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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2034冊目:庄井良信『いのちのケアと育み 臨床教育学のまなざし』(かもがわ出版)

2014-11-13 16:57:32 | 本と雑誌
2034冊目はこの本。
庄井良信『いのちのケアと育み 臨床教育学のまなざし』(かもがわ出版、2014年)

この本も、基本的には好意的な印象をもって読み終えた。
特に「6 ケアし合うかかわり合い」の部分で、心理学者のワロンの指摘などを紹介しながら、「泣くという行為は人間にとって、他者との絆を生み出すための大切ないとなみだ」(p.90)などと書くあたりは、私が普段「応答的なかかわり」と講演などで言ってきたことと重なるので、とても共感して読んだ。
ただ・・・。ワロンのどの本でこういうことを言っていたのか、ここで出典を明記してほしいところ。参考文献や出典を巻末で一括して表記しているのだけど、そこにもワロンの本は出ていなかったし・・・。

いのちのケアと育み


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