tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶花で何を感じさせるか・・・

2013-05-17 19:03:37 | 茶の湯
5月17日(金)

初夏を充分に感じさせるお天気でした。

今日は自宅の稽古日でしたが、ストレッチの申し込み日に当たってしまい、朝から行って来ましたので帰って来てからが大変でした。

昨日も出かけておりまして、準備をしていなかったので二重の負担になってしまいました。



オオヤマレンゲ

今日の床の間には大山蓮華を生けました。

この花も我家に来てから二十年以上の月日を重ねておりますが、毎年たくさんの花をつけて楽しませてくれます。
この大山蓮華は、深山を分け入ってやっと見ることができる貴重な花で、近年では茶花として多くの人が栽培をしているために珍しくもなくなってしまいました。

私共が初めて茶会で使った時は、どなたも見た事が無かったのか、席入りの度に感嘆の声が聞こえたほど珍しい花だったのです。
私共の師匠が教えてくれたので、知り合いの園芸店に頼んで探してもらいやっと手に入れた花でしたので、この花が咲くと先生を思い出します。

モクレン科の落葉低木で関東以南の深山に自生している。
純白の上品な花を咲かせるので、庭園木としても評判が高いらしく、近年あちこちの公園に植えられることが多いそうです。



床の間

大山蓮華が咲いていたので生ける事にしましたので、この花の持つ楚々とした上品な白さに軸はそのままにする事にいたしました。

薫風自南来・・・爽やかな風に揺れる大山蓮華の風情を楽しんでいただきたかったからです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする