「私いつの間にか猫にされちゃった」と笑っていたきみこさん
7月24日の土曜日(夏休み初めての土曜日)きみこさんは「ファミリーコンサー
ト」を地区会館でしています。今回で23回目だそうです。私はお知り合いになっ
て7~8年だから、7~8回聞きに行った事になります。
きみこさんが偉いな~と思うのは、毎回異なった楽器とジョイントすることです。
今回は「馬頭琴」でした。「馬頭琴」と言う楽器を間じかに見たのは今回が初め
てです。弦が2本で(3本の三味線でも凄いと思っているのに)なのに、色々な
音が出るものですね。三味線の撥のように弾くのではなく、バイオリンの弓よう
に弦に沿わせる?のです。音色は低いと感じました。弦は蒙古馬の尻尾の毛
だそうです。
春蘭さんは内モンゴルのかたで、意外や意外、モンゴル民族大学声楽科の卒
業だそうです。入学と同時にモンゴルの民族楽器「馬頭琴」も学ばれました。
2005年に来日、大学院を終了後、芸術ビザ(こんなビザがあるのですね)を取
得して、演奏活動を行い、日・中・蒙文化交流にも参加しておられるようです。
モンゴルの曲も数曲、沖縄の「花」、流行の「千の風になって」も聞かせて頂き
ましたが、私はやはり、公子さんとのジョイントで「荒城の月」がとても心に染
み入りましたし、「馬頭琴の音色」にぴったりだと思いました。
世界広しといえども赤ちゃんのお尻に出る「蒙古斑」はモンゴルと日本人だけと
学校で習いましたから、何となく親しみを感じていました。
着るものも着物に似ていますし(今日は演奏の為の服で、普段は簡単なものを
着ていますと春蘭さん)、髪も黒くて、顔立ちも似ています。一番感心しているの
は、今日の春蘭さんもそうでしたが、モンゴルの人の日本語には癖がありませ
んね。中国や韓国の人の日本語は癖があります。これはなにを意味しているの
でしょうか?
春蘭さんの苗字は「白」だそうですが、モンゴルでは苗字は使わないそうです。
これは日本と違いますね。
質問コーナーがあったのですが、その時は何も思いませんでしたが、今から思
えば、「留学先を日本に選んだわけは?」「日本人の好きなところ、あまりな
じめないところは?」とか色々ありましたね。
きみこさんの「お刺身は食べますか?」の問いに「モンゴルは海がありません
から、初めは生のものは食べれませんでした。今はお鮨も大好きです」「日本
人に食べさせたいモンゴルの食べ物は?」「羊の丸焼き」その答えに会場中が
「ひえ~」。春蘭さんも生の魚を食べる日本人に「ひえ~」だったのでしょうね。
会場には、お知り合いの顔も見えて、これもまた、楽しみの一つでもあります。
ここでも頂いたご縁は大切にしたいな~とつくづく思いました。
☆ 明日お休みします。
↑ 世代の違うお友達・きみこさん ↑ 馬頭琴奏者・春蘭さん