tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

稲荷人形の香合は・・・

2016-01-02 15:52:02 | 道具は語る
1月2日(土)
静かなお正月です。
午前中に初詣、ご近所への挨拶を済ませて、後はのんびりと過ごしました。

   

   稲荷人形

亡き先生から頂いた、稲荷人形の干支香合です。

稲荷人形発祥の地、稲荷山の土には物を利する霊験があると伝えられ、持ち帰る風習があったと云われております。
稲荷山周辺の住民は、この土を丸めて粒にして売るようになり、次第に玩具が作られ土産物として売られるようになったそうです。

元々は、埴輪や土器などを作っていた人達が人形を作りだしたと伝えられておりますが、この人形が「稲荷人形」と云う名で全国に広がり、各地に土着して郷土人形になったとされております。

代表的なのが博多人形だそうです。

   西行も 牛もおやまも何もかも 土に化けたる 伏見街道

こんな句を一休禅師が残した程いろんな物や人を題材にした土人形を作ったそうです。





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朝顔の香合を手にしたら・・・

2013-08-16 17:58:22 | 道具は語る
8月16日(金)京都 大文字送り火

今日は送り盆、まだまだお休みを楽しんでいる方もたくさんいると思います。
今日も各地で猛暑日といわれる相変らずの暑さです。

週が変わると合宿が始まります。
両方の大学だけではお道具が足りませんので、私共から不足しているものを選んで持って行きます。

旅館の大広間に7箇所の点前坐を設えてのお稽古になります。
これらも、毎年の事ではありますが、参加する学生達の人数とお点前の進み具合で編成を変えて行きます。
そんな訳で、少しずつ依頼された道具を出しております。

今年はどちらも1年生多いいですから、徹底した基礎の稽古をしなければなりません。
そして、合宿では全員が浴衣を着用してのお稽古ですから、立つ、座る、漆行、漆退などお点前の手順の他の事をゆっくり伝えて行きたいと思っております。

また、夜には箸の扱い、お碗の扱いなど和食の基本などを一緒に勉強したいと思っております。



団扇の香合

先日から、道具の出し入れが多く、汗をかきながらやっておりますが、今日は団扇の香合がありましたので写真にして見ました。

真夏の時期に、床の間に飾られる香合で、塗り物、そして、涼しさを一番に考えた桐のものなどたくさんの種類があります。

朝顔の香合を手にしたら、どんな趣向を考えるでしょうか?

この団扇の香合は、朝顔の絵が施されておりますから、夏の朝茶事などに使うといいと思いますが、団扇にも、お祭りに使う物や商売で使う物、そして飾ったり贈り物に使ったりと用途は色々あります。

香合は朝顔の絵、井形の蓋置、茶杓すず風、義山の水指や生地の釣瓶水指など使って、涼しそうな席を設けてみていかがでしょう。

朝顔に つるべとられて もらい水    加賀千代

誰でも思いつきそうな・・・そんな道具組が茶室をなごませます。
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終戦そして苦難の茶杓「円能斎」は・・・

2013-08-15 18:29:37 | 道具は語る
8月15日(木)終戦記念日
今日も暑い暑い一日でしたが、68回目の終戦記念日です。

戦争を知らない世代のひとりですが、戦争の悲惨さは映画やテレビ、そして読み物等で知っております。
何と無謀な事をしたのか・・・そして、犠牲になり苦しむのは、いつの世もそこに生活している人々です。

今日は、そんな終戦にちなんだ道具の事を書いて見ようと思っております。



円能斎作

裏千家のお茶を習っている方であれば、写真を見ただけで円能斎の茶杓だと、直ぐにお分かりだと思います。

この茶杓には、映画やドラマのような物語がありました。

朝鮮で料亭を営み生活をしていた父母が敗戦となった時、たくさんあった道具や着物などは、進駐して来たロシア軍にほとんど没収されてしまったそうですが、わずかに隠し持っていた物を売って飢えをしのぎながら、やっとの思いで日本に辿りついたそうです。

そんな中でも、最期まで手放さず懐深く偲ばせて朝鮮から持ち帰った茶杓が、円能斎の茶杓です。



特攻隊員の記

父母は大きな料亭をしていたため、終戦が近くなるにつれ特攻の出陣をする若者が多くなり、その前日には料亭に来て飲んで食べて出陣していったそうです。

普段は、料亭などに来る事は無い若者ですから、「ああ、この人も明日出撃だな」と解るそうで、食事の終わったあとで、この円能斎の茶杓でお抹茶を入れてお茶を飲んでいただいたそうです。

母はポツリと言いました。「何人の若者が、お茶を飲んで出陣していった事か・・・」

箱に書かれた「茶心是仏心」・・・特攻隊の最期の記録だそうで、出撃の前夜、いつものように食べて飲んで、そしてお抹茶を飲んだあとに、箱の蓋に「茶心是仏心」と書いて出撃していったそうです。

そんな思いの詰まった茶杓ですが、あるべき茶杓を保護をするための筒はありません。
茶杓はむき出しで懐に入れ、箱は別のところに入れて持ってきたそうです。
一緒にして置くと、一緒に無くなってしまいますから・・・



この茶杓も、母の懐に忍ばせて日本に持ち帰り68年になります。

今では穏やかな平和の中でお茶会や、自宅でのお茶事の時に使っております。

平和のありがたさをしみじみと実感し、そして、母に感謝をしながら・・・



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琵琶香合は「弁財天」か「耳なし芳一」か・・・

2013-08-14 18:28:33 | 道具は語る
8月14日(水)
お盆の真っ只中、暑い日が続いております。
連日猛暑と高速道路の込み具合が放送されております。あれほどの渋滞を見せ付けられてはとても出かけようとは思えません。

今日も午前中の内に用事を済ませ、午後は少しずつ道具の整理と合宿の用意です。
香合の保管箱に出して使ったものをしまっておりましたが、つい手が出て広げてしまいます。

今年の干支に関係する香合がありましたので出してみました。



琵琶香合

お正月にも使用した琵琶の香合です。
もちろん、お正月は炉ですので、焼き物のものでした。

お正月の時も「なぜ琵琶が巳年なのか?」という声がちらほら、琵琶――弁財天――琵琶を弾いている――弁財天な蛇の化身とされている。

こんな謎解きのような具合で繋がって行きました。そして、誰もが「ああ~」と腑に落ちたのです。

そんな琵琶香合が飾られた席では何を想像されるでしょうか。
まず、琵琶法師によって語り継がれている「平家物語」などが頭に浮かぶと思います。

中でも、琵琶を弾き語る「耳なし芳一」の話などは夏に相応しいものかも知れません。
平家の亡霊に誘われて墓前で琵琶を弾く芳一に、危害が及ばないようにと全身にお経を書いて防ごうとした寺の人たちでしたが、耳にだけお経を書く事を忘れてしまったために、その耳をもぎ取られてしまう物語です。

子供の頃「「ほう~いち・ほうーいち」と呼んでいる声が今でも恐ろしい思い出として残っております。

または、いにしへの平安貴族の優雅な物語を想像する人も多いと思います。
琵琶は、7,8世紀のころ中国からわたって来たと伝えられており、正倉院の宝物として伝来当時の琵琶が遺されていることは周知の事だと思います。

暑い夜、「耳なし芳一」の話などいかがでしょうか?




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ひとつの道具で次々と・・・

2013-08-13 18:41:01 | 道具は語る
8月13日(火)
猛暑と言われ何日続いているのでしょう。
ご近所と顔を合わせての挨拶は「暑いですね」が決まり文句になっております。

今日も午前中に用事を済ませて、道具の整理をいたしました。
今年の夏に一度も使わなかったお棗が出てまいりましたので、箱の中の空気の入れ替えを兼ねて、出しましたので写真に撮っておきました。



花火蒔絵中棗

席中で出合ったとしたら、真夏の風物詩の花火ですから、いろいろの場所での花火を想像いたします。
まず、有名なところでは、「隅田川の花火大会」などは道具組みとしては組みやすいですから、最初に思い浮かぶと思います。

床の間に屋形船の香合でも飾ってあれば、ほぼ間違いないところでしょう。

そして、茶杓は何を使うでしょう。
「宵涼」「夕涼」「涼風」などが合いそうです。

たまたま見たお棗ひとつで、日本全国の有名な花火大会をおもいだし、軸は、茶杓はと次々と思いをめぐらして行く楽しさは、お茶ならではのものだと思っております。

ひとつの道具から、次々と連想をして行くことの楽しさは、まさに連想ゲームのようなものです。
こうした花火は、それぞれの地区であるでしょうから、その地にあった物語を道具に托して、道具組みをすると、お茶が一層面白く、そして楽しくなってゆくと思います。

7月に出して使うことがなかったこの棗は、来年まで出番はなさそうですが、私は思いもかけず暫く楽しむ事が出来ました。
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夕顔棗を考える

2012-08-17 17:59:05 | 道具は語る
外に出るともの凄い暑さが襲って来るような一日でした。東京も今年一番の暑さだったとか・・・

お盆休みも終り、8月も後半になりましたので、少しずつ道具の入れ替えをしなくては・・・と思いつつ、中々腰を上げない現実がありまして・・・。



夕顔棗

今頃が夕顔の最盛期でもありますので、夕顔棗は夏の茶会などにはよく使われます。
それでも、今風な使い方としては、やはり源氏物語の中から、「夕顔」をテーマとした道具組で使いたいところです。


源氏物語では

夏の暑い最中に、可愛がって育てくれた乳母が病を得て五条の別宅で静養しているために、見舞いに立ち寄ると、乳母の家の隣の小家の塀に見慣れぬ白い花が夕闇に浮かび上がって咲いておりました。

供の者に尋ねると「夕顔」だと教えてくれたのです。「一枝折って参れ」と命じると、その家から女が出てきて、「この花は蔓ものですので扱いにくいですから、これに載せてどうぞ」と香をたきしめた白扇を差し出すのです。

扇には
心あてにそれかとぞ見る白露の 光そえたる夕顔の花

あて推量ですが、源氏の君様と拝察いたします。白露の光にひとしおお美しい夕顔の花 とこんな意味でしょうか。源氏へのラブレターです。
こうして源氏が夕顔の宿の女の虜になって物語は進んで行きます。



源氏香の内 夕顔

前にも書きましたが、源氏物語の54帖の第1巻の桐壺と最終帖の夢浮橋を除いた52帖が図案化されたもので、お香をそれぞれに当てるゲームとして今日に伝わっております。

また、季節ごとに様々な茶道具や着物の意匠として使われ季節感や風雅を表しております。

「夕顔之墳」といわれる場所があるそうで、物語に登場する人物のお墓がある不思議さ・・・。

源氏物語がいかにたくさんの人達に読まれ語り継がれていたかが理解できる証しでもあります。


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実りの秋に、この棗

2011-10-11 20:14:37 | 道具は語る
穏やかな秋らしい日が続いております。先週のお稽古からもう一つ紹介いたします。
蓋に文字の書いてある珍しい棗です。


徳風棗

この棗は、裏千家11代玄々斎のお好みで作られたものです。
棗に書かれている「一粒万倍」は、仏教の報恩経より出たもので、稲の異称ということです。そして、徳風というのは、論語の顔淵篇「君子之徳風 小人之徳草」からの引用だといわれております。

客 お棗は   
主 玄々斎お好みの徳風棗でございます。
客 お塗りは
主 正春でございます。
客 お茶杓のお作は
主 耕月老師の作でございます。
客 ご銘は
主 「金風」でございます。
客 ありがとうございました

この時期によく使われる道具で、拝見すれば実りの秋を思わずにはおられません。
稲穂を揺らしながら吹く風を「金風」といいます。春に蒔いた一粒の籾がたわわに実ってゆっくりと揺れている様を誰もが思い描くと思います。
たった一つの道具が恵みの大地に豊穣をもたらしてくれたた風景を描いてくれたのです。



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屋形船の香合は何を語るのか

2011-07-09 19:11:05 | 道具は語る
今日もやっぱり「暑いですね~。」の挨拶で始まりました。

久しぶりに道具に茶趣を語ってもらおうと思います。


屋形船香合

床の間に屋形船の香合が飾ってあったら何を連想するでしょうか。真っ先に滝廉太郎の唱歌「花」を思い出します。

 春のうららの 隅田川
 のぼりくだりの 船人が
 櫂(かひ)のしづくも 花と散る
 ながめを何に たとふべき

春爛漫の桜を屋形船から眺める、なんて最高の贅沢ですが、季節が違い過ぎます。
この暑い時期にこの香合に出合ったら、やはり、納涼船ではないでしょうか。午後6時頃の出発で、暮れ行く街の明かりを追いながら冷たいビール・・・。いいですね~。

それとも、前にも書いた、鵜舟に乗るでしょうか?いいえ、最上川や天竜川などの急流を下るのでしょうか?

このように、一つの道具であれこれとたくさんの想像力を働かせますと、たった一つの香合だけで日本国中を巡る旅が出来ます。

屋方船に乗るのは何処でしょうか?














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床の間に飾られた道具

2011-05-26 20:18:55 | 道具は語る
大寄せのお茶会では、軸・香合・花を床の間に飾ります。茶席に入ってお客様は床の間を拝見して今日のお茶会の趣向に思いを巡らします。花と香合を取り合わせた仮想茶会を開いてみたいと思います。。



笛の香合ですが、この爽やかな時期によく使われます。それはある人物を想像させる重要な品であるからです。
遠く遥か昔の源平の合戦までさかのぼります。平家の公達「平敦盛」を思いださないでしょうか。

平敦盛は、一の谷合戦当時16歳、平家物語にも語られる際立った美少年であったといわれております。敦盛は笛の名手として知られ、祖父の忠盛(ただもり)が鳥羽院から賜った名笛「小枝(さえだ)」は、父の経盛(つねもり)へ、経盛から敦盛へと代々受け継がれておりました。敦盛は武士というより、平安朝の貴公子のような少年であったと伝えられております。

謡曲「敦盛」といわれて直ぐに思い出せる人は少ないかも知れませんが、織田信長が桶狭間出陣の前に「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり・・・」と謡い舞って出陣した時の一節が「敦盛」なのです。

謡曲「敦盛」は、一の谷の戦いで少年敦盛を討った熊谷直実は、無常を感じ出家して蓮生と改め、菩提を弔うために古戦場を尋ねると、敦盛の霊が草刈男の姿で現れ迎えてくれるのです。
蓮生法師はひたすら回向を続けながらまどろむと夢の中に、華やかな姿で現れた敦盛が、一門没落の運命の中にも忘れかねる歓楽の日々があった事や、戦いの有様を物語り、憎き敵を討とうとしますが、敵蓮生法師の日々の回向に感謝し、共に極楽往生の出来ることを喜びつつ消え去るという物語です。



床の間の花は「クマガイ草」です。名前の由来は、源平時代から、戦場で馬上の武士が疾走すると背中につけた布が膨らみ、その形が此花の唇弁に似ていることからの命名だそうです。その布は母衣といい、連絡将校のお役目を持った武将が背中に背負っていた大変名誉なことであったそうです。また、母衣は後からの矢を防いでいたといわれております。

笛の銘ですが、平家物語では「小枝」とありますが、伝えられているのは「青葉」ですが、やはり「青葉」といったほうが分かりやすいかと思います。さて、どちらなのでしょうか?

香合と花だけで、遠い古の物語を思い浮かべられるのも、お茶の楽しみのひとつかも知れません。
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道具が茶趣を語っている

2011-05-17 19:28:32 | 道具は語る
昨日に続いて「羅生門」について書いて見たいと思います。
花入ほど種類や数がたくさんある道具は無いでしょう。そんな中特異な存在として知られる花入に「鬼の腕」があります。



何でこのような名前が付けられたか少し長くなりますが説明いたします。

鬼の腕」といえば、平家物語の「剣巻」を書かなければなりません。
「渡辺綱は一条戻り橋で見知らぬ美しい女性に「暗夜が怖いから家まで送って欲しい」と頼まれたので、馬に乗せると、その女はたちまち鬼と化して綱の髻を掴んで西天の愛宕山目指して飛び上がった。

渡辺綱は慌てず名刀「髭切」を抜き放ち鬼の右腕を切り落とすと、鬼は愛宕山に逃げ帰ったが切り落とした腕が残った。処置にこまった綱は安倍晴明に相談し占ったところ大凶あったため、綱は鬼の腕を櫃に封じてお経を読誦し7日間慎むことになった。

そして、慎みの六日目、綱の養母でもある伯母が上洛して尋ねてくると、綱は潔斎を破って対面してしまい、経緯を話し鬼の片腕をつい見せてしまったのです。
伯母は鬼を腕を眺めておりましたが、突然鬼となって、「これは吾が手だ、持っていくぞ。」と言うと飛び上がり、破風を蹴破って外に出て、光るものとなって虚空に消えました。」

沖縄ではウニヌーティー(鬼の腕)といわれ、琉球が薩摩藩占領下にあった時に、反乱を起こさぬように武器となる刀を所持する事を禁じた。武器を持てなくなった琉球の人は、慣れ親しんでいる泡盛の徳利を、いざとなった時は底を割って武器として使ったと言われ、その割れ口が「鬼の腕」に似ているところからの命名といわれております。



お茶会でであった「鬼の腕」です。

「鬼の腕」に詰めた泡盛を船蔵いっぱいに藤を巻いたり、荒縄を巻いたりして満載にして、江戸や薩摩の殿様に献上したといわれ、その素朴さから、後に、茶席の花入として珍重されたようです。

お茶席で使うようになると、「鬼の腕」という名前から、能や謡曲などの鬼を題材にした物語をお茶席に趣向として取り入れる事が多くなり、一層珍重されるようになったようです。また、優しいところでは、桃太郎や節分など鬼の出てくる童話など様々に使われております。

「鬼の腕」が飾ってあったら、まず、「趣向は何だろう?」と考えて見ましょう。きっと、何か語りかけているはずです。


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