角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

冬の運転。

2012年01月23日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き〔五阡四百円〕
一般的に白っぽい布は、特に汚れの点で人気がイマイチです。それでもやはり十人十色、あえて白っぽい色をオーダーくださるお客様が過去にいました。そういう点では「今日の草履」も、やがて選ばれるような気がしますね。よく見ると、なかなかカッコいい配色ですよ。

先週一週間が穏やかな天候に恵まれたおかげで、これまで大雪とばかりお伝えしてきた角館の景色が、若干変わった気がします。気温の高い日が続いたことと、いたるところに積み上げられていた雪の排雪作業が進みました。今日も一日好天に恵まれ、町の雰囲気は「春先」といった具合です。

このまま春を迎えられれば嬉しい限りなんですが、雪の神様はもう少し居座りたいのでしょう。明日からは連日雪マークが出ています。
冬の厳しいところは、おおむねあと一ヶ月でしょうか。師走の半ばに始まった大寒波から、もう一ヶ月以上が過ぎました。今冬も半分は消化したと思っていいでしょう。

2011年11月26日のブログにご登場のおばさまが、今日再度お越しくださいました。今日もカメラを肩から提げ、『また少し撮らせてくださいね』。草履コーナーから窓越しに見える中庭の景色が、よほどお気に入りと見えます。カメラを構え、静かにシャッターを押す雰囲気を見ていると、どこぞの女流カメラマンという感じですよ。

ひとしきり写真を撮り終えると、『今日は男性用を欲しいと思いましてね』。撮影ばかりでなく、草履のお買い上げも訪問目的のひとつだったようです。前回は晩秋といっても雪には早かったですが、今日は降雪でも不思議のない予報でした。
『冬になると雪道が怖いから、角館散策もずいぶん減るんですよ』と言うと、『私は雪道も大丈夫ですよ』とおばさま。逞しささえ感じますね。

昨年の暮れにカミさんが追突事故を起こしまして、一ヶ月を経てようやく今日修理が済みました。こちらも相手もケガがないのは不幸中の幸いなれど、一ヶ月を要した修理だけあって金額もそれなりです。

冬の運転は充分に注意しましょう。
コメント
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