今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡四百円〕
楽しくなるような華やかな配色の草履です。こちらも金色を含む布地なのですが、これまでご紹介の厳かさはなく、むしろ軽やかなカラーと思います。楽しく陽気なおばさまにお勧めしましょうか。平生地はこちらです。
福岡県のご出身で、今日は岩手県からお越しの男性ひとり旅。実演を興味津々ご覧になると、その健康効果でご自分用をお買い上げくださいました。
実演席でよく出会うのが、「五本指ソックス」のご愛用者です。こちらの男性もそんなおひとりで、上履き草履にも関心が高かったというわけですね。
男性が福岡県から岩手県にお越しなのは、震災復興に関連するお仕事のようです。こうした方々が全国から被災地入りしていて、ビジネスホテルはどこも満室状態という話を聞いたことがあります。震災そのものはとても不幸な出来事でしたが、アパート・貸家業界やホテル業界は、いわば「特需」の状態なんでしょう。
昨日角館でも同じような話を聞きました。角館町内に一軒だけのビジネスホテルが、この真冬に満室状態と言うんです。なにが理由の「特需」かと言うと、一昨日家電量販店が角館にオープンしました。そこの応援スタッフが宿泊しているんですね。
まぁ、観光とは無関係の特需でしたが、経済が動くのは喜ばしいことでしょう。
震災関係でもうひとつ「特需」を聞いたのは、「カーナビ」です。地震保険の業者さんが被災家屋を確認するため、「カーナビ」が大量に売れたんだそうです。特に津波被災地は目印となるものがすべて流失しましたから、契約家屋の位置を知るため機械の手が必要だったというわけです。
角館で今「特需」に沸いているとすれば、雪下ろしや除雪業者でしょうか。予約がいっぱいですぐには来られない話も聞きました。一般の住民には迷惑この上ない大雪も、立場を替えれば「特需」ということでしょう。
そういう意味では、世の中というものは上手く回っているものですね。