「ジンジャー」 今年はお花が少なかったです (12-10-24)
中々風邪が抜けきれず、「インド家庭料理」もお休みして、家にすっこんで居ま
した。
奈良・薬師寺管主 山田法胤さま
昨日の続きです。午後から会員の方4人の「いのち」のスピーチの後、いよい
よ管主さまのお話でした。
壇上にあがり、まず、会旗に対して、手を合わせられました。卓上のマイクを
手に持ちかえられて、全身が見える位置に立たれて、お話されました。私達に
とっても、そのほうが身近に感じられてありがたいことだと思いました。
管主様はお若く見えますが、1940年生まれの72歳。私は5歳年上ですが
同世代、お互いに戦前生まれ、あの誰もが経験した、貧しい時代を子供ながら
に潜り抜けてきたと言う一種の連帯感のようなものを感じました。そして、い
われることの一つ一つが「同感」と感じました。東日本の被災者に対する思い、
原発廃止をただ、唱える人への思い等です。
優しい言葉で、いわれる為に、す~っと心に入ったように思います。
10月16日、神嘗祭(かんなめさい)~お話が始まりました。伊勢神宮と皇居で
は今も大切な祭祀の一つで、お祭りが行われている。今は祭日ではなくなった
が、戦前は学校の授業はお休みで、式典が行われ、下校時には紅白饅頭を頂
いたらしいと言うお話。
私も覚えがあります。5歳年下の管主様は経験がお有ではないと思いますが、
私は覚えておりますが、それが「新嘗祭」の時だと言うことは覚えておりませ
んでしたから、「あ~、新嘗祭の日だったのか」と思い出しました。新嘗とは
食べ物の意味だそうですから、お饅頭を頂いたのでしょう。
面白いお話は「奈良公園の鹿」のお話でした。あの公園の大きさには600~
650頭の鹿の数が適当だそうです。鹿が「糞」をしますと「糞ころがし」がその
「糞」を分解して土の肥料にしてくれるそうです。ところが今は1200頭もいる
そうで「糞ころがし」の分解力では真に合わないそうです、だから今の「奈良公
園」は鹿の糞だらけだというのです。
勿論、宗教的なお話も多々なさいましたが、私には上手く纏められません。なる
ほどと思った言葉を書いてみます。
○ 半面を知って全面を知らないものは半人前
○ 命根(みようこん)
○ 人間は生まれながらにして怠け者である
○ 熏習(くんしゅう) 匂いが滲みる事で、善き人に近づけば覚えざるに善
き人となる
○ 「送り狼」「のたうちまわる」の語源等々
色々とお話くださいましたが、私に語ることは出来ませんが、モット知りたい
と言う気持ちにさせられたことは事実です。管主さまはご自分のご本の宣伝
で「いいことが一杯書いてあります。しかし、一つこの本の悪い所があります、
それは売れないことです」と言われ、笑いを誘われました。
年のせいでしょうか? いえ日本人だからだと思います「仏教」に触れてみた
いと思い出しました。
四国88箇所歩き遍路を、2年かけてしましたが、その時は(このクラブに所
属しておりました)「宗教心」と言うより、「遍路」と言う言葉の実践だったと思
います。でもその経験があながち今の私の「宗教心」に無縁ではないよう
な気がしだしました。
今、ご本を読んでおります。優しく書かれていますので、「宗教」に一歩近づ
けるような気がしています。
著書 ↑ 表紙 ↓ 裏表紙 下は 中表紙の「サイン」
きっと、ちっちさんがUPしてくださるだろうと、楽しみにしていました。
興味深いことを沢山おはなしされたのですね。
仏に仕え修行を重ねて来られて、自然と人を惹きつける術が備われたのでしょうね。
写真からも、そのお人柄が伝わって来ます。
退会しても「良いとこ取り」させていただいた気分です。
「朱に交われば赤くなる」とは反対の意味の
「善い人と交われば善くなる」と言う言葉が、
一番心に響きました。
日ごろから思っていることですから。