tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

きれいな花を咲かせるために・・・

2016-03-20 17:37:48 | 日常雑感
3月20日(日)春分の日
強い風が吹いております。
今日も風が無ければ暖かな陽気になったはずですが・・・

予定していた事が無くなり、ポッカリと空いてしまった日曜日です。

   
   サギ草の球根

気になっていたサギ草の植え替えをやりましたが、案の定、芽が1センチ程伸びておりました。
これ以上芽が延びてしまうと、よほど注意深くしていても芽を折ってしまう事がありますので、ちょうど良いタイミングでした。

球根も大分増えておりまして、大きな鉢がひとつ増えました。

   
   植え替え

サギ草の植え方は、いろいろな方法があるようですが、私のような素人が失敗しないで綺麗な花を見られるのは、水苔栽培が無難だと聞いてから、ずっとその方法で植え替えをしております。

失敗して花が見られないと云った年はありませんので、まずまずではないかと思っております。
ただ難点があって、風に弱い事です。

   
   サギ草

八月になりますと、次々と咲き始めます。
この写真は、昨年に撮ったものです。
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春らしいお道具で・・・

2016-03-19 18:15:25 | 自宅稽古
3月19日(土)
夜半からの雨も上がり、穏やかな一日でした。
今日も自宅でのお稽古でした。

   
   拝見

お稽古に使ったお棗です。
「お棗は」
「大宗匠お好みの春草流水蒔絵でございます」
「お塗は」
「宗斎でございます」
「お茶杓は」
「大亀老師の作でございます」
「ご銘は」
「春かぜでございます」
「ありがとうございました」
春らしい問答で拝見は終ります。

   
   お菓子

お菓子は、「二枚さくら」という銘のお菓子で、春爛漫と云った感じです。
ここのお菓子屋さんは、私どもの町では、どなたもが、きれいだし美味しいと評判のお菓子屋さんです。

今日のお菓子も申し分なしの美味しさでした。

   
   一服

一週間の終わりです。
美味しいお菓子を頂いて、一服頂きました。

何時もの事ですが、この時の心地よさは何物にも代えがたいものがあります。


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掛物を選ぶのは・・・

2016-03-18 18:38:02 | 茶の湯
3月18日(金)
朝日が眩しいようなうでしたが、午後からは雲が広がって来ました。夜半には雨になるらしい・・・。
高等学校は春休みですので、自宅のお稽古でした。

   
   花

花は春蜀光と油瀝青です。
この油瀝青は今頃の山に行くと、山道の端や川のほとりなどにたくさん見る事が出来ます。

名前の中に油という字がありますように、良く燃えるので昔から薪として切られていたようです。
落葉樹の中などでは黄色い花を咲かせて株立ちしております。

   
   軸

「一花天下春」です。
春一番の掛物だと思います。
お茶会の為に、知り合いを通して揮毫していただいたお軸です。

老大師もお亡くなりになって8年も経ってしまいました。
思い出深いお軸ですので、こうして年に一回だけも掛けてお稽古が出来る事に感謝をしなければといつも思っております。

   
   床の間

お茶席での禅語は、季節を感じさせてくれるものや、茶趣に沿った禅語などそれぞれですが、
そのお茶席に合った使い方をすればそれでよろしいかと思っております。

私は季節感を第一に考えて掛物を選んでおります。
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履歴書を再び・・・

2016-03-17 17:46:41 | 非常勤講師奮闘記
3月17日(木)彼岸入り
今日は彼岸入りです。
暑さ寒さも彼岸まで・・・表に出るとムッとするほどの暖かさでした。

   
   菜の花

高等学校から連絡がありまして、来年度の採用が決定しましたので来てほしいとのことでしたので行って来ました。
連絡を下さいました副校長先生のところに行くと、直ぐに事務長のところに案内をしてくれました。

事務長はパソコンを操作してから一枚の紙を取り出して、「これに目を通して間違いが無ければ署名捺印をお願いします」
見れば履歴書でした。

すでに完成されていて、署名と捺印だけすれば良いようになっておりました。
署名して捺印をしまして採用が決まりました。

   
   高等学校

また、一年間高校生たちの茶道を受け持ち、一緒に勉強することが出来るようになりました。
今年度は初めての事でしたので、環境に慣れる事、授業という時間に慣れる事など、すべての事に無我夢中でしたので反省する事ばかりでした。

来年度は、もう一歩踏み込んだ授業にしたいと考えております。
応援して下すった皆さまありがとうございました。

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私の散歩道で・・・

2016-03-16 18:06:23 | 日常雑感
3月16日(水)
日差しは弱く、春めいてはおりませんでしたが穏やかな一日でした。
今日も大學は春休みの為に、お稽古はお休みでした。

溜まっていた事をひとつずつ片付けながら一日が終ってしまいました。
朝からずっと家の中でしたので、気晴らしに散歩に出かけました。

   
   鴨

大きな川ですが、鴨たちが数羽元気に泳いでおり、橋の上からじっと見ながらカメラを向けておりましたが、一向に逃げる様子はありませんでした。

   
   サギ

反対側にはサギが獲物を狙っておりました。
見事にキャッチしましたが、カメラには納められず・・・残念でした。

   
   杏子の花

橋を渡り暫く行くと、梅の木のような木肌ですが、杏子だと思います。
丁度咲き始めの一番きれいなところでした。

   
   お地蔵さま

四体のお地蔵さまですが、無惨にも頭の無いお地蔵さまばかりでした。
誰がそんないたずらをするのか分かりませんが、罰当たりな事です。

   
   古街道標

江戸時代に街道が整備されるまでの街道だった道に、風雪にさらされて数百年の歳月を経て、今でも当時の道しるべが建っております。

   
   庚申塔

そして、辻々にはこうした庚申塔が建ち、村への邪悪疫病が入ってこないように守っております。

こうして写真を並べていると、東海道を歩いているような気持になります。
一時間ちょっとですが、いい気分転換になりました。
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外郎売は歌舞伎十八番で・・・

2016-03-15 17:26:08 | 東海道五十三次の旅
3月15日(火)
昨日の雨が嘘のように晴れ上がっておりますが、Winndos10騒動はまだ続いております。
何でアップグレードしたのか今も謎のままです。

大學は春休中ですのでお稽古はお休みです。

   
   外郎(ういろ)

小田原で買って来た薬の外郎です。
以前は、直接買う事が出来なかったそうですが、「最近はお店に行けば買えますからどうぞ・・・」とガイドさんが言っておりました。

語源由来辞典によると、薬の名は、律令で定められた定員外の官を意味する中国の官僚の名「員外郎(いんがいろう)」からとられた。
陳宗敬が中国から帰化した際に、家名を「外郎」と称したため薬の名前になったと云われております。

「外」を「うい」と読むのは唐音であって、大磯の鴨立庵を建てたのも子孫である崇雪であって、湘南の名付け親でもある。

   
   歌舞伎十八番「外郎売」~国立国会図書館貴重書画データベース~

市川団十郎が、声が出なくなった時に外郎を飲んで声が出るようになった事から出来上がった歌舞伎だそうで、団十郎が「大いに宣伝するから」と云ったところ「うちは宣伝しなくても売れるから結構です」と断ったという話をガイドさんがさり気なくしておりました。

その他にも、弥次喜多の話にも外郎が登場して、薬をお菓子と間違えて食べるくだりがあります。
お菓子よりもっと驚いたのが店の作りだったと云われております。

今でも再建されお店にビックリです。
また、この外郎売はアナンサーの訓練に使われているそうです。

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小田原宿から箱根湯本まで歩く

2016-03-14 19:06:47 | 東海道五十三次の旅
3月14日(月)
朝から冷たい雨が降っております。
疲れていて、どこへ出掛けて行く元気がありません・・・雨の中出かけたくありませんので丁度良いというわけです。

今日は、昨日の東海道五十三次の備忘録的ブログになります。

   
   小田原駅

ここが集合場所であり出発地になり、まず目指すのは小田原城です。
街なかの土塁跡などを横目に見ながら、10分ほど歩くと芽吹き始めた柳の向こうにお堀に浮かぶように城門が見えてきました。

   
   外堀

塀の向こうに天守閣が見えます。
ワクワクしながら眼鏡橋を渡り馬出門から入って行きました。
この門は高麗門形式の門で格式のあるものだとガイドさんが力説しておりました。

   
   常盤木門

この門を入ると広場になっておりますが、ここに本丸御殿が建っていたそうですが、今は市民の憩いの場なっております。

   
   天守閣

現在修復中ですので入場することは出来ませんでしたが、覆われていた覆いも上の方から取り除かれておりましたので、もう直ぐに修復工事も終るようです。

   
   報徳二宮神社

通称二宮金次郎さんを祀る神社です。
幕末の農政家二宮尊徳を祭神とした神社で、明治27年の創建だそうで、それほど古くはありません。

それでも市民からの信仰は一番で、この日も結婚式や初参りの市民で賑わっておりました。
同行の人で朱印帳の記帳に随分と待たされ、皆さんをヤキモキさせておりました。

   
   二宮金次郎像

日本で最初に作られた金次郎像だそうです。
その後、国の政策により全国の学校に建造されたそうですが、銅製だったために戦時下に供出されてしまい、ガイドさんは「金次郎さんは鉄砲玉になってしまいました」と話を終りました。

   
   箱根口門跡

この石碑のところに、箱根口門があったそうですが、今はこの石碑だけで往時をしのぶものは何一つ残っておりません。

   
   外郎(ういろう)

創業600年と想像できないほどの歴史を持つわが国最古の薬屋さんです。
店も凄いもので、一見お城と間違えてしまうほどの外観で、中に入ると、お菓子売り場と薬の外郎は同じフロアーにありますが、売り場には白衣を来た貫禄のある薬剤師がおりまして対応しております。

ひと箱買って来ました。

   
   国道1号線

外郎から出て再び歩き始めた東海道は、1号線と交わり離れたりしております。

   
   大久寺
大久寺は、徳川獏巣を開いた時に初代の城主であった大久保家の菩提寺です。大久保家が失脚してからは、譜代の大名が回番の様に城主になっていたそうですが、
日蓮宗のお寺で境内の奥にお墓がありました。

   
   旧東海道

今に残る東海道です。
弥次さん喜多さんも歩いた道です。

家は新しくなっておりますが、庭木を見ると歴史を感じる事が出来ます。

   
   風祭一里塚
日本橋から21里目の塚だそうで、今は碑はポツリと建っているだけで、その前にある道祖神の方がずっと貫禄がありました。もっとも、道祖神は小田原市の重要文化財に指定されているそうです。

   
   紹大寺

この坂の上に稲葉一族のお墓があるそうですが、階段を300段登らなければならないそうで、御同行の皆さん考えてしまいました。
結局、足に自信のある方だけが行って来ました。

私は残念ながら先の事を考えてパスしてしまいました。

   
   三枚橋

この橋を渡ると箱根に入って行きます。
三枚橋から湯本の温泉街を撮ったものです。今回は、ここが終点という事ですので、箱根湯本駅にて解散でした。

キロ数は余りなく、見どころと云った場所も無く、感動的な出会いも無かったのですが、東海道を歩いているとう実感はありました。

ブログを書いている途中で、パソコンがWindows10にアップグレードを始めてしまいやっとかき上げました。
凄く使いにくく困っております。
何で勝手に始めたのでしょうか・・・


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暗いうちに出かけて・・・

2016-03-13 21:52:11 | 東海道五十三次の旅
3月13日(日)
朝暗い内に出かけて、小田原から箱根湯本までで歩いて来ました。
距離は8キロくらいですので、それほどではありませんでしたが、アップダウンがあり、300段の石段があり、と云ったコースでしたので足が痛く辛い一日でした。

明日、備忘録的なブログになりますが書きたいと思っております。
今日は疲れました。
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あかりちゃんのお稽古は・・・

2016-03-12 17:04:26 | あかりちゃんのお稽古
3月12日(土)
朝からはっきりしないお天気でしたが、今日は自宅でのお稽古でした。
六年生のあかりちゃんは、お稽古を始めて一ヶ月半ですが、早くも盆略を覚えきってしまいそうな勢いです。

   
   あかりちゃん

まだ、力・・・特に持続力がありませんので、ここと云う所はまだまだですが、最初から最後まできちんと出来るようになりました。

お棗もきれいな手つきで清めておりました。
まだ手が小さいので、お棗を持っていること自体が大変なようです。

   
   
   あかりちゃんⅡ

茶杓も教えた通りにきちんと清めております。

   
   あかりちゃんⅢ

一番の難解なところですが、あっさりとクリアしてしまいました。

   
   最後に

まだ指がばらけておりますが、これだけできれば立派なものです。
子供の頭の中は乾いた砂に水を撒いた時の様に直ぐに吸収してしまいますので、あかりちゃんを見ていると、こちらも真剣になり、いい加減な事は言えないと改めて思っております。

   
   花

我が家の油瀝青が蕾の状態が丁度良かったので、昨日の木五倍子だけ変えました。
枝を代えただけでもちょっと雰囲気も変わります。

一週間が終りました。ホットしたひと時を楽しんでおります。
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白隠禅師のお寺の・・・

2016-03-11 17:43:50 | 茶の湯
3月11日(金)
雨も上がり青空が広がりましたが、冬に逆戻りしたような寒さです。

あの大震災から5年、あの日も同じ金曜日のお稽古中でした。
グラグラと釣釜が揺れて、炉壇にぶつかった事を鮮明に覚えております。

今日の高等学校は入学試験の為にお休みです。
そんな訳で自宅でのお稽古です。

   
   花

花は、木五倍子と春蜀光です。
木五倍子は先週のものですが、蕾が開き始めましたのでそのまま使う事にいたしました。
枝物がどんどん開いてしまいますので貴重な存在となりました。

   
   軸

軸は、「雲 自去来」沼津市の松陰寺のご住職の揮毫されたものです。
沼津市原の松陰寺と云えば、昔から、「駿河の国に過ぎたるものが二つある富士のお山と原の白隠」と云われていたそうで、臨済宗の中興の祖ともいわれるほどの禅僧でありました。

   
   床の間

床の間ですが、掛けてある軸は拙ブログの顔になっている軸で、私の一番好きな軸でもあります。
原の松陰寺は何度か訪ねておりますが、その目的は、白隠禅師のお墓参りです。

このお寺で没し埋葬されております。
今、東海道を歩いておりますが、もう少しで沼津宿に到達しますので、白隠禅師にお会いできそうです。

お亡くなりになった方々の冥福を心からお祈り申し上げます。

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