世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

碧いうさぎOL

2023年09月15日 23時58分15秒 | Weblog
湿度が高く、出勤時、額から噴き出した汗が目の中に入って痛いという体験をした。
暑い。暑すぎる。
今日は私以外の上司たちは外出や休みだったので、完全なるソロ活動。
寂しすぎて、上司に進捗状況をLINEしたりした。

寂しすぎて死んでしまう…碧いうさぎOL、ここにあり。

天気は晴れから豪雨に。
夕方の退勤時間には雨が上がり、だいぶ涼しくなっていた。
この時期の雨は季節を進めると言うけれど、本当かも。

今日は心療内科デー。
心療内科の前は駅そばでキメるのがここ2年間のルーティン。
夏限定のかき揚げそばにした。かぼちゃやトマト入ってるんだぜえええ!!
甘酸っぱくて美味しかった。
コロッケはマスト。汁を吸ってでろでろになったコロッケって最高だよね!!






待ち時間3時間。
ここ1週間の生活や精神状態、体調などを報連相。
誰にも言えないことを聞いてもらえるのでありがたい。
不安で膨らんだ心をガス抜きできた。同時に、頭の中を整理することができて冷静さを取り戻せた。



本来であれば今日は薬の処方がない日だが、来週は帰省で薬局にいけないので前倒しで出してもらうことにした。
処方変更なし。
マイスリー、ソラナックス、パリエット、防風通聖散、ハルシオン、デパケン、酸化マグネシウム錠、ビオスリー。

受付嬢と最近仲が良い。今日も少し話した。
術前の通院で領収書をカウンターに置き忘れた私。
クマ医師は「亮子さん、手術のことで頭がいっぱいなんだろうな…」と心配していたもよう。


帰宅後、「碧いうさぎ」のPVを観ていた。

酒井法子「碧いうさぎ」Music Video



のりぴーの手話を見て、震災の夜を思い出した。
あの日は有楽町の国際フォーラムの地下にある避難所で電車が動き出すのを待っていた。
22時半に地下鉄が動き出したとアナウンスがあったので一度地上に出た。
地上階へ出てちょっと歩いたところで、メモ帳を片手にした耳の不自由な方に避難所はどこかを尋ねられた。
私は小学生の時に手話点字クラブに所属していたので、ちょっとした挨拶や「この下」「です」ぐらいは示せる。
「この下にありますよ」と教えて差し上げた。
「ありがとう」、そう手話で返事をする彼女の背が避難所へと続く階段に消えるのを見届けて、再度、地下鉄へと歩く。
日中はぼんやりと暖かかったのに、やけに寒い夜だった。
寂しすぎて死んでしまう碧いうさぎの弱小OLのくせに、地下鉄図を脳内で展開(Googleマップなんてなかった)、地下鉄を乗り継いで深夜に逞しく帰宅。

案外、強い。碧いうさぎOL。
でも少し強がっている?碧いうさぎOL。

そんな自分が唯一甘えられるのが心療内科のクマ医師なのかもしれない。


生きている意味に就いて

2023年09月14日 22時45分36秒 | Weblog
昨晩は1時間早く寝て、しかも中途覚醒無し。
ぐっすり眠れたので仕事の進捗がよかった。
目標に設定していた業務を終え、思わず快哉を叫ぶ。

気持ちが良かったので、てんやで自分にご褒美。
ごちそう天丼夏…天然大海老、活〆穴子、大分県産はも、国産みょうが。


はもなんて食べたの、何年ぶりだろう。
小骨の存在がまるでなく、風味豊かでとても美味しかった。
みょうがも良い仕事していた。





最近仲が良い同僚とLINEを交換した。

ノバラ座で撮ったアイコンを見て驚かれた。





そして嶽本野ばら先生を指さして「この人、お母さん?きれいだね」と。

いやー、まぁ、お母様みたいな存在であるからねぇ。
否定はしない。野ばらママ。ノバママ。


2018年のノバラ座からもう5年か~。早い。








京都の残暑は厳しかった…!



先月の手術で全身麻酔をして臨んだわけだが、あの3時間弱、私は人工呼吸器を装着されていた。
45年間、休みなく動いていた肺機能が止められて機械によって活動していたのだ。
ってことは、少しだけ「死」の世界に隣接していたということ。
ともすれば、無事にこうしてはいられないこともなかったわけで。
執刀医はあの界隈では名医で本も出している。今回、奇跡的に執刀にあたってもらえた。
最先端の医療や腕の良い医師によって、せっかく生かされた命を今、私は歩いている。
そう考えると、生きている意味を自分で作らなければいけないという気持ちになる。


今日トランス状態で仕事をこなせたのは、上司の「ゆくゆくはこのフォルダの内部をぜんぶ知って『この資料ですね』とすぐに出せるようになってほしい」という上司の言葉や、体調の良さもあったが、「生きている意味を作らないと」と思い立ったというのが大きい。

部署異動や病気を通し、自分は恵まれていると深く実感している。
ついこの前まで上司からねちねちとパワハラやいじめを受けて自殺を考えていたのが嘘みたい。
神様って見てるんだなと思う。

今、とても晴れやかな気持ちで命を生きられている。


さあ、今夜も早く寝て明日も頑張ろう。

…生きていればまた野ばら先生に会えるかもしれないし!!



お誕生日おめでとう!!

2023年09月13日 23時10分47秒 | Weblog
先月、入院後、ベッドで栄養士からの指導があった。
「普段どんなものを食べていますか?」と尋ねられたので「王将、てんや、駅そば、サイゼリヤとかです」と答えたが、今思うと、それ食事というか店名なんじゃね?
栄養士さんは「…そうですか。んー、じゃあ、このパンフレットをよく読んでおいてくださいね」と言って書物を置いて去っていった。
入院後すぐにこのような指導が入るとは。やっぱり食事って大事なんだなと思った次第。
術後、母ヨーコたんが「なるべく野菜を摂るように」と指導してくるので可能な限りそのミッションを遂行しようと思ってはいるのだが、基本的に病気になる前とあまり変わらず。もちろん急にガスや包丁を使うことなんてせず(できず)、外食かコンビニで済ませている。こんな私なので、この病気には「●●がいい」「〇〇で治る」と言われても、どこか他人事として捉えてしまっているし、第一、今更食生活を変えるなんて億劫すぎて無理ゲー。私は私のままで死にたい。死ぬまで私でいたい。

今日も元気いっぱいコンビニの麺。冷やし中華、売り切れ中で担々麺。



私はたぶん食にも生にもあまり執着心がないのかもしれない。


嶽本野ばら先生がブログを更新。

2023.9.12 身体は大事


おお~!野ばら先生が比叡山でトレッキングをしている!!
下妻物語の桃子のようにお菓子で満たされたお弁当を作家自身も恒常的に摂取していそうな、そんな不健康ちっくな(失礼)食生活をなさっているっぽい野ばら先生がトレッキングだとおおお!!令和初のビックマ案件である。

トレッキングに行けない日はお家でバレエのレッスンをなさっているそう。
なんとも野ばら先生らしい。好き。
いつまでも野ばら先生が紡ぎだす作品を読みたいので、どうかお体に気を付けてほしいと読者として思う。

来年の「ハピネス」の上映も楽しみにしています。




今日は某君の誕生日。
46歳、おめでとう!出会って32年!!

今年は精神的に余裕がなくあまり深く考えられなかったのだけれども、メッセージを添えた銀座千疋屋のマロングラッセを大層喜んでいたので良しとしよう。
私の入院手術で、このようなやり取りができる小さな幸せに気付かされたよ、って。
THE虎舞竜の「ロード」みたいなLINEが着た。
普遍性の尊さが見事に描かれているよね、あの歌。


おめでとう、某くん。私も、半年後に後を追って46歳になるよ。
14歳のときは、ただの後ろの席の男子だったのに!!
なんで中年になって誕生日を祝ってるんだろう。
担任ツネヲもこの光景を見たら吃驚するに違いない。

来年もお祝いができたらいい。


食にも生にもあまり執着心がないのかもしれないといっておきながら、まだまだ至る所に執着心があることは否定できない…。



楽しみを希う心

2023年09月12日 23時40分08秒 | Weblog
職場の同僚から傷テープをもらった。
自身の手術の際に使用したもので余っていたから使って、とのこと。
高いので有難い。
やさしさに涙が出そう…。



今、安寧ともいうべき職場に身を置くことができ、また、同僚とこうした優しいやり取りができて幸せだ。
この感情を例えるならば、映画「ピアノレッスン」のラストシーンだろうか。
指と引き換えに愛する人と安らかな暮らしの中に身を置き、多幸感あふれる表情を浮かべつつ義指でピアノを奏でる主人公。

The Piano ( Lezioni di Piano ) 4ULife (original Movie Trailer plus overdub music by VST )

(劇中で流れる「楽しみを希う心」(マイケル・ナイマン)、やっぱりいいねえ。抒情的。私の母ヨーコたんはこの曲が弾きたいが故に60歳の頃にピアノを習い始めた)

幸せっていいな。シンプルにそう思う。


今夜も王将。
期間限定の担々麺、肉そぼろにしっかりと味が染み込んでいて美味しかった。








隣の席に盲目のお客さん(常連)がいて、いつも通り店員さんが彼女をフォローしていた。
心もお腹も満たされた。


今日はなんか、こう、「やさしい世界」を感じられる良い一日だった。

そうそう、日傘を紛失したので晩夏なのに日傘を買うはめに。
でもすごく素敵なものを安く買えたので、まぁいいか。
フリルが付いていてものすごおおおおく、かわゆい。




清きどんぐり

2023年09月11日 22時50分31秒 | Weblog
今日も一日暑かった!!
暑さ寒さも彼岸までというが、「本当に涼しくなるんかね?」と訝しく思うほどには暑い。
特に夜。だいぶ日が詰まったので視覚で夏の終わりを感じるのに、皮膚はまだぬるま湯に浸かっているかのような鬱陶しさを感じる。そのギャップに夏の性格の嫌らしさを痛感するという塩梅。


昨日お風呂に入った吉熊。
薄黒かったお顔はすっきりきれいになった。
さっぱりしたね、吉熊。


吉熊との仲ももうすぐ21年。
45歳の私。
人生の半分近くを吉熊に支えられてきたのだね。
我が家に来た当初はまだ裸だった吉熊。
今では紋付袴もタキシードも着こなせる青年になった。というか21歳なので成人か!
なので吉熊にも選挙権があるらしく、どんぐりで投票するらしい。そう本人が話していた。

これからもよろしくま、吉熊。


夕食は王将。餃子二人前(一人前はクーポン利用で無料)、そして小さい炒飯。
スタミナつけないと残暑を乗り越えられませぬ。






帰宅後、というか、さっき、globeのHPを堀江貴文さんが作っていたことを知った。


当時パソコンなんて持っていなかったから、大学のパソコンルームでglobeのサイトを印刷して持ち歩いていた(今もこの部屋のどこかにあるはず)。
あれ、堀江さんの手掛けたサイトだったのか!!最先端という感じでとてもカッコよかったのを覚えている。

明日も暑いそうだが、吉熊と元気に出勤しませう。


あなたがオジさんになったら

2023年09月10日 23時23分49秒 | Weblog
9時に起床。納豆を食べて細々としたことを済ませる。
なんとなくNHKの「らんまんファンミーティングin練馬」を観る。

ゲストは田邊彰久役の要 潤さん、高藤雅修役の伊礼 彼方さん。
トークで素の二人が感じられ、とてもおもしろかった。
田邊教授のあの名セリフ「私のものになりなさい」の再現に萌えた。

ゆるく観ているドラマ「らんまん」だが、安定感があってすごく良いドラマだと毎朝感心している。母も妹も観ていてたまに感想を述べ合っている。「安心して観られるよね」と。
いよいよ終盤。最終回以後はらんまんロスに陥りそう。


昼下がりに新橋の烏森神社へ参拝に行く。




ビルの谷間にある神社でなのだが、一歩踏み入れると空気が変るのを感じた。
清らかなというか力強さを感じる神社だった。


狛犬さんの表情がキュートで気に入った。






銀座千疋屋にてお買い物。



和光あたりには人が大勢いた。
外国人観光客の数も2019年と遜色ないほどに回復してる。


銀ブラ大好き吉熊、ご機嫌。

(あまりに顔が黒くなってきたので今日風呂に入れた)

教文館で坂本龍一教授のエッセイが発売されていることを知る。

どうしようか迷ったのだけど今、読んでいる本があるので落ち着いたら買おう。

そうそう、2Fのフロアに林真理子先生コーナーがあった。銀座はマガジンハウスのお膝元だからだろうか。
読者として嬉しかった。
林真理子先生の新刊も追わなくては!!


教文館で買ったメッセージカード。
13日に誕生日を迎え46歳になる某くんへのお祝いの文言をしたためる。
封をした後もっと気の利いた文章にすべきだったのでは?といつも思うが、某くんは何時も「一番嬉しいのは手紙。何よりも嬉しい」と言ってくれるので、ついその言葉に甘えてしまう。

乙女座男子の優しい彼は私の手術の朝、電話をくれた。心配をかけて申し訳ない。いつもありがとう。
46歳になるけど、私も半年後に後を追うからね。オジさんになるからといって落ち込まないように、ね!!
あなたがオジさんになったら、私もオバさんだから、ね!!
大丈夫。元気に歳を重ねていきましょう。

てか出会った時、お互い14歳だったのにね。ウケるよね。

森高千里 『私がオバさんになっても』 (ライブ)




教文館ではレースのコースターも買った。
トイレに置いてある握り仏(尾道で作った)の座布団にしたらちょうどいい感じ。

教文館はプロテスタントを基盤とする企業。
我が家のトイレはキリスト教と仏教が融合された超パワースポットなのかも!


某くんに誕生日プレゼントを発送。
ふ~。一仕事を終えた。


風呂上がりに日曜日の夜のルーティン、手術部分の傷口のテープを貼り替える。
段々上手くなってる。職人になれるも?!お見せできなくて残念。

術後一ヶ月。傷口は段々綺麗になってきている。毎週、人間の回復力を感じる。


明日からまた一週間が始まる。
まだまだ暑いが乗り切れるだろうか…。
でも職場の雰囲気が良いお陰で安心して出勤できるのは感謝すべきことなのだろう。


充実感

2023年09月09日 23時10分03秒 | Weblog
9時半に起床。
そういえば緑内障の目薬が足りないことに気付き、眼科に電話をする。11時半までに来れば眼圧の検査もできますよと言われたので朝食抜きで急いで風呂に入り、身支度を整えた。

眼圧と限定の検査。眼圧、戻っちゃった…。一桁いくかと思っていたのに…14・16だってお。
秋以降、大きな病院での緑内障の治療が開始される。
眼科の女医さんに「この前、順天堂大学病院で手術をして。なので緑内障も順天堂大学病院でお願いしたいと思っています」と言ったら喫驚された。
そして「…え?」とまじまじと見られた。
やっぱり驚くよね。私も驚いてるよ、いまだに。

薬局で心療内科と眼科の薬をゲット。
6000円が吹っ飛んだぜ。
最近、自分が医療費のために働いているのでは?と思ってしまう。

◆心療内科クラスタ


◆眼科クラスタ

アイラミドは新薬なので高い。

薬剤師さんにまつ毛が長くなったと指摘された。
そう、緑内障の目薬はまつ毛が伸びるのである。
点眼後に洗顔しても成分が吸収されるのでフサフサになる。
先月の手術の前、すっぴんの私を取り囲んだ麻酔科医たちに「本当のことを言ってください。まつエクなさっていますね?」と懐疑を掛けられるほどには長い。



ふ~。お腹空いた~。

ランチはベトナム料理店でブンチャーを食べた。ハノイの味。


見た目は不味そうだけど汁に浸すと美味しそうに見える。
汁に入っているハンバーグみたいな肉の塊が香ばしくてクセになる。


生春巻き、揚げ春巻きもとても美味しい。
野菜ミッションクリア(母が毎日野菜を食べるように指示を出してくるので)。



このお店はインテリアも凝っていて、まるで現地にいるような気分になる。



客も店員もみんなベトナム人。
会計時、「Cảm ơn(ありがとう)」っていつも言っている私。


マツキヨで爆買い。キューピーコーワゴールドαは半年分。デジャヴのアイライナー(割引対象外)はこの前買ったけどすでに半分ほど使ってしまったので泣く泣く買う。本当にコスパが悪すぎる。でもやめられない。デジャヴの奴隷かYO!


掃除を終え、小腹が空いたので和菓子店で買っておいた団子を食らう。一本150円で頑張っている。


今日は何もしなかったなと思いきや、こうして色々と書いてみるとけっこう充実していたなと思う。

充実感が一番の睡眠薬だと、最近思う。明日も天然の睡眠薬・充実感を得られますように。


苦ではない

2023年09月08日 23時39分19秒 | Weblog
心療内科デー。
今日は退勤前にちょっとしたハプニングが。

上司の背後にあるキャビネに屈み込んでファイルを仕舞おうとしたら上司がキャビネを開けてくれた。
不器用なのでファイルを入れられずにオタオタしていたら、すっと手を伸ばして手伝ってくれた。

…動揺して尻もちをついてしまった!M字開脚!

そしたら上司に
「どうしたのかな?(ぴえん顔)」
って言われた。

劇的な展開に笑いが止まらず、手術した傷口の痛みがMAXに達した!!

笑いを堪えつつ、今日も元気に花金恒例の駅そば。

ネギ多め。

心療内科の待ち時間は3時間。
今日は雨だし早めに終わるだろう、患者数も少ないし。そう高を括っていたのだが、一人一人の診察時間が長い。
この心療内科の売りだから仕方がないのだけれども。
本を持ってこなかったので吉熊相手に遊ぶしかなかった。最近かまってあげられていなかったのでいい機会だった。


22時ぐらいに名前を呼ばれた。
「新しい仕事はどうですか?」とクマ医師。

文書保存や秘書検定1級の技能を活かせる仕事なのでとても愉しいこと、そして冒頭のように傷口が痛むことを伝えた。
「え?傷口が痛む?」と訝しがるクマ医師に「笑いすぎて」と補足。すると笑顔で「ああ、そうですか!よかった~!」と喜んでいた。
電子カルテに何かを記入。きっと「裂傷痛む 笑いすぎw」とか書かれているに違いない。

「異常な部署から異動できて本当に良かったですね。わたしは色々な患者さんを診ていますけれども、あなたのようなパワハラをされている方はいらっしゃらなかったです」とお墨付きをいただいた。
改めて人事異動に感謝。
仕事で恩返しをしたい。
傷ついた分、たくさん笑っていきたい。


別件の治療については、「どんな提案をされようが私の体のボスは私なので最終的には私が決める」と宣言。
クマ医師に「主体的で良いことです」と褒められた。
色々不安はあれども、考えたって仕方のないことは流すようにしよう。クマ医師に話しながら決意が固まった。


処方変更なし
マイスリー、ソラナックス、パリエット、防風通聖散、ハルシオン、デパケン、酸化マグネシウム錠、ビオスリー。

霧雨の中、帰宅。
一雨ごとに涼しくなってきて嬉しい。
雨は嫌いだけれども、涼しさを連れてきてくれると思えば苦ではない。


傷口も痛むのは不快だが、「笑い」によって引き起こされるならば苦ではない。

数か月前の自分へ。
もう少し我慢すれば、ちょっと病気するかもだけど、すごく楽しい日々が待っているよ!と言ってあげたい。



「置かれた場所で咲きなさい…土壌にもよるけど」

2023年09月07日 23時29分38秒 | Weblog
「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子シスター)を久々に風呂場で読んだ。

辛いときに手に取って度々読み返していたけれども、心身共に不調になった今となっては「『置かれた場所』が腐っているのならば逃げてもいいんじゃね?」と思う。

腐っている場所とは無視されたり怒鳴られたりするという壮絶なパワハラを受けた以前の部署のことである。

円滑なコミュニケーションが図れない環境は齟齬が生じやすく、いつしか憎しみだけが募っていく。
その標的に、私はなったのだ。
何をしても否定される日々。


本著で「咲く」とは、「仕方ないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」とシスターは述べられているけれども、あの時の私の置かれた立場ではそういうことを心がける余裕は皆無であった。
枯れる寸前までいった。いや、心身共に不調になったので実際は一度枯れたのかもしれない。毎日がつらく生きていることが嫌になり、線路に吸い込まれそうになったのだし。


あと私の愛するクマ…「Bear」という単語はクマ以外にも「耐える」という意味があるんだし我慢しよう…と自分をごまかして日々、ストレスに晒されていた。

あの時、父の助言どおり異動願いを提出するというアクションを起こしていたら、体も心もこんなふうにはなっていなかったのではと今、少し後悔している。
不安や恐怖、怒りといったストレスが生じると、交感神経の活動が高まり、病気になりやすいとクマ医師が言っていた。
8月、手術室から病室に戻り、全身管だらけになった私は、クマ医師の言葉を反芻しながら「痛い、痛い」と天井を見つめていた。



しかしシスターはこうも言っている。

「雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように」


下へ下へと伸ばしていたかは定かではないが、「次に咲く花」は今の私そのものであると言えよう。

異動させてもらった今では同僚と円滑なコミュニケーションを築けている。
話がおもしろすぎてつい笑いすぎてしまい、術後3週間も過ぎたというのに傷口がぱっくりと開きそうになるぐらいには笑っている。
頼まれた仕事をして「ありがとう。助かった」という上司の一言に遣り甲斐を持ち、自分の存在意義を感じることができている。
あの辛い日々を我慢して乗り切って本当に良かったのだと今、心から安堵している。

一度は懐疑的に思ってしまった「置かれた場所で咲きなさい」。
盲信することの危うさを秘めた本ではあるが、でも今では違う捉え方で読むことができる。
「置かれた場所で咲きなさい…土壌にもよるけど」と付け加えたい。

今の部署では「笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」を目標にできそうだ。
日々精進である。

今日見た夕焼け。なんとなく秋めいてきた。


朝の風景もなんとなく秋らしさを感じる。
紫式部のグラデーション。


勢いを失いつつある百日紅。


秋はもうすぐ。(早く涼しくなってほしい)


夕食は丸亀製麺。
てりやきタル鶏ぶっかけ、美味しかった!!サイゼリヤの辛みチキンみたいなのが乗っかってた。
ふ~。まんぷくま








明日は心療内科。
私の人事異動を「よかったね」「もういじめられないね」と喜んでくれる人はたくさんいたけど、一番喜んでくれたのは精神科医のクマ医師だったりする…!
精神科医にとって患者の自殺が一番つらいのだそうだ。

彼に笑顔で一週間を報告できるよう、一週間の有終の美を飾りたい。


心象スケッチ

2023年09月06日 23時34分28秒 | Weblog
今日は仕事がひと段落したので新たな仕事を与えられた。
今まで教えていただいた業務内容はノートにしたためており、汚い字を読解しながらも役立てている。

私は宇宙関連や作家の講演会やイベントの際にメモ帳を持参している。
大半はやはり汚い字で埋め尽くされており解読不可能なのだが。
最近はそこに診察のことも書くようになり…カオス!
五木寛之先生の講演会、はやぶさ・はやぶさ2の講演会、旅行先でのメモ、そして今回の病気での診察メモ。

その時々の想いなども走り書きされており、なんちゅうか、ちょっとした「心象スケッチ」(宮沢賢治)である。


今日の夕食は母がこの前持ってきてくれた崎陽軒のシウマイ(パウチ)。


レンジでチンするだけで美味しくいただけるので便利。
ごちそうさまでした。



9月4日の東京新聞
永山元死刑囚の遺品を故郷・網走に返したいー 最後の面会者が奔走するわけとは

私の後ろ姿が載っているではないか。


この日の永山則夫のイベントも実に有意義だった。
則夫と網走の関係がよく分かった。

この記事を書いた記者さんもすごく聡明な方だった。

則夫の遺品を私は実際に見たことがある。原稿は勿論、靴、ペンダント、など。
それらはやはり網走に置くことが則夫にとって最善なのかもしれない。
網走の海に散骨されたわけだし…。

この日のイベントもメモを持参した。
字が汚くて読み返しても「?」なのが切ない。

私の心象スケッチ、がんばれ…。



自分にご褒美

2023年09月05日 23時58分30秒 | Weblog
今週の会社の花はピンクのガーベラ。
私の好きな花。
花言葉は、「感謝・神秘・熱愛・崇高美」


今日は上司から「これでもか!」っつーほど仕事を与えられた。
秘書検定1級とビジネス文書検定1級を活かせる業務内容だったのと、上司からの「ありがとう。助かった」という言葉でハイテンションになった。

嬉しかったので今日はお寿司にした。



吉熊はサーモン、私はいくらが一番好き。


ついでにハーゲンダッツ。苺そのものがたっぷりと練り込まれており、とても食べごたえがあった。


自分にご褒美、だいじ。

明日も頑張ろう!!


久々の雨

2023年09月04日 23時37分01秒 | Weblog
高校時代の恩師から残暑見舞いが届いた。
なんと素敵なハガキ!先生、オシャンティ!

アンリ・マティス「馬、曲馬師、道化」

先生も孫ができておじいちゃんらしい。
なんだか想像つかないな。お元気そうで何より。
手紙ってやっぱりいいな。温かみを感じる。





あと両親がこの前の大安の日(9/1)に、私の手術・入院のお見舞い返しに行ってくれたもよう。伯母ABC、それぞれの家に。暑い中、お手数をかけて申し訳ない。ありがとう。
一番苦手な伯母Cに「亮子から丁寧なお礼の電話をもらった」と母から聞いた。意外である。

今日は会社で上司に面白いことを話されて爆笑。笑いすぎて涙が出た。
上司に「あ、大丈夫?今笑ったけど痛まない?」と心配された。

今日は傷口が痛まなかった。
昨日、傷口をまじまじと直視したが先週より傷の幅が細くなったように思う。
皮膚が順調に縫合されているもよう。
人体の神秘を感じている、なう。

両親、親戚、上司…気遣ってくれる人々に本当に感謝の日々である。


今日は仕事帰りに歯医者へ。
先月、手術前の口腔ケアの予約を取る際、私服姿&結婚指輪&髪型チェンジしている冬彦先生を見て「ふぁあああ…!」って心がときめいたことは記憶に新しい。
「『夏の日の2023』だわ…」とモヤモヤしたのだが、その後、口腔ケアを受けた際には何も感じなかった。
白衣を着て結婚指輪を外した冬彦先生は通常だった。フェイスシールドしてるので髪型も見えなかったし。

今日も別に普通だった。
「術後の体調はいかがですか?」「手術の傷口が痛んで歯磨きがおつらいでしょう」と気遣ってくれた(いつもの早口で)。
冬彦先生は大学病院で勤務していたので、このようなケアに慣れてるんだろう。

細かい汚れを取ってもらい、受付で会計を待っているとき、受付の席に腰かけて伝票を作成する冬彦先生のフェイスシールドの奥に位置する頭頂部を見て全俺が震撼した。
なんとカラーリングをしているではないか!
黒のクセ毛のもっさい髪型だったのに、今日まじまじと俯瞰したらサーファー系の茶髪&ふんわりヘアになっているんである。
9年の付き合いでいきなりこんなイメチェンを見せてくれるとは!
冬彦先生、悪いパパ活女子に騙されていないか…?
余計なことかもしれないが老婆心が発動してしまうYO!

「術後なので、ブラッシングがちゃんとできているかが心配。来月も来てください」とのこと。
…次回の冬彦先生、金髪になってるんじゃね?

っていうか、心配してくださっているのに邪推してしまい、すいません。ありがとうございます。


今日は久々の雨。
気温が低くて助かるが、湿度がヤヴァイ!温泉の脱衣場かと思っちゃうほど。

夕食はコンビニの冷やし中華。野菜不足を補うべく、スムージーも付けた。



一旦水を入れてかき混ぜて水を切って麺の下に氷を敷いた。マヨネーズはこの前、母がうちに置いていったもの。


明日はまた晴れて暑くなるらしい。
残暑見舞いをもらったのでそろそろ涼しくなってほしい。
冷やし中華を欲する季節はまだ続きそうだ。



ヲタ活・ヌン活

2023年09月03日 22時32分15秒 | Weblog
8時半に覚醒。二度寝を試みたが失敗に終わった。
今日は恵比寿へ。





★ヲタ活
風景論以後|東京都写真美術館
《略称・連続射殺魔》1968年(86分)
監督 足立正生



先般のイベントでいただいていた招待券で入館。
元死刑囚 永山則夫が見たであろう風景(網走、板柳、新宿、…宇都宮も!)と重めのドラムサウンドが織りなす珠玉の名作。2回も見た。約3時間座りっぱなし!


ポスターの右下の写真は則夫が住んでいた板柳のマーケット長屋かな。


以前、足立監督の生解説付きで見たことがある。ちょっと自慢。
「略称・連続射殺魔」上映&足立監督トーク@青猫書房



隣の展示室には「無知ノ涙 No.2」の則夫直筆のノートがあった。
則夫の特徴のある文字、そして先ほど見た映像を重ねると則夫の息遣いが聞こえてくるようであった。

まだ開催期間中に来ようと思う。


★ムスカ?
TOP of YEBISUの39階にて。
良い感じの展望スペースがある。
お気に入りの場所だ。





吉熊「見ろ!人がゴミのようだ」


…ムスカ化する吉熊に苦笑い。


★ヌン活
今、アフタヌーンティーを楽しむことを若い人のあいだでは「ヌン活」と呼ぶらしい。

「若人もすなるヌン活といふものをクマもしてみむとてするなり」

渋谷で下車し、永山則夫が中学を卒業して就職した渋谷の西村でヲタ活&ヌン活。
いつもは見上げるだけのパーラー西村。
今日は勇気を出していざ出陣!







旬の桃のパフェを食べた。




鼻腔に突き抜ける桃の香りと口内に広がる甘い汁に目眩がした…。
これでもか!と盛ってある瑞々しい桃、その下にはアイスやクリーム、シャーベット。
トランス状態に陥りながら、味わいつくした。

最近暑すぎて干からびていたが、心も体も一気に瑞々しさを取り戻せた。

吉熊も大喜び。まんぷくま!




さ!帰ろう!
スクランブル交差点も外人さんがだいぶ戻ってきた。







今夜は「異水」を読みながら湯に浸かった。
先述のとおり、則夫は宇都宮で働いていたことがある(小山の兄の家から通っていた)。
則夫が地元の人の会話部分で見事な栃木弁が再現されてある。(~っぺよ、って)


そうそう、日曜恒例の傷口のテープの貼り替えもした。
先週よりは上手に貼れて満足。


明日から仕事。長い一週間が始まる。
がんばっぺ。



「俺んとこ こないか?」

2023年09月02日 23時33分45秒 | Weblog
9時半に起床。
今日はクリニックへ術後の検診。
傷口は良い感じで塞がっており、また、テーピングの位置も問題ないらしい。
来月、飲み会と旅行を控えているが行ってもいいかという問いに、三味線先生は「いいよ~。飲み会?いいな。僕も行きたい」と。
お、おう…。


あと、ワクチンの接種券が届いたのだが病人の自分は打ってもいいのか?と尋ねた。


三味線「うちで打ちなよ」(即答&勧誘)


…次の瞬間、氣志團の「One Night Carnival」が脳内で流れたよね。

「俺んとこ こないか?」って。

三味線先生の髪型が一瞬、リーゼントに見えたよね。アフォー\(^o^)/

勿論、予約を入れた。
以前の私ならば「採血怖い」「ワクチン怖い」といちいち嘆いていたのだが、数々の採血、造影剤注入、術前の謎に痛い注射、そして手術を乗り越えたので感覚がマヒしてしまい、何の躊躇いもなく予約を入れた。ちなみに三味線先生は今度7回目の接種をするらしい。すげー!


「あと気を付けることはないですか?」と尋ねると、「ない」と即答された。はっきりしている先生である。

次回はワクチン接種で逢いませう。よろしく。


マツキヨでエリクシールのファンデーションとマキアージュのコンシーラーを買ったら試供品をたらふく頂いて恐縮。
ファンデーションもコンシーラーも何年も同じカラーを使っているのにも関わらず、カラーナンバーを覚えられずに店員さんに毎回購入履歴を追ってもらう顧客です…すまん。



近所の教会へお祈りに行った。


席に腰かけてじっと目を瞑ると心が落ち着く。





神様、どうか何卒…。


ランチは近所のタイ料理店へ。
2ヶ月振りの来訪。
あぶらそば、最高!






にんにくたっぷりのドレッシング(自家製)がバシャバシャかけられたサラダも手が止まらなくなる美味しさ。にんにく効果抜群で、これを食べると途端に元気になる。絶倫!


飲み仲間(同郷)にビールをご馳走になった。
パイセン、ご馳走様!!


最後はタピオカのデザート。タピオカ、うま~。


この前、タイに里帰りをした店主が現地で買ってきた麺。これがまたプルプルした食感でちょっとエスニックなタレやもやしとの相性が良くて、中毒性が高い。美味い。


こちらも店主のご厚意。辛い!ビールおかわり!!


この店に通うようになり、顔馴染みも随分増えた。
やさしくてお茶目な店主を囲い、みんなが思い思い話して、笑い合って、いつの間にか友達になっているのである。
改めて今、この土地の良さを実感している。



帰宅後、酔っ払いつつも、週末のルーティン「大理石の床を磨くミッション」は遂行する。

シンガポールの住居では多いらしい、大理石の床。
夏はひんやりとして冷たくて気持ちが良い。


昨日はあまり眠れなかった。
今夜は眠れますように。
寝るのが一番、術後の回復に貢献していると思う。
しっかり寝た日の翌日は劇的に痛みが軽減している。


すみれ September Love

2023年09月01日 23時56分39秒 | Weblog
9/1

コンテンポラリーな青空が、9月に入ったからだろうか、少し柔らかみを帯びた感じになった。
早く涼しくならないかしら


9月になると必ず聞く曲。

SHAZNA - Sumire September Love [HD 1080p]


IZAMさん、かわいい~♪


心療内科デー。
待ち時間3時間15分。
最近にしては遅め。
夕食はいつも通り駅そば。

まだまだ暑いので冷やし山菜そばにコロッケという組み合わせ。冬になると温かいそばにかき揚げ&コロッケにシフトする。

今日の診察では、新しい部署での仕事の内容を披露。そう、異動と共に病気になってしまったので、クマ医師には今の仕事内容を話すのは今日が初めてだ。突発的な仕事、ルーティン(月、週、日)を伝えた。話しながらなんだか上司と面談している気分になる。

そして今後、当面飲むであろう薬についての飲み合わせを尋ねると、クマ医師は医学書モードに突入してしまった。
医学書モードとは、クマ医師が薬の飲み合わせや副作用について医学書を熱心に読む体勢のことを指す。
たまに発生する。
その間、患者は放置プレイ。
手持ち無沙汰になるので横に貼ってあるカレンダーを見たり、クマ医師の本棚を見たりしてやり過ごす。

「問題ないですね」とクマ医師は本を閉じた。
ふ~。良かった!!

今後の治療については「三味線先生は優秀なので大丈夫。三味線先生を信じて」とのこと。
PMSから解放されたので、今、とても前向き。なので素直に「はい」と返事をした。


あと、今は職場がストレスフリーなので易怒性を抑えるデパケンを減薬すること、そして毎週の通院を隔週に戻そうかと思っている旨を相談した。
クマ医師は一瞬、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!という表情になったが、「無理はしないでくださいね」とフォロー。

考えが整理できて実りある診察だった。

心療内科を出たのが0時少し前。
夜道で「すみれ September Love」を小声でボソボソ歌いながら帰路に就く(怪しい)。

帰宅して母と電話でちょこっとお話して寝てしまう。

一週間、お疲れサマー。