![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f3/8733d7bc0cbba57a56ac6fbe5a90bd34.jpg)
アカバナシモツケソウの群落
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ルリトラノオ ヤマアジサイ
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ギボシ
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ノリウツギ ナデシコ
7月27日長年「行きたい!」と思いながら行けなかった、伊吹山に行ってきま
した。山野草に憧れてからもう何年になるでしょうか。伊吹が山野草の宝庫で
あること、日帰りできること、条件はそろっているのですが、暑さの苦手な私
にとって、野草だけで、木陰を作る木が一本も無い登山道と言う悪条件が、私
をして思いとどまらせていました。もう一つ、行った友人が2度も、雨で登山出
来なかったという話を聞いていたからです。
昨日は上天気過ぎました。暑かったのですが、一瞬吹き抜ける風の冷たくて心
地よかった事、生き返る思いでした。
この1ヶ月ほど、山小屋の主のブログで、花々の咲き具合は知っていました。
しかし、その花を見つけることが出来るか?が心配でした。何しろ花は恐ろし
く小さいからです。途中カメラを向けている方があれば、必ず立ち寄ることに
しました。小さな花達に出会いたかったからです。
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背の高い白いのは「シシウド」 黄色は「メタカラコウ」 赤いのは蓼の一種かと思うのですが…
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「イブキトラノオ」 バックのピンクは「シモツケソウ」
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エゾフウロ(1本だけ咲いていました) ホタルブクロ
登山道は3本あります。ツアーですから時間に限り(2時間)があります。少し
険しい階段道だけれど頂上まで20分コース、なだらかだけれど長い40分の
西コース、健脚向き(道が細いので下りのみ)の60分コースです。4人で参
加しましたが、私が一番登山歴があるようなので、上りを20分コース(階段
を下るのは足に負担が大きいから)、下りを40分コースと決めました。
下山してからの話では、一人は、もう途中で下山しようと思ったそうです。息苦
しくなって、早く山頂に着きたい、休みたいと思って足を速めようとして、余計
息苦しくなったといいます。ゆっくりマイペースで行かなければならないところ
をです。一人は14歳も年下、もう一人は田舎育ちで、小さい頃は山で遊んだと
いう人と行動を共にしようとしたからの苦しみでした。
私はといえば、ず~っと遅れています。花を見つけるためにゆるりと登っていま
すし、見つければ見つけたで、撮影の為に立ち止まります。下る人が「わ~綺
麗!」と言う声が聞こえますと、私も立ち止まって下界を見ます。時計を見なが
らまだまだ時間はあると計算しながら上りました。
ただ同伴者の一人が、赤い傘をさしていてくれたので、仲間がどのあたりにいる
かと言う目安になったことも心丈夫なことでした。
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メタカラコウ
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アザミ
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クルマユリ
頂上には私達ツアー客のように身軽な人たちばかりではありません。リュックに
登山靴と言う方たちも大勢居られました。平日にこの人出です、休日には数珠
繋ぎになるのではないかと思いました。
「登山道は整備されているので、はきなれた靴であれば大丈夫です」と言う話
でした。「整備された道」と言うのは私は土の道をイメージしていましたが、石を
砕いて敷き詰めたものでした。角の尖ったものも多かったので、此処で転べば
大事故にもなりかねないとお思いましたから、心してゆっくりと歩きましたし、
たびたび水分補給も心がけました。
あまりの天気の良さで、眼下に見えるはずの琵琶湖もうっすらとしか見えず、白
山、立山連峰は全然見えず、それが一寸残念でした。沢山のお花と、鶯の声が
私達を歓迎してくれたことと、事故無く下山出来たことで満足しましょう。
もう一つ楽しみにしていた「醒ヶ井の梅花藻」を見に立ち寄りました。花自体は
はっきりと見えるように橋の上に水を上げてトロ箱のなかに梅花藻を浮かべてく
れていたのですが、左右に家の立ち並ぶ環境ですので、私の想像していた、自然
の中でなかったことが、少し私をがっかりさせました。2年ほど前「富士山の湧
き水」に咲く梅花藻、自然の中に咲く花を見た経験から、人のいない環境、自然
の中で咲くものと思っていたからだと思います。一生懸命、保存に力を入れてく
ださっている地元の方には申し訳ないのですが、私の正直な感想でした。
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渋滞に巻き込まれること無く(3台の玉突き衝突は見ましたが)予定より早く尼崎
に帰ってきました。
お昼は登山前に「ゴマの里」で済ませました。ツアーの昼食ですからまずいだろ
うと覚悟はしていましたが、本当にまずかったです。でも食べないと登山できま
せんから、最低限食べました。そんな関係からおなかもすいていますし、でも昼
が肉類でしたから、「蕎麦」でも食べよということになりました。いつもなら
「天ぷらそば」を食べるのですか、今日は無性に冷たい「蕎麦」だけが欲しくて
「ざる蕎麦」にしました。
若い友人は色々と気を遣ってくれました。後期高齢者(私はまだ予備軍)組は大
助かりでした。花達の笑顔にあえた満足な一日は暮れていきました。