
「リボンブッシュ」 去年頂いたのですが、今年は良く花がつきました (11-10-6)

15日土曜日は会社時代のグループとの集まりがありました。会社が発展途
上にあったため、女子の採用が増えて、支店の中では一番大きい神戸支店
には女性もたくさん居ました。その中のいわゆる仲良しグループでした。
みなが退職した時点(私が一番早かった)で、「集まりませんか?」と声を掛
けたのは私でした。初めは我家が集合場所でしたが、二人ずつの子どもが
出来てからは、各家回り持ちにしました。年に2.3会集まったでしょうか。子
供ずれでしたから春休みとか夏休みだったと思います。
子どもが大きくなるにつれて、リーダーを神戸(私以外は神戸住人)の人にバ
トンタッチしました。この十年ほどは1年1回ぐらいのペースですし、この2.3
年は「竹の子の時期」に塩谷の友の自宅に集まって、裏庭の竹の子を地主
さんからの許可を得て掘っているのに便乗して、ゆがいてから皮をむき、軽く
してから持って帰っていました。
今年はその時期に主人が入院していた為に欠席しましたが、今年の竹の子
は不作だったそうです。
もう一人の友人のご主人が「大腸ガン」の手術をされ、事後が良く「自宅療養」
です。ご本人も「膠原病」で「膠原病」は難病指定ですが、彼女の場合は「神
経痛性」とかで、痛むだけなので難病指定は受けられないそうです。「ステロ
イド」のせいでムーンフェイスだけど会いたいと言う事で、今日の日を決めま
した。
11時に待ち合わせて、私が「お好み焼きを食べたい」と言ったのですが「今
晩お好み焼きの用意をしてきた」というので、以前に行った中華飯店にしまし
た。12時を過ぎますと満席になってきたので、店を出ました。今度はゆった
り出来るという喫茶にいき、2時間粘りました。そのお店も「お三時」の時間
になり席がふさがってきたので「出ようか」と言いました。
もう帰るのかなと思っていましたら「デパートに行こう」というので行きました。
それがなんとエスカレーター脇の休憩の椅子席でした。ここでも2時間近く粘
りました。
4人グループだったのですが、あとの一人は脱会のようですです。「私アルツ
ハイマーで、一人歩きできない」と断ったそうです。彼女の気持ちも分からな
いではないのです。50年の間に、生活環境が一人変わってしまったので、話
していても楽しくないのかも知れません。
私だって、聞く話によっては「うらやましい」と思うこともありますが、それだか
らと人に心を閉ざして、自分の殻に閉じこもってしまっては、かえって寂しい
思いをするだけです。「人は人、私は私」と割り切るようにしています。彼女に
も、そうして出てきてほしかったと思っています。
6時間近くも話は途切れることなく続きました。さすがの私も疲れました。
「傾聴ボランティア」ってごぞんじですか? 一人住まいの方のお話し相手、
というより聞き役になるお仕事です。私は一時、それの講習を受けようと思っ
たことがあります。でも趣味の話と違って、家庭の話を長時間聞くのは疲れる
ことにいまさらながら気づきました。 「傾聴ボランティア」に登録しないでよか
ったとつくづく感じた一日でした。
本当にぐったりの一日でしたが、楽しい一日でもありました。


ひたすら聴くだけに徹し、自分の意見は言ってはいけないと言う事でした。
それがどれほどの力になるのか、良く分かりませんでした。
確かに私は悩みも病気の事も、姉に話をするだけで
気持ちが軽くなりました。
でもそれは自分を良く分かっている人が
同調してくれたり意見を言ってくれるからです。
一人暮らしの高齢の男性が、傾聴ボランティアをしています。
ご自分が元気をもらえるからと言っています。
自分ではとても出来ないと思っています。
自分に元気をもらえるどころか、
きっと相手の悩みを受けとって、
沈んでいくと思います。
悩みを人にあまり話さない私は、
相手の悩みの受け取り方もきっと下手なんでしょうね。