tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

白隠禅師のお寺の・・・

2016-03-11 17:43:50 | 茶の湯
3月11日(金)
雨も上がり青空が広がりましたが、冬に逆戻りしたような寒さです。

あの大震災から5年、あの日も同じ金曜日のお稽古中でした。
グラグラと釣釜が揺れて、炉壇にぶつかった事を鮮明に覚えております。

今日の高等学校は入学試験の為にお休みです。
そんな訳で自宅でのお稽古です。

   
   花

花は、木五倍子と春蜀光です。
木五倍子は先週のものですが、蕾が開き始めましたのでそのまま使う事にいたしました。
枝物がどんどん開いてしまいますので貴重な存在となりました。

   
   軸

軸は、「雲 自去来」沼津市の松陰寺のご住職の揮毫されたものです。
沼津市原の松陰寺と云えば、昔から、「駿河の国に過ぎたるものが二つある富士のお山と原の白隠」と云われていたそうで、臨済宗の中興の祖ともいわれるほどの禅僧でありました。

   
   床の間

床の間ですが、掛けてある軸は拙ブログの顔になっている軸で、私の一番好きな軸でもあります。
原の松陰寺は何度か訪ねておりますが、その目的は、白隠禅師のお墓参りです。

このお寺で没し埋葬されております。
今、東海道を歩いておりますが、もう少しで沼津宿に到達しますので、白隠禅師にお会いできそうです。

お亡くなりになった方々の冥福を心からお祈り申し上げます。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (京都で定年後生活)
2016-03-11 20:58:29
こんばんは
「青山元不動 白雲自去来」
私も好きな禅語です。
些細なことに右往左往している日々です。
老師の提唱でいつも『超二元』と拝聴するのですが、いつまで経ってもそのような境涯には至れずにおります。
お軸の「雲 自去来」を拝見し、身が引き締まる思いです。ありがとうございます。
返信する
雲自去来 (tyako)
2016-03-11 22:38:38
京都で定年後生活様
青山元不動 白雲自去来、この語句を見ていると、気持ちが落ち着いてくるのが分かります。

私は座禅をしたことも無いし、老師の提唱を拝聴したこともありませんが、禅語は大好きです。
この軸は、白隠禅師のご住職の揮毫された貴重なもので特に大切にしております。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (梅若丸)
2016-03-11 23:01:08
あの日は私もお茶の稽古に京都に行っていました。

大阪では揺れた様ですが、京都では揺れを感じませんでした。

帰宅する車でニュースを聞き大震災を知りました。

はじめは何のニュースか判らず、菅内閣が総辞職したのかなと思った程でした。

この地では何もすることが出来ず、赤十字に寄付を続けるだけですが・・・

復興もそれなりに進んでいる所と、殆ど進んでいない所とバラバラのようですね。

ニュースによると、福島産の物は買わないという方が意外と多く驚きました。
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今でも (tyako)
2016-03-12 08:52:47
梅若丸様
あの日のあの揺れ方は今でも忘れる事が出来ません。

釣釜はドスン、ドスント炉壇にあたり大きく揺れ、お稽古中の皆さんは柱にしがみついたりして大騒ぎになりました。
僅かな時間が長く感じられました。

ニュースでも復興の事を時々放送しておりますが、復興には程遠い感じがいたします。

私共の街にも、市営住宅などに大勢の方々が避難生活をしておりますが、初めの頃とは違って、感心が薄まっていくのが解ります。

ありがとうございました。
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Unknown (福の神)
2016-03-12 16:51:42
今日は
「寒の戻り」のような昨今ですね、雲自去来・・私は鬱しい季節が早く過ぎ青空に白い雲が行き来する、語のように感じます・・・単純!(^。^)
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解釈は (tyako)
2016-03-12 18:02:53
福の神様
禅語の解釈は、人それぞれに感じたままでいいそうです。
自分の心に感じた事が一番だと聞いております。

色々な解釈があって、それで面白いのかも知らません。
ありがとうございました。
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