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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(9月27日)のプリキュアの話です。

2020-09-27 11:15:53 | プリキュア話

今日も日曜日。いつものとおり、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

さて、今朝のプリキュアなんですが、なんだか不思議な感じの内容でした。要は、子犬のラテの成長記録をつくりたいというアスミ(キュアアース)に、他のプリキュアと妖精さんたち(=地球のお医者さん見習いたち)が「今年前半の物語を語って聴かせる」という展開なのですが・・・。でも、いつも出てくる敵(ビョーゲンズ)は、そのプリキュアたちが語って聴かせる過去の思い出話のなかにしか登場しません。「敵とたたかうシーンが回想場面以外にが登場しないという、そんなプリキュアの放送回が過去にあったかしら?」という感じです。

また、どうも私の目から見ていると、ところどころで今日の物語に必要な場面の作画等を行いつつも、これまで今年2月~9月までにつくった各場面の「つなぎ合わせ」を上手に取り入れたため、結果的に動画制作の手間の「節約」ができているような感じなんです。制作会社のプロデュース力というか、「脚本」づくりの「腕」を見せた…というところでしょうか。

まあ、そんなわけで、今日の内容紹介なのですが。まず冒頭では、バス停でプリキュアたちがどこかに出かけるときに、ひなた(キュアスパークル)がバス停ウラに隠れて、いきなり現れてアスミをおどろかせようとします。でも、アスミはちっともおどろかない。そこで、そんなアスミをびっくりさせよう・・・というのが、他のプリキュアや妖精さんたちの今日の思いになります。

他方で、「植物の成長は早い」といいながら、アサガオの観察日記を毎日つけているのどか(キュアグレース)の様子を見て、アスミは子犬のラテの記録をつくろうと思いはじめます。ラテの母親・ティアティーヌへ報告するためにも、記録をつくりたいと思ったようですね。まあ、そんなわけで、他のプリキュアや妖精さんたちに、アスミは「どうしてプリキュア(パートナー)になったのか?」を聴いて、記録に残しはじめます。

ただ…。詳しいことをアスミが聴こうとすると、のどかはどこかへ行ってしまいます。そんなのどかにかわって、ラビリンはアスミは「のどかが自分の肉球にキュンと来ることばを言ったから」パートナーになったこと、のどかはいつもいっしょうけんめいで、やさしいことを伝えます。

アスミは続いて、ちゆに話を聴こうとするのですが…。なぜか森から竹を運ぶペギタンに出会います。そんなペギタンに、ちゆとの出会いをアスミは聴きます。何事にも自信がなかったペギタンは、「地球のお手当を自分にも手伝わせてほしい。私の勇気をあなたに分けてあげる」というちゆの一言に、肉球がキュンとした、ちゆはいつもかっこいい、といいます。でも、ペギタンは「ちゆの家に行くのはダメ。ひなたの家に行ってほしい」とアスミに伝えます。

そんなわけで、アスミはひなた(キュアスパークル)の家に行くのですが、アスミの姿を見ると、ひなたはどこかへ行ってしまいます。そこでニャトランに、ひなたとの出会いについて話を聴きます。ニャトランはアスミに「初めて出会ったときも、ひなたはバタバタしていた。しゃべるネコの自分を見て、ひなたははしゃいだ。そんなひなたを、自分はパートナーにぴったりだと思った。何事もゆるいけど、のりがいい」と思ったと伝えて、「それじゃあね~」といって、どこかに去って行きます。アスミは「似た者どうし」と、ニャトランとひなたについて感じました。そして、ひなたの姉の営むカフェでラテと一休みしているときに、「今夜は街の花火大会がある」ことを知ります。このあと、CMが入ります。

CM終了後、アスミは街中でちゆに出会います。「ペギタンとは別行動なのね」というアスミに、ちゆは「結果オーライだけど、ペギタンは時々迷子になったりしている。でも、そのおかげで3人のプリキュアと妖精たちは仲良くなったりもできた」と伝えます。そして「ラテ、アスミをよろしくね。今日はみんないそがしいから・・・」といって、去っていきます。

続いて、アスミはひなたに出会います。でも、ひなたは持っていた浴衣をすぐに隠してしまいます。その上で自分から、ひなたはいったん、プリキュアを辞めようと思ったこと、心が折れかけたことを話し始めます。ひなたはアスミに、「自分はプリキュアを一度は無理だと思って、やめようと思ったけど、でも、ちゆとのどか、3人の妖精たちに支えられたし、3人のプリキュアの合体技もできた」ことを伝えます。「3人の技がうらやましい」というアスミに対して、ひなたは「アスミはひとりでも十分強い」といって、またどこかへ行ってしまいます。

そしてアスミがプリキュたちの通う中学校まで来たとき、校門前でのどか(キュアグレース)に出会います。ここでアスミに対して、のどかは3人の合体技・ヒーリングオアシスのことを話します。のどかはアスミに対して、「みんなの想いが重なって、新しいボトルができた。みんなとお手当をしていきたいと思った」ことを話します。ただ、「この話の続きはあとで」といって、のどかは学校の友達のところへ行ってしまいます。アスミはそんな様子から、今日は3人のプリキュアたちはみんな、学校の友達と花火大会に行く予定があって忙しいのだ・・・と思ってしまいます。

あらためて自分の部屋にもどって、子犬のラテの成長記録を書きながら、アスミは考え事をはじめます。ラテがひとりでビョーゲンズに立ち向かおうとしたとき、「我が子と地球の両方を守りたい」と強く願う母親・ティアティーヌの思いから、アスミ=キュアアースが生まれた。「ラテを守るために生まれた私だけど、でも、みんなといっしょに花火大会に行きたい」とアスミが思い始めたとき、アスミのからだがまた消えかかります。

そんなとき、アスミの部屋にのどかがやってきて、のどかはアスミを外に連れ出します。「サプライズ! アスミを驚かせようと思って、こっそりみんなで用意したんだ」といって、ひなたやちゆ、妖精さんたちが竹を割って作った「流しそうめん」の道具を見せます。どうやら子犬のラテも、この「サプライズ」の準備のことは知っていたようです。「そういうことでしたか!」と、アスミはびっくりします。

このあと、流しそうめんの食べ方をちゆが実演してみせたり、ひなたが用意した浴衣をアスミに着せてみたり…。そして、友達の父親が花火職人なので、のどかはラテの姿が空中で描けるような花火をつくってもらって、花火大会で打ち上げてもらいます。「たくさんびっくりできた?」と聴くのどかたちに、アスミは「びっくり、大好き」と返事をします。そして、ラテの成長記録にアスミは「地球に生まれて来てよかった。ありがとう」と、ティアティーヌへのメッセージを残します。ここで、今回の物語はおわりです。

いかがですか? 今回、プリキュアと敵(ビョーゲンズ)とのたたかいの場面は、回想シーン以外には一切でてきませんでした。また、基本的に回想シーンが多いので、花火大会のことや、それに向けてこっそりいろんな準備をしている場面の動画も、それほど多く登場しません。なので、かなりいろんなものを「節約」した感じで物語がしあがっていますね。たぶん制作スタッフたちの新型コロナ対策も兼ねているのだろうと思いますが・・・。でも、制作会社のプロデュース力というか、「脚本」の腕の見せどころだなぁ…っていうのを実感しました。

ちなみに来週は予告編を見る限り、またアスミとラテが物語の軸になって、今度は気球の話になるようですね。ただ、アスミにも苦手なことというか、調子が悪い時があるような、そんな感じのようですが…。

 

 

 


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