しない。一度は深い海の底にプリキュアたちは突き落とされるのですが…。「みんながトロピカれる街をとりもどす。それが今、一番大事」と思うプリキュアたちは、「やる気パワーは無敵!」といってすぐ復活。あらためて「スーパートロピカルパラダイス」という技を出して、バトラーを倒します。
「もういいだろう、バトラー。次の仕事を探そう」とチョンギーレが声をかけるのですが、バトラーはそれでも悔しさのあまり、「愚者のひつぎ」を解放して、すべての人々のやる気パワーをそこに捧げて、世界を滅ぼそうとします。すると、世界中に天変地異が起きます。プリキュアたちは人々のやる気パワーを取り戻そうとするのですが…。まだキュアラメールのアクアポッドが復旧していません。どうすべきか…。
そう思ったときに、グランオーシャンの女王が現れます。そして、キュラメールに「なおりました」といって、アクアポッドを渡します。キュラメールはそのアクアポッドで、世界中の人々のやる気パワーを回収しようとします。でも、あまりにもそのやる気パワーが大きくて、ひとりでは回収を支えられません。そんなキュアラメールを他のプリキュアが支え続けます。すると、やがて「愚者のひつぎ」自体が壊れて、人びとのやる気パワーがすべて回収されます。そして、魔女の屋敷があった深海の底(海溝の奥らしいですが)が崩れ始めたので、プリキュアたちと3人組はグランオーシャンの中に逃げ込みます。
やがてグランオーシャンは海の底から浮上し、プリキュアたちの暮らしていたあおぞら市の見える場所に移動します。そこでプリキュアたちは、人びとのやる気パワーをポッドから解放して、もとにもどしていきます。グランオーシャンに暮らす海の生き物や妖精たちも、やる気パワーを取り戻します。女王はプリキュアに「あなたたちのおかげです」と伝えます。
そんなとき、キュアラメールのポッドから、やる気パワーのかけらがでてきます。どうやらそれは、バトラーのやる気パワーのようです。やる気パワーの戻らないバトラーは、しおれた状態になっていますが…。ヌメリ―やチョンギーレ、エルダの3人組は「バトラーはもう、このままがいい」といいます。そこで、バトラーのやる気パワーのかけらだけは、グランオーシャンの女王が預かることになります。そして、3人組はプリキュアたちに「みんなのおかげで助かった。今まで迷惑をかけてすまなかった」と言って、去って行きます。キュアサマーは「またみんなとどこかでトロピカれたら…」といって別れます。このあたりも、「いままで敵だった存在とも和解する」という、プリキュアのいつもの世界観が出ていますね。
さて、「これで終わった、一件落着」とプリキュアたちは思うわけですが…。肝心の中学校の各部活3年生追い出しイベント「トロフェス」の準備が残っています。さっそく次の日から、トロフェスの準備が再開されます。みのり(キュアパパイア)は、「みんな仲良く過ごした」という終わり方で、トロピカる部の芝居を終わらせようと台本を書いたようです。ローラ(キュアラメール)は人魚の発声練習をしています。前の生徒会長の百合子は「アスカ(キュアフラミンゴ)が世界を救ったの?」と尋ねますが、アスカはとぼけます。また、アスカの父親が「晴れの日を呼ぶ太鼓」をたたきたいといって、学校に現れます。そして、フェスの主催者でもあるトロピカる部の部室に、他の部の生徒たちが何かと困りごとを持ち込んできて、大忙しです。
そんなトロピカる部の部室に夕方、メロンパンをもって、サンゴとまなつの母親がやってきます。どうやらプリキュアたちは、トロフェス前日、この部室で一晩、宿泊するようです。「先生、お任せします」といって、サンゴとまなつの母親は帰ります。部室のなかで「今度はまなつが先輩って呼ばれるんだよ」とアスカに言われ、「先輩、なんかいい…」とまなつとサンゴは大喜びします。また、そのメロンパンのなかには「あたり」というくじが入っていて、「えんぎ(演技・縁起)がいい」と、みのりがダジャレを言ったりして、楽しく夜を過ごします。
ただ夜中に、グランオーシャンの女王がローラのもとを訪ねます。女王はローラに、翌日、グランオーシャンが新しい海に向けて出発すること。今までローラは女王候補だったけど、このたびの大活躍をふまえて、次期女王に指名すること。そして、まずは女王としての作法を学んでほしいので、グランオーシャンに戻ってほしいこと。この3点を伝えます。そして女王は、「人間のみんなといっしょに居たいなら、それもいい。決めるのはあなたです」と伝えます。そんな女王とローラの会話を、夜中に目覚めたまなつが遠くから聴いてしまいます。
・・・ということで、来週の最終回は、いよいよ「トロフェス」本番です。その本番の焦点は、「ローラは人間の世界に残るのか? それとも人魚の世界に戻るのか?」になりそうです。でも、この「トロピカルージュプリキュア」の物語は、「いま、いちばん自分がやりたいことをやって、トロピカる」です。きっとローラは他のプリキュアたちと共に、たとえ一時、離ればなれになることになったとしても、結局は人魚の世界と人間の世界をうまく「橋渡し」する方策を見つけ出すような…。そんな予感がしています。来週の最終回も、楽しみです。では、今回のプリキュアの話、おわります。