できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(8月26日)のプリキュアの話です。

2018-08-26 11:15:58 | プリキュア話

今度は今朝(8月26日)放送分のプリキュアの話です。

こちらも前回分と同様に、関西地域での高校野球中継の予定にあわせてつくられた感じがします。少々放送日が変更になっても「どうにかなる」って感じの内容でしたので。

さて、今回ははなちゃん(キュアエール)のおばあさんの営んでいる和菓子屋の話です。はなちゃんが他のプリキュアたちをみんな連れて、この和菓子屋さんに行くというところから物語がスタートします。

ちなみに今回、途中でクライアス社の幹部ドクター・トラウムに対して、ジェロスという別の幹部が「年だけは取りたくないね」みたいなことを言う場面がでてきます。なので「老いる」ということが、今回の主題だったようです。2週ほど前の「出産」に続いて今度は「老い」ですか…。今年のプリキュアも、なかなか奥が深いですね。

それで、実際の話の流れですが、おばあさんがひとりで営んでいる和菓子屋「たんぽぽ堂」に、常連客の米屋のヨネさんがやってくる。ヨネさんは「たんぽぽ堂も味が落ちたね。もうおしまいだね」と言って帰る。おばあさんはヨネさんを見返してやろうと思って、巨大などら焼きをつくろうとする。でも、そこで腰を痛めて入院。はなちゃんたちにそういう情けない自分の姿を見せたくないから、おばあさんは「帰ってほしい」という。そんなところへ、またヨネさんがやってくる…という展開でした。

それで、病室にやってきたヨネさんは、おばあさんがつくる和菓子の味が落ちていることが気になっていたし、体力が昔のようではないことを気にしていたと言います。そんなときふと、ヨネさんが「昔は希望まんじゅうをつくっていた。小さい、やさしい甘さのまんじゅう。どうしてつくらないの?」と聴きます。それを聴いたはなちゃんたちは、「自分たちで希望まんじゅうをつくってみる!」と言います。このあたりは「お仕事体験」という、今年のプリキュアの大きな流れにつながってきますね。

さっそくたんぽぽ堂に帰って希望まんじゅうをつくろうとするのですが、つくり方がわからない。そんなときに、なぜかはぐたんが仏壇の上にあるレシピのノートを見つけます。そのノートに書いてあることをルールーちゃん(キュアアムール)が読み上げながら、はな・さあや(キュアアンジュ)・ほまれ(キュアエトワール)がさつまいもをこね、希望まんじゅうをつくります。そのときに、プリキュアたちは和菓子づくりにはけっこう体力も必要だということを実感します。

一方、病室で「さっきは言い過ぎた」と言うヨネさん相手に、おばあさんが「実は自分もこのところ、からだが言うことをきかないと思っていた」と伝えます。そこへ、はなちゃんたちがつくった希望まんじゅうが届きます。それを見て、おばあちゃんは泣きます。

実はこの希望まんじゅう。和菓子屋を夫(=はなちゃんの祖父)とはじめたときに、お金がなくて小豆が買えず、さつまいもであんをつくって試作してつくったのだとか。一口たべてみると、甘くてほかほかでおいしくて、希望がわくような思いをしたので、それで「希望まんじゅう」と名づけたのだとか。でも、夫が亡くなって、その夫のことを思いだすようでつくらなくなったのだと。はなちゃんたちのつくった希望まんじゅうをみて、もう一度、まんじゅうをつくってみようという気持ちになった…と、おばあさんは語ります。

それで、病院を出てたんぽぽ堂にもどり、いっしょに和菓子をつくりはじめようとしたところに、ジェロスたちと猛オシマイダーが攻めてきます。おばあさんは猛オシマイダーに抵抗するわけですが、そんなおばあさんをかばうかのように、キュアエールが登場し、プリキュアたちが猛オシマイダーとジェロスたちを追い払います。そのキュアエールの姿を見て、おばあさんは「これは孫だ」と直感します。

ラストの場面ですが、ヨネさんがやってきて、おばあさんがつくった希望まんじゅうをたべて「この味だ」と言います。また、おいしいまんじゅうが食べられなくなるのは嫌なので、おばあさんのお手伝いをするとヨネさんは言います。そして、おばあさんは「つらいことにもいっぱいであうけど、年をとるのも悪いもんじゃない。たのしい日も待っている」といって、今回のお話はおわりです。

まあ、こんな感じで、高校野球中継で少々放送日が変更になっても大丈夫な回は、以上でおわりですね。いよいよ次週から9月、劇場版映画公開の10月末に向けて、そろそろ予告が始まる時期ではないかと思うんですが…。



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