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ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

神戸・続神戸

2020年07月14日 | 読みました

 

 

 

「神戸」 この字を見て、嬉しさに飛び上がりそうになりました。

 

「わが故郷・神戸」が本に、それも題名にはっきりと!

こんなに嬉しいことはありません。

 

初めの方で、私の、住んでいた 「元町」 が出てきました。

喜びました。

表紙も 「トーアロード」 です。小さいとき、人通りを眺めて、

遊んだ、子どもにしては広い道幅の道です。

家が移転したのですが、私は5年生から校区外小学校に通って居ましたから、

下校すると友達が居ませんかし、一人でトーアロードは

すぐ目の前でしたので、人通りを眺めたりしていました。

外人さんの多かったですよ。

あまり日本人の奥様は通らなかったように思います。

それが良かったのでしょうね。

歩き方からして違う、がいじんさんを惚れ惚れと

飽きずに毎日眺めていましたね。

 

でも、読み進むうちに、望みと異なることに気づきました。

私の読みたかったトーアロウドの世界ではなく、

そこに住んでいる主人公の心の動きだったのです。

 

初めの1~2ページだけですが、神戸の思い出を、おもいだしました。

読んでよかったと思っています。

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熱源

2020年07月08日 | 読みました

 

直木賞と言う字に見せられての購入だと思います。

私は 「直木賞」は理解しやすい本ですが、

「芥川賞」は、一寸、難解なのです。

 

小さな活字でした。 初めは 「ヤヨマネクフ」 と言う

ヒーローの名前からして、読みづらかったです。

部厚い本ですから、半ば過ぎには、どうにか

すらすらと読めるようになりましたが、

この主人公だけではなく、カタカナの「アイヌ名」が

「僕」とか「彼」とか言う代名詞なしで、書かれていたのも、

ほんの部厚さに関係しているよ、と思いながら読みました。

 

初めは「私にはあわないな~」と思って読んで居ましたが、

だんだん理解できてきて、引き込まれていきました。

途中でやめなくて良かったと思っています。

 

この作家の他の作品も読みたいと思うくらいです。

 

 

 

 

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長いお別れ

2020年07月02日 | 読みました

 

「長いお別れ」 と言うのは、 「認知症」にかかった父親との、

生きていながらにして、神経と言うか心が通わなくなった親子の物語。

「認知症の父親」 は分からないけれど、

子にしてみれば、導き育ててくれた人の「子どもに帰る姿」はつらい。

 

妻の立場としても、寂しいことだと思う。

ただ 「認知症の主人公」 の周りが、妻と娘3人であることが、

読んでいて救われる。

 

私は 「認知症の人」 一人だけ知っていた。

今まで道での挨拶を交わしていた人が、

何時の間にか知らぬ顔、 「認知症」と言う病が知れ始めた時で、

寂しいような、悲しいような、複雑な気持ちになったことを覚えています。

 

自分の死も家族の死も、「自然死」 であることを願っています。

 

やっぱり元気でも、年は年、 頭に 「死」 と言う字がよぎります。

いやいや、まだまだだよ~ん!

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放浪の月

2020年06月29日 | 読みました

          放浪の月     凪良  ゆう

 

何だか帯の題名と表紙裏表紙の写真が「?」

詳しい内容は、もう忘れちゃったけど、

読み応えがあったのは事実、

 

感想を書きにくくて、ずんずん後回しになってしまいました。

小さな文字でびっしり…。

読む前から好感度を持って手にした本です。

 

この作家の本はこれが初めてではない、とまでは思い出しました。

又、この人の本を読みたいと思っています。

書店で探す楽しみが増えました。

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告白

2020年06月22日 | 読みました

 

       告白     湊   かなえ

 

湊 かなえさんの本は何冊か読みました。

そのつど、他の作品を読みたいと思い、読んできたのですが、

内容はするりと忘れてしまいます。

時々、そんな自分に悲しくなるのですが、

読んだ、そのときに、心打たれればそれで良いじゃないかと、

慰めています。

 

沢山作品があるようなので、楽しみです。

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たゆたえどもし沈まず

2020年06月19日 | 読みました

 

     たゆたえども沈まず     原田  マハ

 

初めから「ハード版」ではなく、文庫本のようです。

ですが部厚いからか、文庫本でも750円+税なんです。

字も小さいです。

読み応えがありました。

この作者も始めての方です。

もう一冊出しておられるようですので、

読みたいな~と思っています。

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友達未遂

2020年06月17日 | 読みました

 

 

私は、高校まで男女共学でしたから、女子高と言うのは知りませんし、

まして寮生活なんて知りません。

そんなものか…と言うように読みましたが、

戦時中の「集団疎開」がそうかもしれませんが、

あまりにも今の年齢との差が多すぎて、考えがちでした。

 

でも、読書ってそういうものですよね、

じぶんの経験したことの無いことを読んで知り、

知識?生活?を進めていくんですよね。

 

何となく、矛盾のような感じがしても、

やっぱり、読書は止められません。

 

後何冊ぐらい読めるかな~と考えることもありますが、

そんな暗い事を考えるな! って、自分を叱ります。

皆さんは如何ですか?

 

 

 

 

 

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おこしやす

2020年06月12日 | 読みました

 

言葉ものっけから「おこしやす」 京言葉です。

京都の老舗旅館「柊家」の実話だそうです。

 

わが母は神戸・元町で小料理屋をしていました。

大変な繁盛振りでした。

 

その家が空襲で焼けたので、戦後は「柊家」と同じ、

社会的地位のある方しか、客にしない料理旅館に勤めていました。

 

その家は元「男爵邸」だったと言うことで、

部屋の周りの廊下は一間(畳2畳の幅)の幅があり、畳敷きでした。

 

トイレも1坪(2畳)ありましたし。畳敷きで、

中央に穴を開け、下は丸見えの、ぽっとん敷きでした。

ただね、穴が普通のトイレより、ずいぶん深かった記憶です。

跳ね返りを防いでいるのかしら、と思います。

 

この本にも書いてありましたが、玄関も二つあり、

大きい玄関の隣に小さな玄関が寄り添っていて、

お付きの方々が出入りします。

 

大きな玄関の前には、張り出しの雨よけの屋根が付いていて、

車はその前に着けられます。

そして、皆さんで、お見送りするわけです。

 

小山の上にあるのですから、自動車のお迎えは当たり前です。

 

色々の事を思い出させてもらって、嬉しいご本でした。

 

私は、夕方からはおじいちゃんとスジ向えに借りていた家に、

居ります。

 

おじいちゃんは私が寝付くまでは、いろんなお話をして、

眠らせてくれます。

6時ごろ寝かされるのですから、夜中に一度目が覚めます。

するとまくら元に 「おめざ」 がおいてあります。

 

「おめざ」 ってご存知ですか?

夜中に私が目覚めたときに、寂しくないようにと、

「おやつ」 のようなものがおいてあります。

私は食べた覚えは無いのですが、

「誰かが私を見に来てくれた」と言う安心感があるわけです。

その安心感で、又ぐっすり寝ると言うわけです。

 

その時は、おじいちゃんは傍に居ません。

私を寝かしつけると言う役をすませた後、

何処で何をしていたのでしょうね。

おじいちゃんに聞きたい、

おじいちゃんより年上になった今でも、

会いたい! おじいちゃんに!

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犬婿入り

2020年06月08日 | 読みました

読み始めは「うん?」とまどいました。

普通は「表紙の題名」になってる方が、初めに来ると思いますが、

この本は二つのお話なのに、後でした。

そう云う事もあって「違うやん」て思いました。

 

このお話が「民話」だそうですが、民話と言えば、

遠い昔から、語り継がれてきたのでしょうね。

 

聞いた子どもは如何思ったのでしょうか…。

 

私も、小さいときに、おじいちゃんが話してくれたのは、

私には理解できなかった物語だと思うのですが

理解できなくとも、頭に植え付けられるのです。

 

「あんちん清姫」の話だったのですが、

おじいちゃんは「あんちんが清姫に惚れての~」って、

分からなくても「おじいちゃんが話してくれている」と言う事実が

私を眠りに誘いました。

80年経っても、「あんちん清姫」は大切な大切な私の思い出です。

 

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代償

2020年06月03日 | 読みました

実社会でも、ありうることだろうな~とは思いました。

利用するほうは「友情」? を信じ、 利用しようとするが、

利用されるほうは複雑な感情を持つでしょうね。

 

やっぱり「悪」は強いのでしょうか。

 

周りを見回しても、「悪」は無く、

平へいぼんぼんと生きられた人生に感謝

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