緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

不平不満の生じる原因と本質的解消方法を考えてみた

2022-10-15 23:49:46 | 心理
深刻なレベルとは言えないが、心の苦しみの中に「不平・不満」というものがある。
かつてのような勢いが失ってきているとは言え、日本のような自由で、経済的にはまだまだ世界の上位にあり、失業率も低く、社会保障も充実しているのに何故、不平不満を感じるのか。その原因と解消方法を考えてみた。
取り上げたいのは一時的な不平不満ではなく、恒常的にいつも起きている不平不満のことだ。

恒常的な不平不満の発生原因として考えられるのは次の2つだ。
1つは自己否定を原因とするものだ。
生きる過程で、ありのままの自然な自分を他者から否定され、自らもそれを受け入れ、自分が生きるうえでの基本姿勢として自己否定を選択した場合、自己の欲求を抑制、否定するだけでなく、他者に犠牲的役割を果たすなどの行動を無意識的に行うため、当然のこととして不平、不満といった感情が絶えず発生してくるが、このような自己否定の構えを根付かせている人は自分の心の中で不平不満が起きていることの真の原因を明確に気付けないでいる。
いつも不平不満の気持ちでいる人は、心の中に大量の解消されていない不平不満の感情が蓄積されている。
しかしこの大量の不平不満の感情を心に中にため込んでいることは苦しい、辛い。
したがって、この感情を吐き出すことによって一時的に楽になろうとする、その行動は本能的といってよいであろう。
一時的解消方法として考えられるのは、いじめ、ネットでの誹謗中傷、パワハラ、DVなどが多い。
しかしやっかいなのは、この不平不満を正義、正論にすり替え、偽装して解消することである。
具体的には新聞の読者投稿欄で不祥事を起こしたりや疑惑を持たれている大物政治家を正義、正論でもって責めたて断罪するとか、デモなどの抗議活動が考えられる。
今日のニュースで、環境団体の構成員が美術館で展示されているゴッホのひまわりの絵画(本物)にトマトソースを投げかけ汚損するという事件の映像を見たが、このような過激な抗議活動も本当の意味での抗議ではなく、恒常的な不平不満を抱えて苦しんでいる人がその苦しい感情のはけ口として批判、抗議活動を利用している可能性も否定は出来ないと考えている。
安部元首相の国葬に反対する人々の一部に不自然なほど攻撃的になっている人がいるのを見て、このような人たちが耐え難い不平不満からくる怒りの感情を日常持ち続け、その苦しい感情の解消をデモや抗議に求めている人も中にはいるのではないかと思った。

2つ目は、今自分が置かれている状況を受け入れようとしていない、自分の身に降りかかってきたことを自らの責任で引き受けようとせず、その発生原因を外部要因と認識し、解決も他者に求めようとする依存的な姿勢を持っていることである。
今自分の置かれて状況が耐え難いものであっても、突き詰めればその状況を選択したのは自分である。今の状態が受け入れ難いのであれば、行動を起こす、努力するなどして不平不満を感じないまでにすればよいだけのことだ。
もし今自分が置かれている状況でも満足を得るには、その状況を、その状況にいる自分の運命を受け入れるしかない。その中で不平不満を感じないよう、欲求レベルを下げる、他人や他人の生活と比較しない、ささやかなことでも感動できるようにする、経済的、物理的に出来る範囲内で満足できるよう工夫する、健康であることのありがたみを感じる、等々のことが出来るようになれれば、不平不満など起きてこないのではないか。
経済的に豊かであることが優れているという価値観を抱いているから、自分がそれに見合わないと感じた時、また自ら行動したり、努力するなどして不平・不満を感じないようにしていないことにより恒常的に苦しむことになるのだと考えられる。

不平不満を本質的に解消するには、不平不満が何故起きてくるのか自分の心に常に問いかけるしかない。
これをやらずして、苦しい不快な感情を感じるのが嫌だから安易な手段で吐き出す、というのはいかがなものか。
不平不満の真の発生メカニズムが分かれば、これまでやってきた一時的な解消方法が間違っていることに気が付くのではないかと思う。
自己否定をやめ、本来のありままの自然な自分を受け入れ、そのままの自分で満足できるようになれれば、不平不満の生じる余地はないのである。



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頭のてっぺんから足の指先まで夥しい汗をかいたにもかかわらず不本意な結果に終わったアルハンブラ

2022-10-15 23:33:55 | ギター
寝る前の1曲。
定番のアルハンブラ。
なかなかノーミスで弾くことは難しいものだ。

せっかく、頭のてっぺんから足の指先まで夥しい汗をかいたにもかかわらず不本意な結果に終わったアルハンブラ 2022年10月15日23:02
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ついでにラグリマも弾いてみた

2022-10-15 17:55:42 | ギター
買い物に出かけるまでのわずかな時間の合間に、ラグリマを久しぶりに弾いてみた。

44年前に初めて弾いた曲。
ギターの美しい音が何であるか分かりかけてきたころのことだ。

久しぶりのラグリマ 2022年10月15日17:38 使用楽器:ぺンペン楽器
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爪引っかかり症候群に侵されながら弾いたヴィラ・ロボス前奏曲第1番

2022-10-15 17:15:51 | ギター
来年の社会人マンドリンクラブの定期演奏会の楽譜が送られてきたので、取り組み始めたが、かなり難しい。
明日までに、運指付けを終わらせて30日までに少しでも弾けるようにしておこう。
明日、スペインギター音楽コンクールを聴きに久しぶりに出かけようと思ったが、ちょっといけそうもないな。

マンドリン合奏の運指付けがしんどくなってきたので、気分転換に独奏曲を弾くことにした。
寝る前1曲シリーズに加えられるように徐々に通し練習をしてきたヴィラ・ロボス前奏曲第1番であるが、さっき録音をしてみた。

爪が弦に引っかかってしまうという現象がこのところ起きているが、この曲でも随所で発生。
特にホ長調に転調後のアルペジオで顕著に出ている。
爪の形状が悪いのか指の動きが悪いのか、よく観察しておくことにしたい。

原因は爪の形状?、指の動き?、寝不足による眠気の中を強行したことによる集中力低下? 爪引っかかり症候群に侵されながら相変わらず、夥しいというほどでもなかったが汗をかきながら弾いたヴィラ・ロボス前奏曲第1番 2022年10月15日
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