緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

去り行くブルートレイン

2012-03-17 21:18:06 | 鉄道
こんにちは。
今日の朝刊に寝台列車「日本海」の廃止を知らせる記事が載っていました。
ここ数年、ブルートレインといわれる寝台列車がどんどん廃止され、姿を消していき
ました。残念なことです。



この「日本海」、青森-大阪間を走る長距離の寝台列車で、私の高校時代の修学旅行
で京都に行ったときに乗った列車でもあります。
私の高校は北海道でしたが、当時(30年以上前ですが)北海道と本州を結ぶ青函
トンネルが未だ開通していない時代で、函館まで特急列車に乗り、函館-青森間は青函
連絡船に乗り、青森についてから寝台特急「日本海」に乗ったのでした。
京都まで到着するのに24時間くらいかかった記憶があります。
私は当時鉄道ファンだったので、寝台列車に乗るのが楽しくてしょうがなかったです
ね。
私が高校生の頃は、北海道でもまだディーゼル列車が多く走っており、電化されていた
のは確か小樽-旭川だけだったかな。
貨物列車を牽引するディーゼル機関車はDD51型が数多く見られましたね。格好良く
憧れの機関車でした。
国鉄に入り、このDD51を運転する機関士になりたいと真剣に考えた時期もあったで
す。
現在はDD51も少なくなり、不恰好なディーゼル機関車にとって代わられたようだ。
青函連絡船に貨物を入れるための機関車はDE10型。このDE10も結構見かけまし
た。
電気機関車では赤色のED76型。東北地方を走るED75型の車体を長くしたような
機関車でした。この機関車で昔のこげ茶色や青色の、天井がアーチ型で高く、壁や床
や座席が木製で出来ていた客車を牽引し、旭川-函館間(小樽回り)を1日何本か運行
していましたね。
ディーゼル列車は肌色の車体に窓の部分がオレンジ色で、発車するときに青い煙をはきな
がら、独特の音を立てていた。そのにおいが好きでしたね。このにおいが嫌な人もいます
が。
電気機関車が牽引する客車もディーゼル列車も発車してしばらくスピードが出なかった
が、当時のんびりしていた北海道ではぜんぜん気にならなかったですね。
高校の修学旅行で本州の電気機関車を数多く見てきました。北海道では見られない紺色
とクリーム色の機関車。
EF65を初め、EF58、EF64、EF66、EF81、ED75などを見ること
ができた。
EF58はスリムで車体が長く、車体の前部の窓の部分が斜めになっており、非常に
美しい形をしていた。
はっきりいって昔の機関車の方がデザインが優れているのは間違いありません。
最近の機関車のデザインにはがっかりさせられます。昔の設計者(デザイナー?)のほ
うが美的感覚は数段上だと思う。
シンプルだけど、調和のとれた美しさ。余計なもの、無駄なものが一切無い。地味な中
に美しさを感じさせる能力が秀でていると感じさせられずいられないですね。EF58
やDD51はまさにそういうデザインだと思う。
寝台の客車もブルートレインの初期型である20系寝台の車体前部の流線型は非常に
美しかった。寝台幅50cmの3段寝台である。ファンも多いのではないか。
昔はバスにしてもカメラにしてもそういうデザインが多かった。
社会人になっても寝台列車は随分利用しました。
就職と同時に東京に出てきましたので、帰省するときは寝台列車を利用したのです。
今まで乗った寝台列車は。

・あけぼの(奥羽本線経由)
・はくつる(昔は電車で座席しかなかったと思う。その後ブルートレインになり寝台列車
 となり、廃止されてから臨時列車として再び電車に戻ったように記憶している。
 電車寝台は3段であるが、下段の寝台の幅は1mくらいあり、非常に寝心地が良かっ
 た。東北本線経由)
・ゆうづる(高校の修学旅行の帰りに乗った。常磐線経由)
・北斗星
・エルム(上野-札幌間。臨時列車)
・八甲田(急行。昔は座席だけだったが、後で寝台車両が連結された。)
・はまます(青森-札幌間。一部寝台車両が連結)
・鳥海(乗ったかどうか記憶があいまい。乗っていないかもしれないが載せておく。
 上越線経由)

あと寝台列車ではないが、急行の夜行で電車の臨時列車であった、
・津軽(上野-青森間)

関西、九州方面では

・北陸
・あかつき
・銀河(急行の寝台列車。東京-大阪間)
・出雲
・彗星

寝台列車ではないが急行「能登」にも乗った。何故かめちゃくちゃ混んでいて、通路
に横になって寝た。

ブルートレインではないが、トワイライトエキスプレスやカシオペアも寝台列車である
が乗りたいとは思いません。車体が嫌いだし、牽引している機関車も嫌いだ。
北斗星も北海道に入るとディーゼル機関車であるDD51の重連が連結するが、青い
色で星マークのある塗装に塗り替えられてしまってかわいそうだね。
ブルートレインは今後どんどん廃止されていく運命なのでしょう。
ブルートレインの客車を新造することはもうないだろうと思う。寂しいかぎりだ。
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オイルキャッチタンク交換

2012-03-17 19:09:09 | 
こんにちは。
だいぶ暖かくなってきたので、冬の間できなかった自動車部品の交換をしました。
部品は下の写真のオイルキャッチタンクという部品です。



7,8年くらい前でしょうか。エンジンを始動した直後は通常はエンジン回転が1500
rpmまで上がり、その後徐々に回転数が下がっていき、アイドリング時の回転数である
950rpmまで下がるとそこで一定になるですが、エンジン回転が上がらず、エンスト
寸前の状態が続く状態になったことがありました。エンスト寸前の低い回転数が数分間
続いたあと、一気にアイドル回転の950rpmまで上がり、その後はアイドル回転を
維持するような症状でした。
その症状を治してもらうため、ディーラーなどの整備工場に見てもらいましたが、原因
を特定することができませんでした。
そこでインターネットのホームページやブログなどを検索し、もしかするとこれではない
かという原因をつきとめることができました。
このエンジン始動直後のエンジン回転数の低下は、ブローバイガスと呼ばれるガスがスロ
ットルバルブのリンク機構部に付着し、バルブの摺動部が固着したことが原因ででした。
このブローバイガスというのは、エンジンのピストンとシリンダーの隙間から吹き抜けて
出てきたガスで有害成分を含むため、大気解放することは禁じられており、通常エンジン
のヘッドカバー上部の吹き出し口からホースを吸気側のエアクリーナーの下に伸びている
パイプの側面に接続し、このブローバイガスを吸気側に戻し、エンジン内に取り込み再
燃焼させることで処理しています。
しかし、エンジンが古くなるとしだいにブローバイガスの発生が多くなり、吸気側に戻さ
れたブローバイガスが液化したものが、先のスロットルバルブに付着し、バルブの動きを
悪くしてしまうのです。
これがエンジン始動直後にエンジン回転が上がらなかった原因です。バルブが固着して
少ししか開かなかったためエンジン回転が上がらず、エンジンが暖まって温度が上がると
付着したブローバイの粘度が低くなるため、バルブが開いてアイドル回転まで上がった
というわけです。
ここまで原因が分かるのにかなり時間がかかりましたが、インターネットのおかげです
ね。
しばらくの間は、スロットルバルブに付着したブローバイガスの液化したものを取り除く
ために、エンジンコンディショナー(下の写真)をスロットルに吹き付け、エンジンを
回し(アクセルを踏まなくても、エンジンルーム内で手で操作できます)、付着した
ブローバイを溶かしていました。



スロットルバルブにエンジン・コンディショナーを吹き付けるためには、写真の青い
インテークパイプを外す必要があります(少し隙間を空けるだけで良い)。



ただエンジンコンディショナーでいくらブローバイの付着したものを取り除いても、
ブローバイガスがスロットルボディを通過する以上は、再びエンジン始動後の回転数
低下は避けられず、年に3、4回クリーニングをしなければなりませんでした。
そんな時、冒頭のオイルキャッチタンクというものの存在を知ることができました。
このタンクはエンジンのヘッドカバー上部にあるブローバイガスの吹き出し口と、エア
クリーナー下部のパイプ側面の取り込み口との間にホースと共にセットし、エンジンから
吹き出てくるブローバイガスを液化し、液化した水分やオイルをタンクに溜め、ガスの
みを吸気側に戻してあげる働きをもつ部品であり、これをセットすることでスロットル
バルブにブローバイを付着させることを防ぐことができます。
タンクにオイルが溜まっていくので、定期的にオイルを排出する必要があります。
排出したオイルはオイルというより薄い黄色の水分で、ものすごい臭気を発します
いかにも人体や環境に有害なものという感じがしますね。排出したオイルは新聞紙に
吸わせ、ビニール袋に密封して廃棄します。
冒頭に述べたトラブルが起きてから1年くらい経ってからこのオイルキャッチタンクを
を取り付けましたが、それから5年以上、スロットルのクリーニングはしていません。
しかし5年以上経過するとホース類が硬くなり、タンク側面にあるオイル排出用のビニ
ール製のパイプも経年劣化とこの冬の寒さで硬くなり、このパイプを折ってしまった
ことから、オイルキャッチタンク一式を交換することにしました。
交換するオイルキャッチタンクは前回と同じCUSCO製の汎用品にしました。今回この
CUSCO製にしたのは、タンクのホース接続部のパイプの角度を変えられることと、
ホースが針金入りの丈夫なもので、長期間の使用に耐えられるものであるからです。ま
た取り付け位置もそのまま前回と同じで出来るメリットもありました。
下は交換前のエンジンルーム。



交換前のオイルキャッチタンク取り付け部。







オイル排出用のパイプが折れてありません。



吸気側ホースと排気側ホースを束ねた部分。



エンジンヘッドカバー上部のホース接続部。



エアクリーナー下部のホース接続部



外したタンク。

左が新品の交換用タンク。



外したホース。



交換後の写真。











エキマニ(エキゾースト・マニホールド)が社外品で遮熱板を取り付けていないので、
熱による劣化対策として、エアクリーナー下部の接続部は耐熱テープを巻きつけて固定
します。



ホースの余りと使わないで残った部品は取っておきます。



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