緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ウェイン・シャンクリン作詞・作曲「おとなと子ども」の原曲録音見つかる

2024-02-17 23:19:12 | ジャズ
昨日だったと思うが、ふと夜遅くにこの曲を聴きたくなった。
ウェイン・シャンクリン作詞・作曲「おとなと子ども」。

この曲との出会いは今から50年近く前、中学1年生の時であった。
私が幼かった頃、父が休日にステレオで聴かせてくれたレコードをある日たまたま見つけ、何気なく聴いてみたらものすごい衝撃が走った。
このレコードとの出会いが私の運命を変えた。
私を音楽好きにしてくれたレコードであり、クラシックギターを始めるきっかけとなったレコードであった。

寺嶋尚彦とリズムシャンソネット「軽音楽 禁じられた遊び」











このレコードをカセットテープに録音し、何度聴いたであろうか。
名盤中の名盤で間違いない。現代の音楽演奏で失われてしまったあらゆるものがこの録音で聴くことが出来る。
素晴らしい演奏だ。

このレコードの中に「おとなと子ども」というタイトルの3分程の短い曲が収録されているのであるが、この曲のメロディを何十年経っても忘れることはなかった。
何かの折に、ふと、突然この曲の旋律が蘇ってくることがあった。





この曲について2019年2月に記事にあげていた。
レコードを再生し、スピーカーから直接、ハンディ録音機で録音した音源が貼り付けてあったので、ここにもリンクさせておく(音質は悪いです)。

「おとなと子ども」(寺嶋尚彦とリズムシャンソネット「軽音楽 禁じられた遊び」より)

この演奏の録音や作曲者のことをネットで調べてもこの時はつきとめることは出来なかった。
レコードにはW.サンクリン、R. ローツァンドという名前が記載されているのみであった。

しかし、今日、この曲の原曲にやっとたどり着くことができた。
原曲は「The Little Boy and the Old Man(小さな男の子と老人)」という曲名で、ウェイン・シャンクリンというミュージシャンが詞と音楽を担当した曲で、1953年にフランキー・レインとジミー・ボイドによって初めて録音されたことが分かった。
この1953年に録音された同曲がYoutubeで多数投稿されていた。しかし再生回数は極端に少なかった。
おそらく忘れられ、埋もれた名曲なのであろう。

この曲の原曲を発見して今日はなにかほっとするような幸福感を感じることが出来た。本当によかった。

The Little Boy and the Old Man


【追記】

この曲をペギー葉山が歌った録音が見つかった。

大人と子供
コメント