以前、リラ工房でレッスンの機会を持たせて頂いたKさんから今日お葉書が届きました。
長くご無沙汰してましたが、葉書にKさんの笑顔が浮かびました。
お便りには「25弦リラ・やすらぎ」のIDナンバーが書かれたシールを送って欲しいというものでした。
Kさんのマイリラへの思いが私にも伝わりました。
リラを大事にして頂き本当にありがとうございます。
今日は大事な仕事で、6時間以上列車移動を行い、さすがに万年青年の私も、クタクタになって帰宅しました。
そして愛用の28弦リラ・情熱をヒザにのせ、いつも弾いてる曲、目をつむって弾き始めました。
すると、私を慰めるかのように、リラが優しく歌ってるではありませんか。
短い時間でした。でも、懐かしいふるさとへの誘いでした。
長く弾いていないリラも新しいリラも弾かなければ、いきなり綺麗な音色が響くことはありません。
その理由は、弦が直線に見えても、伸びきっていなかったり、曲がったくせが残っていたり、さらには木部本体と馴染んでいない、、、などなどが考えられます。
その対策として、毎日少しでもチューニングして弾き続ける。
または、リラ工房に送り、点検・調律・整調を依頼する。
マイリラからの声なき声です。
（写真は、金沢の武家屋敷通りです）
言われてみれば、今宵は七夕の夜でした。
大雨で土石流被害の捜索も続き、コロナ禍も収まらず、空を見上げても星は見えません。
大雨洪水警報が出ている地域の皆さまのご無事をお祈り申し上げます。
そして安全が確認されたならば、マイリラで「たなばたさま」（下総皖一作曲）のメロディーを弾いてみましょう。
音符も少なく16小節のシンプルな曲です。
リラハープが手元にあれば初見ですぐ弾けると思います。
繰り返し弾いてると、懐かしい故郷の風景や、幼馴染の顔が浮かびます。
リラハープで使っている弦はスティール弦です。
スティール弦を使用する楽器はギター以外にもあり、国内外のメーカーの弦が楽器店で販売され、種類も多く、どれを使うか迷う場合もあります。
そして同じ弦がいつも店頭に並ぶとは限らず、生産中止もあります。
リラ工房松浦楽器では「25弦リラ・やすらぎ」「28弦リラ・情熱」に適した弦をあらかじめ仕入れて在庫し、平時でもコロナ禍のような非常事でも、良い弦をいつでもリラハープ奏者に提供できるよう準備しております。
これも楽器工房の大事な仕事と思っています。
多くの演奏家の方々とお会いし感じることがあります。
それは、どの世代の方も心が若いです。
ご無沙汰してる方でも旧交を温める機会があれば、それは分かります。
一方、音楽への夢が消えかかっている人にも、何かのきっかけでよみがえ兆しを感じます。
人生いろいろで、音楽どころではない時期は誰にでもあります。
でも、一度燃えた火は消えてないように、私には見えます。
今日から大相撲名古屋場所が始まりました。
いきなり関取の引退情報が複数流され、合わせて不祥事で休業中の関取も紹介されました。
コロナ禍で稽古もままならない状況が続いていたことが原因かもしれません。
そして取り組みが始まると、勝ち負けの厳しい現実が戦った力士に与えられます。
私は、毎場所の取り組みから目が離せません。
でも、誰もが勝利者への道が開かれている音楽家の生き方が合っているようです。
テレビで熱海の衝撃的な土石流の被害を見ています。
全国で同じような被害が起きないかと不安になります。
私も信濃川の支流、魚野川が流れる地域に住んでいました。
アユ釣り解禁時には多くの釣り人の姿も見え、風情も感じられ、街のシンボルでした。
その魚野川が何度も大洪水となり被害もあり、河川改修も行われました。
熱海で被害にあった方々のご無事をお祈りいたします。
弾けば弾くほど音が澄み、自分の音色になっていくのがリラハープです。
ピアノは、弦の一点をハンマーで打ち、音の強弱と音色の変化で楽音を作っていくのかな、、、？
リラハープの場合は、弦に指を当たる位置、角度、強さによって音の強弱と音色が変わります。
なので、同じ曲を弾いても、個性が出やすいのがリラハープかなと思います。
シンプルで粋な柄の扇子を職人が手作りで製作している工房の様子をテレビで拝見しました。
以前は多くの職人が働いていたようですが、今は3人と言ってました。
でも、江戸風情を扇子の子風で感じる粋な人がいるのは、これまた粋ですね。(笑)
大量生産、大量消費の商品の恩恵も受けている身ですが、手作りで作られた一つだけのモノ、これも素敵ですね。
アクセス
トータル
ランキング
