ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

「十庭」を「つなしのにわ」と読む訳は?

2009年05月21日 | 気にかかる
アマリリス  ヨーロッパ土産のこの花は大きいです 直径20cm以上ありますよ

         日本のアマリリス  ユリの様な咲き方です




先週に広済寺から京都の3ヵ寺に行きました時、長年の疑問が解けた事が在ります。それは「手形」についてです。

昔は旅するには必ず「手形」が要りました。「手形」が無いと関所を通してもらえません。「手形」は誰が発行していたのでしょうか?私は漠然と「土地の名主」かな~と思っていました。

違ったのです。「手形」を出していたのは「お寺」だそうです。ですから人は皆、何かの宗教(寺)に属さなければならなかったようです。

関所と言えば「出女に入り鉄砲」と言う言葉がありますが、出て行く女と、入ってくる鉄砲には注意せよと言う事なんですが、この言葉は何時から言われるようになったのでしょうか?江戸から見ての出入りなのか、京から見ての出入りなのか?
考えれば考えるほど色んな疑問が出てきます。私は江戸中心の言葉だと思うのですが…、如何でしょうか?


最後に行った本法寺には本阿弥光悦作の「卍の庭」のほかに、もう一つ石庭「十庭」と言うのがありました。「十」と書いて「つなし」と読ませます。何故か?

1~10までを数えてみてください。「ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とお」如何です、10だけ「つ」が付いていませんね、だから「つ無し」と読むんだそうです。

この庭には名前に反して石は9つしかありません。だのに何故10なのかと言いますと、この庭を見る人の意思(石)を加えて「10個の石の庭」と言うのだそうです。凄い洒落と言うか風流と言いますか面白いですね。

現代は人間の心に思いやりと言うものが押しのけられ、自分本位と言う気持ちがで~んと居座っているような気がします。それゆえに感謝する心より不満が増幅されて、自分の幸せに気づかないで居る様です。

そうなったのは日教組が教育から宗教を除いたからだとお坊さん達は口を揃えて言われます。「修身」の事を言っておられるのでしょうか、私達の世代でさえ「修身」は数年しか習っておりません。間もなく「修身」と言う言葉も過去のものになってしまうのでしょうか。その時の日本はどんな国になっているのでしょうね。

     今年は蝶々が少ないです 数えるほどしか見ませんでした。

               アルペン・ブルー(花桔梗)  
    代わりに花はどの花も大賑わいです 何かバランスの崩れを感じます




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2 コメント

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Unknown (いっさ)
2009-05-22 16:21:55
小さな紫系の花は大好きです。
ところで「十庭」面白いですね。この頃のテレビのクイズ番組の問題として出題したら、答えられる人いるでしょうか。なぞなぞのとんち問題のようですね。
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Unknown (ちっち)
2009-05-22 23:06:28
いっささん

頂いたシラーも紫の小花ですね。2球とも元気にしているのですが、今年も咲きません。気長に待つことにします。
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