ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

百花

2019年07月02日 | 読みました

 

 

 

                     

 

                                             百花     川村   元気

 

言葉を失い、名前を忘れてしまったとしても、泉(息子)との思い出だけは残るのだろうか。

いつか名前だけではなく泉そのものを忘れてしまったら、母の中に何が残るのだろうか。

 

「認知症」 この言葉が私の胸の底に静まっている。

なったら? 自分は何も分からなくなるのだから、どうしようもないわけで、

「認知症」を専門の「病院」があるが、入るときに大金が居る、話の中では、

今まで住んでいた家、土地を売って造る。 しかし病が重くなったとき、その専門病院に

替われと言う。 しかし、お金を入院時に使っているので、大金はもはやない。

安い金額の病院(快い看護のない)しか入れない。

本人は分からないけど、身内のない人は、どうする?  

病院同士が「阿吽」の呼吸で患者のやり取りをするのだろうか?

 

どうするのだろう…。 ただただ、寝たきりにならないことを祈る。

寝たきりの看護がどれだけ大変か、義母を看取った私は知っている。

 

身にしみて、考えさせられた本でした。

 

 

 

コメント
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