日野原重明先生がお亡くなりになりました。もう30年ぐらい前になり
ますか、尼崎に講演に来られた時、友人と二人で聞きに行きました。
それからはテレビでお見かけするたびに「お元気なんだ~」安心して
おりました。
当日のお話に感銘を受けたことはしっかりと覚えておりますが、内容
については失念いたしましたが。すでに70歳に近いお年だったと思
いますが、足早に壇上に向かい、壇上への階段を足早に登られたお
姿は目に焼きついております。ご一緒した友人と「お若い!」と驚いた
ものでした。
ご冥福をお祈りいたします。
7月11日(火) あべのハルカス美術館に「没後70年 北野恒富展
なにわの美人図鑑」を見に行きました。
日本が画好きだと言いながら、北野恒冨さんの絵は初めてでした。
着いたのが、昼前だったので、「ランチしてから、ゆっくり見よう」と
言う事で、食堂街に下りて、「英国屋」でサンドイッチなどを食べてか
ら、見にあがりました。
この絵が一番好きかしら…。
谷崎潤一郎の「細雪」を題材にしたものだそうです。
ぱっと見には明るい色つかいで、可愛い絵ですが、見つめると、口紅を
さす華やぎはなく、眉が下がり、目が悲しげです。そう思いませんか?
代表作、淀君だそうですが、私のイメージとは違うのです。淀君といえば、
絶世の美人、この絵は怖い感じ、無理ないよね、お城と共に命を落とす決
心をした姿だものね。