直木賞と言う字に見せられての購入だと思います。
私は 「直木賞」は理解しやすい本ですが、
「芥川賞」は、一寸、難解なのです。
小さな活字でした。 初めは 「ヤヨマネクフ」 と言う
ヒーローの名前からして、読みづらかったです。
部厚い本ですから、半ば過ぎには、どうにか
すらすらと読めるようになりましたが、
この主人公だけではなく、カタカナの「アイヌ名」が
「僕」とか「彼」とか言う代名詞なしで、書かれていたのも、
ほんの部厚さに関係しているよ、と思いながら読みました。
初めは「私にはあわないな~」と思って読んで居ましたが、
だんだん理解できてきて、引き込まれていきました。
途中でやめなくて良かったと思っています。
この作家の他の作品も読みたいと思うくらいです。