できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今夜6時からの大阪市役所前ヒューマンチェーンに参加されるみなさんへ

2019-02-15 10:44:54 | 受験・学校

今夜6時から、みなさん大阪市役所前に集まってください。

残念ながら私は今日、これから神戸に出張です。

この時間帯に大阪市役所前に戻ってくることはできません。

でも、吉村市長+大森顧問の打ち出している教育施策に対して異議申立てをしたいという気持ちは、私にもあります。

なので、私はこうやってブログ(+ツイッター、フェイスブック等々のSNS)をつかって情報を拡散することでしかお手伝いできませんが、他の方々にぜひ、集まっていただければと思っています。

ちなみに・・・。

時には戦争や災害なども利用しながら、ひとりひとりを分断し、お互いに連絡がとりあえないようにして、強い心理的なショックを与え、恐怖と不安のなかで「これしか救いがない」みたいに思わせて、自分たちのやりたかった改革を人びとに押し付け、支配する。

一方で人びとの既存の生活基盤を破壊するような改革を推進しながらも、他方で恐怖と相互不信を使った支配で、人びとに「これしか道はない」と信じ込ませたり、思いこませたりする。

・・・これは、先日から読んでいるナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』(岩波書店)のなかで、新自由主義的な経済改革を各国で押し付けてきたときの手法として、くり返し語られていることです。

繰り返される公務員バッシングや学校選択制、「君が代」不起立教員への処分、そして今行われている「学力テストの結果で教員評価や学校予算に差を付ける」という手法等々は、まさに子ども・保護者・教職員・地域住民など、大阪に暮らすひとりひとりを分断し、互いに疑心暗鬼を起こさせつつ、自分たちの望む諸改革を押し付ける手法ではないかと思います。

こういう邪悪な改革手法に対抗する方法は、まさにヒューマンチェーンではありませんが、「こんなの、なんかおかしい」と思った人びとから順番に「手をつなぐ」ということかと思います。

また、手をつなぎあった人々が、「やっぱり、おかしいよね」と語り合って、自分たちのこころとからだとアタマを取り戻すことかと思います。

そして、そこからさらに、自分たちと「手をつなぐ」ことのできる人々を増やしていくことだと思います。
今回のヒューマンチェーン行動がきっかけとなって、大阪市内のあちこちで、さらに「手をつなぐ」行動が広がっていくことを、私としては強く願っています。