世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

帰省の際の会話

2012年08月21日 22時39分48秒 | Weblog
先日の帰省の際、父クマパパとゆっくり話をすることができた。
父は私の子供の頃、仕事人間だった。
一緒に晩御飯を摂ったことなんてあまりなかった。
いまだに彼と話をする際は、母親にするように気軽にはできない。

そんな父と娘だが、最近読んだ書籍と、組織の中で生きる同士という共通項を手繰り寄せ、話を展開。

また、
「亮子、このままでいいのかなあ」
とぼやいたら、
「パパぐらいの年齢になると、人生の終焉が見えてくるんだ。棺桶に入るとき、幸せだと思えるような生き方をすればいい。世間に流されずに、自分の幸せに忠実に従っていった方がいいよ。要は、幸せかどうかは、自分が決めるんだよ」
と言われた。

なんだか、語ってしまった。

風呂に入る前、母ヨーコたんに気になっていた背中の吹き出物を見てもらった。
どうやら炎症を起こしているらしく、病院行きを勧められた。
昨年も今年の夏も、汗をかくと痒みを感じる。
合わせ鏡で見てもよく見えず、恐る恐る触るとぷっくりとした何かがたくさんできているという感触を指先が捉える。
恐らく節電→汗…のせいだと思う。

今日、早速、皮膚科に行った。
やはり、汗による吹き出物の炎症らしい。
「どうしてもっと早く来なかったの?」
と言われた。
自分じゃ見えないし、見せる人もいないのだもの。

けっこう酷いらしい。
内服薬(アレグラ錠)と塗り薬(ベタメタゾン)を処方された。
ひとまず様子を見よう。


心配するクマたち。
大丈夫。すぐ治るから。

好きなもの、愛用品

2012年08月20日 22時36分52秒 | Weblog
今週の会社の花(階段の踊り場)は、ピンクの薔薇。


可愛い。
ピンクの薔薇、大好き。

北海道旅行でドレスのコスプレをした際、小樽でも函館でもピンクを薦められた。
で、着てみた。
ピンクは好きな色なのだが、服装に取り入れることは少ない。着回し重視で黒や紺を選んでしまう。
そういう意味で、今回のコスプレは、より一層解放感が強かった。


旅行用のトランクの取っ手が壊れた。
定時に上がり、一旦帰宅して、トランクを修理に出した。
革製の真っ赤なトランクは、10年前、一目ぼれして買ったもの。
国内外の旅行や実家への帰省の際、お供してくれた。
暫しお別れ。



その帰りに、喫茶店で残暑見舞いをしたためた。
2年前、ニューヨークの一人旅で購入したモンブランの万年筆。
けっこう愛用していて、もう何回か、インクカートリッジを取り替えた。



好きなものに囲まれる生活。
幸せ。



燃エツキルホドニ 輝クコトノ美シサ

2012年08月20日 22時19分41秒 | Weblog
土曜日は、会社帰りに自宅に寄り、ポストに投函されていた秘書検定準一級の結果を受け取ってから宇都宮に帰省した。
あまりにも慌ただしくて、あまり実感が湧かなかったが、今になり「受かったんだな」と染々している。

テキストを開き始めたのは3月。
平日は、経理課のO主任と図書館に通った。
自信を失う度に励ましあった。
終わった後、たまに安い居酒屋で一緒に飲んだ。

桜が散り、5月上旬にはテキストを一通りまとめ終え、6月半ばの試験日まではひたすら過去問を解きまくり、そして暗記に徹していた。

筆記の合格発表は、株主総会の前日。
そこからは面接試験に備えた。
っつても、なにをどうすればいいのか分からない。
両親から合格祝いをもらい、それを足しにして、面接対策セミナー(早稲田ワーキングスクール)を受けた。
あれは本当にためになったと思う。
試験対策だけではなく、普段の仕事にも活用している。


そんなこんなで勝ち取った合格。
やっぱり嬉しい!

何をやっても自分はダメなんだ、という気分が柔いた。
しかし、これに甘んじることなく、更に自分を磨いていきたい。

輝きは自信になると信じて。



5月、スランプに陥った時に繰り返し、心の中で唱えた文言。
銀座のミキモトのショーウインドーに飾られていた小惑星探査機はやぶさに飾られていたあのコピー。

「燃エツキルホドニ輝クコトノ美シサヲ 私タチノ心ニ呼ビ覚マスタメニ「はやぶさ」ハ還ッテキタ。」

はやぶさの健気な姿を何度も思い描きながら、自らを奮い立たせたのである。

様々な方にご声援をいただいたのだが、はやぶさにも「ありがとう」を言いたい。
はやぶさ、ありがとう。




あと、吉熊もありがとう。







【参考】
使用した参考書など。


「秘書検定集中講義 準1級」(実務技能検定協会)
→基本はこれ一冊で賄えると思う。
各項目の最後にある例題というか過去問を暗記した。



「秘書検定準1級実問題集〈2012年度版〉」(実務技能検定協会)
→解説が濃くて良かった。過去5回分が載っている。



「秘書検定クイックマスター準1級」(実務技能検定協会)
→最後の総点検で使った。

セミナー
早稲田ワーキングスクール
講師が丁寧で親身になってくれた。



Happy Summer Wedding

2012年08月19日 22時35分43秒 | Weblog
小学校、高校が一緒だった友達・さいちび君の結婚式に出席。
彼を含めた高校時代の友達とは、年始に一緒に飲む。
私以外みんな殿方という・・・。
ちんぴ☆君、K君、尊師、そして新郎さいちび君。
高校時代、休み時間はいつも尊師を囲む感じで話していた。今は連絡が取れなくなった人も含めるとけっこうな大所帯であった。楽しかったな、本当。戻れるのであれば、戻りたい。今も十分に楽しいのだけれども。

さて、結婚式。
宇都宮で開催。
父クマパパに車で送ってもらった。

受付を済ませ、仲間たちと再会。
「あの、さいちびが結婚か」
というようなことを一様に述べ合う。

去年、
「このプロジェクトが終わったら、結婚するんだ」
という彼の呟きを見たときは、ネタかと思ってた。
まさか本当だったとは。

式は人前式。
厳かな雰囲気の中、タキシードに身を包んださいちび君登場。
BGMは「Book of Days」(Enya)


お嫁さんは、若くて可愛いかった。




続いて、ライスシャワー。
我々の背後に佇む樹木に蝉が止まり、けたたましく鳴いていた。激写。
なんだかこういうのも、さいちびらしい。





披露宴。
同じテーブルには、我々以外にふたりの殿方が。
一人は、小学校5年生のときに同じクラスだったY君。クラスのマスコット的存在だった。まさか再会できるとは。
もう一人は、幼稚園のときに同じクラスだった「とっちゃん」のお兄さん。
なんという巡り合わせ。
てか、さいちびの人脈、謎に溢れている。

さいちびからのメッセージカード。
吉熊のことに触れてくれて、嬉しかった。
新婦もクマ好きらしい。



新郎新婦登場!
ビールサーバーを背負い、各テーブルのピッチャーに注入する新郎。
新婦は柿の種とか配布する役だった。




御料理。
さいちびは、グルメなので、きっと吟味したんだろうなあ。
K君が料理が来るたびに、
「これ、美味しいよ」
と隣の席の尊師に報告しているのが、可笑しかった。
「キミ。どんな風に美味しいのかもっと具体的に言ってみたまえ」
と急に上司口調になる尊師。
そのやり取りを見て、爆笑。
高校時代の昼休みのままだ。







じゃがいものスープ。
これ、超美味しかった。1リットルぐらい飲みたい。




ヒラメのなんちゃら。
白ワインとぴったり。






いつの間にか退散する新郎新婦。
気付いたら、庭の方から手を振っているではないか。
なんと、デザートビュッフェが!!!




同時に、新婦と新郎母によるお茶のお手前披露、配布。
結構なお手前です。



仲間が幸せになっていく姿を目の当たりにすると、こちらまでハッピーになる。
そんなことを実感できるぐらい素敵な結婚式だった。

新婚旅行は、イタリア!
いいなあ。

さいちび。末永くお幸せに!
次回の飲み会には奥様もぜひ。

こうして仲間は増えていくのだなあ。



嵐の如く

2012年08月19日 22時25分17秒 | Weblog
ちんぴ☆君から素敵なお品ものをいただいた。
なんと!
小惑星探査機はやぶさの「メタリック ナノパズル」
先日、オリオン殿がこの商品についてのコメントをくださっていて、実はとても気になっていた。
超嬉しい!!


ありがとう!
さっそく作ってみる!
がんばるお!!


結婚式から帰宅し、少し寝た。

夕方、両親と「くら寿司」へ。
さっぱりとしたものが食べたかった。

ウニ、いくら。


大好物の茶椀蒸し。


嗚呼、お腹いっぱい。
ごちそうさまでした。

車からの眺め。
私が育った地域。

雲の形がなんだか面白くて激写。


近場に住む弟が仕事を終えてやってきた。
数分間話して、私は電車の時刻があったので駅へ。



嵐の如く慌ただしい帰省だったが、両親の有難さ(車の送迎、手料理)を物凄く感じた。
明日からまた頑張ろう。

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帰省

2012年08月19日 22時24分16秒 | Weblog
昨日から実家入り。
夕御飯は、やはり餃子(正嗣)!

発表

2012年08月18日 19時08分06秒 | Weblog
秘書検定準一級、無事に合格しました!

応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!!


うれし~!!!!!!!!!!


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贅沢な爆走

2012年08月17日 22時38分22秒 | Weblog
午後から経費分析を始める。
ふ~、疲れた。

帰りに、道端で社長と遭遇!
本当、出会い頭的遭遇という具合に。
ちょうど、「今日は何(夕ご飯)にしようかな♪」と節をつけて呟いていたときだったので、物凄く恥ずかしかった。

社長とは夏休みのことについて話した。
聞かれた内容に答えるのに必死。
何を話して良いかわからん…。

「今回の旅のコンセプトは?」
とか訊かれちゃうわけ。
「クマです」
と真顔で答えちゃうわけ、自分。





しかも彼は足が長いので、歩くのがすごく速い。
追い付くのにも必死。
私の最寄り駅まで一緒に帰ることに…。
緊張して汗がびっしょりと滴ってしまった。

今日一日で一番緊張した仕事だった。


昨日、ある人に「山田まりやに似ているね」と言われた。
山田まりやったらグラビアアイドルではないか。
たしかに居酒屋でバイトをしていた13年ぐらい前に、同じことを言われた。
当時、私は前髪を下ろしていたので余計に似ていたのかもしれぬ。



山田まりや、か。
どうせだったら、マリア・テレジアに似ていると言われたかった…と思ってしまうのは贅沢な爆走か。



明日は退社後、雀宮に帰る。
日曜日に高校時代の友達の結婚式があるのだ。
彼とは、小学校・高校が同じであった。
楽しみだ~♪

さて、準備せねば!!




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夏土産

2012年08月16日 23時01分46秒 | Weblog
出勤日。6日振りの出勤。社会復帰できるのか不安だったが、超多忙でバタバタし、あっという間に一日が過ぎ去った。

まずは経費データー加工で午前中が潰れた。
午後、それらを各部のシートに貼る。
出張の航空券の手配、その協議書作成。
会長、社長、副社長に連休中にリリースされた書類を渡す。
役員さんたちに取締役会議事録に捺印を依頼。
請求書の整理。
合間を縫って経費分析。


昼休みは、恒例のお土産交換会。
物々交換ごっこみたくて楽しい。
社長、他部署の課長、部内外の人々から、たくさんいただいた。
私は北海道で買った「北の恋人」を配布。

都度、
「どちらへ?」
という会話が展開される。
うちの会社の夏の風物詩だ。



鬼怒川に行った吉熊上司。
夏休み前、自分的に銘菓である「きぬの清流」を彼に一押した。
それを食した彼の妻、
「微妙…」
とのこと。
…すいません。

でもこれ、私の大好物なのである。
2個いただいた。
マンモスらっぴー。

シンガポールに行った先輩姐さんにはクマのキーホルダーをいただいた。
レトロで可愛い!!
さっそくお出かけ用のバッグに着用。




後輩女子Cちゃんは近場に旦那とゴルフに行ったらしい。
なぜか「LAZY SUSAN」のアトマイザーをくれた。
ずっと貸していた本(「八日目の蝉」)のお礼だとのこと。
恐縮です。
クマちゃんがダイヤモンドを模した宝石を抱えている素敵なデザイン。
さっそく愛用している香水「NINA」を入れた。



マイミク・高校時代の友達katzちゃんから残暑見舞いが届いた。
シロクマの付箋のプレゼント!
ありがとう!
すごくオシャレ。
大切に使わせていただきます。



夏休みも好きだが、やはり仕事も好きなんだと再認識。
あと同僚、友達。
色々な人に私は恵まれているのだと、きぬの清流を食べながら思った次第。



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一人カラオケ 越冬クマ

2012年08月15日 22時52分27秒 | Weblog
美術館の後、一人カラオケに行ってきた。
1時間、ジャイアンの如く大熱唱♪
あ~すっきり。





選曲がカオスだぜ。

今回の北海道旅行では「越冬つばめ」(森昌子)ばかりを聴いていた。
つばめをクマに置き換えて。

泣けるぜ…。
森昌子って栃木県宇都宮市出身なのな。


あと、GLAYの「Winter, again」も函館で聴いた。
GLAYの人々は函館出身ということで。

「いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
 生まれた街のあの白さを あなたにも見せたい」

この部分、いいよな。
好きな人に生まれた街って案内してみたくなるよな(妄想)。
正嗣の餃子食べて、八幡山公園を散策…とか。



GLAY / Winter, again



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Girl with a Pearl Earring

2012年08月15日 22時15分53秒 | Weblog
夏休み最終日。
東京都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」に行ってきた。
昨日は一日中ゴロゴロしていたので、今日はリハビリを兼ねて外出。
マウリッツハイス美術館はオランダにある。



今回の展示、勿論お目当てはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
これ、ずっと観たかった。

勿論混んでいた。チケットを買って20分並んで、その後、この作品の前でも10分程度並ぶ。
人々の頭から時々見える「真珠の耳飾りの少女」に胸をときめかせながらひたすら待つ。
前にいたお婆さんが「モナリザが来日した時もこんな感じだったのよ」と言っていた。
なるほど。



さて、いよいよ私の番。
歩きながらの観賞だったが、あの名画が私の前にあると思っただけで大興奮。
てらてらと光るみずみずしい唇に目が釘付け。色っぽい。
振り返りながら見ると、彼女もこっちをずっと見ていた。
視線を外してくれない。
なんとも不思議な絵である。
フェルメールブルーと言われるターバンの部分の青さは見ていると本当に魂を吸い取られそうなほど深い。
やっぱいいよ、フェルメール。
大混雑の列に並びながら「もう、うんざり!!!!!!!!!!!」って思ったが、見る価値はある。

同じくフェルメールの作品。
「ディアナとニンフたち」


狩りの女神ディアナとお付きのニンフたちの休息。
衣服の皺の部分や肉体のむちむちした様子とか、どうしたらこんなに精緻に表現できるのだろうか。
美術を学んだことがない私は不思議でしょうがない。


ペーテル・パウル・ルーベンス
「聖母被昇天(下絵)」
ルーベンスったら、「フランダースの犬」で、少年ネロが死ぬ間際に見た絵である。

「パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。
だから、だから僕は今凄~く幸せなんだよ。
パトラッシュ… 疲れたろ…。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。
パトラッシュ・・・。」

って。

私も、なんだかそんな気分になれたよ。
パトラッシュ。明日から仕事だよ。
初っ端から経費分析だよ。
来月から、修繕費と運賃搬送費の分析も任されることになったんだ…。
ぼく、どうしたらいいのか分からないよ…パトラッシュ。





「真珠の耳飾りの少女」もよかったが、今日の一番は
ヤン・ブリューゲル(父)および ヘンドリック・ファン・バーレン
「四季の精から贈り物を受け取るキュベレと、それを取り巻く果実の花輪」


これ、本当、素敵な絵だった。
果物のみずみずしさが何ともリアルで、それを取り巻く天使の様子も微笑ましく、ずっと見ていたい絵だった。



「万暦染付の花瓶に生けた花」(ヤーコプ・ファン・ライスダール)
この絵もリアルで、思わず手を伸ばして八重のチューリップに触れたくなった。



お土産売り場にて。
協賛ブランド「ミキモト」が「真珠の耳飾りの少女」からインスパイアされた真珠のピアスを2点特別に制作したらしい。
これも凄かった。
白蝶真珠(約16mm)× ダイヤモンド(各約7ct) 約5.5cm WGK18




出口には「真珠の耳飾りの少女」の衣服を再現したものが展示してあった。


吉熊は真珠の少女にぞっこんラヴなもよう。


外に出ると、レンブラントが描いたような空と上野の森が広がっていた。



さて明日から仕事。
ちゃんと稼いで、また素敵な旅をしようっと。


8/10 はじめての北海道

2012年08月14日 13時17分24秒 | Weblog
5時起き。
羽田空港を利用するのは12年ぶりぐらい。
8時00分羽田発→9時35分千歳着。ANA53便。2階席だった。
快適な空の旅。
着陸態勢に入り、窓からは曇天に包まれた雄大な北海道の大地が見えてきた。

到着後、客室乗務員に荷物を提げてもらう際、
「お仕事ですか?」
と訊かれた。
なんで!?

電車に乗り、小樽へ。

小樽は大林宣彦監督の映画「ふたり」で、主人公・実加の父親が転勤になる場所だ。
そこで父親は地元の女性と…。妻に別れて欲しいというために、尾道にある実加の家にこの小樽の女性は乗りこんでいく。想えばけっこう残酷なシーンである。

小樽…そんな予備知識しかない。

荷物をホテルに預け、まずは行きたかった喫茶店へ。
商店街の中にある静かな店だ。
小説のまんま。








散策開始。
北のウォール街と名をはせていただけあり、旧金融会社のビルが残っている。











北一ヴェネツィア美術館でコスプレ。
本格的なイタリア製のドレスに身を包み、記念撮影。
ちゃんとコルセットなどを装着してくれ、本格的だった。






上の階の喫茶店の半額券をいただいたので、シチリアソーダを堪能。
涼しかったので屋上で。
海風が気持ちいい。
どこからか海鳥の声が聞こえる。



小樽オルゴール堂。
観光客でいっぱい。


多種多様なオルゴールが販売されていた。
クマちゃんの壁掛けオルゴールも。


隣のお土産屋さん。
クマグッズを販売する店。



ポストと石の建物。


ちょっとした風景が様になるのは歴史があるからだろうか。


大通りを一本入ると更に歴史のある建物が。
尾道にもこんな建造物があったっけな。
和風ガウディハウスだっけ。似ている。







何かの会社。
張り巡らされた非常階段、見ていて飽きない。



海風を浴びながら、海を見る。
ひたすらぼんやり。









海猫屋。
ここも嶽本野ばら先生の小説に出てきた。


店先には紫陽花が咲いていた。







小説の主人公同様、パスタとワインを注文。
小樽ワインは少々クセがあったがフルーティなのでごくごくいただいた。
パスタは、近海で獲れたアサリとトマト。さっぱりとしていて美味しかった。



運河を散策。




水面に映る光が旅情を誘う。



駅前まで歩く。
20時。人影はまばら。


商店街を横にそれると素敵な飲み屋街が。



ホテルはシングルが空いていなくてツインに通された。広い!!


大浴場のミストサウナでひと汗流す。
温泉、最高に気持ちがよくて、2時間弱入浴してしまった。

吉熊は、既にオネム。疲れたんだね。



こうして旅行第一日目は終了した。
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8/11 白く神々しい生き物

2012年08月14日 13時16分28秒 | Weblog
8/11

寝坊をする。
朝食はホテルにて。和食と洋食バイキングを選べるのだが、迷わず和食を選ぶ辺り、自分も歳を取ったのだと思う。
でも和食にして正解だったかも。夕張メロンやいくら、ウニ、…けっこう豪華だった。


チェックアウトを済ませて小樽駅に向かう。
こうして観ると小樽は尾道に似ている。海、山、坂道。山の斜面に張り付くように家々が連なっている様子は、まるで尾道だ。


小樽駅。


まずは札幌を目指す。
前方向かって左側。来る時は気付かなかったのだが、海沿いを走っている。
隣の女性が「この先に大きな岩があるんです。そこがシャッターチャンスかも」と教えてくれた。良い人だ。




北の海は透き通っていて、見るだけでもその冷たさが伝わってくるかのようだ。



札幌で乗り換えて、スーパーカムイ号で旭川を目指す。
ひたすら畑と山々の風景が広がる。



旭川には私の従兄弟が住んでいる。医者を生業にしている彼と最後に会ったのは4年前の祖母の葬式だ。そんなに親しい間柄ではない彼のことを流れる車窓に合わせて、初めて深く考えてしまった。

旭川のホテルにチェックインし、バスで旭山動物園に向かう。

私の通う心療内科の本棚に旭山動物園の写真集がある。それを見て「行きたいなあ」と思っていた。
この動物園は「見せる」動物園だ。動物を様々な角度から、しかも間近に見せてくれる。サービス精神が豊かな動物園だった。



エゾカエル。

その下には…
「ストレスで死んでしまいます」…。なんだか分かるぞう。


孔雀の羽って本当に美しいのな。


いきなり放尿し始めたオラウータン。



テナガザル。



おおかみが遠吠えを始めた。



上から視線を感じるなと思ったらレッサーパンダが私を見下ろしていた。



アシカ



ペンギン



昼食は園内レストランの「いくら丼」
うまー。




眺めが良い。


ちょうどペンギンの「もぐもぐタイム」の時間だったのだが、自分がもぐもぐしていた…。うっかり。



ホッキョクグマを間近で観られる設備の列に並ぶ。15分待ち。
ガラス製のカプセルに入り、散歩するホッキョクグマを至近距離で見ることができた。
快活に歩く白く神々しい生き物は、夏の日差しを一心に受け、私の前を通り過ぎて行った。




他のホッキョクグマ。
サツキというホッキョクグマらしい。
超絶美人だった。



お土産を買ってバス停へ。
バス停で30分ぐらい待機。
ここで私はミツバチに狙われた。
そう、私にだけ近づいてくるのである。
「んぎゃ~~~~~~~~~」
と逃げ回り、バス停を2周してしまった。
関西から来た女性二人組に
「お姉さん、狙われていますねえ」
と失笑された。




ホテルに到着。
駅前のやや古いホテル。
こうして観ると、やや牢獄っぽい。



明日は早いので早めに就寝。



8/12 クマ好きの聖地

2012年08月14日 13時02分31秒 | Weblog
8/12

7時起床。
ホテルのバイキングで朝食。


旭川駅を出て、またもやスーパーカムイ号で札幌を目指す。
もうね、「世界の車窓から」状態である。

窓の外には関東では見ることがない大きな屋根を持った家々が流れていく。
そしてその奥には淡い絵の具で一筆で描いたような山々が薄く見える。
これぞ北海道。


札幌でスーパー北斗号に乗り換え。
登別を目指す。ギュウギュウ詰め。ラッシュ時の山手線状態。そのまま1時間耐え忍ぶ。

登別に到着!!
登別ったらクマ牧場である。世界最大級のクマ牧場。泣く子も黙るクマ好きの聖地だ。

私はクマが好きだ。偶々手に入れたクマのぬいぐるみに突如愛着を持ち、9年が過ぎた。私の上司に似ていることから、彼から1文字を拝借し「吉熊」と名付けた。すぐに飽きるだろうと思っていた。かつて私の玩具欲を満たしていったぬいぐるみが部屋の隅で埃を被っているように。しかし、気付けば9年があっという間に過ぎ、私の吉熊への愛情もその分増した。子供が産まれるとそれまで興味がなかった子供視線のおもちゃや絵本に興味が湧くという事例に似て、私は吉熊以外のクマにも興味を持っていった。ぬいぐるみ、書籍、小物、動画、イラストのクマ、そして本物のクマにも。そんなクマ好きな私がこの「登別クマ牧場」に来たがるのは至極当然のことのように思う。しかし、高校時代の修学旅行でこのクマ牧場に来たことがある妹に言わせると「別にって感じ。臭いし」とつれない様子。

登別駅からバスで登別温泉中央を目指し、そこから10分ほど歩き、さらにロープウエイに乗車する。


降りるとそこは「登別クマ牧場」!!!!
き、来たよう。ついに来たよう!!!


売店でクマ用の餌を購入。


「こっち、こっち」


「ギブミー餌」


クマさん、いっぱい。
か、かわいい。




ワイルドな格好だなあ。





ガラス越しにヒグマとコミュニケーションを取れる施設へ。
入場した途端、一瞬、足がすくんだ。


よ、吉熊…。うしろっ!!


餌をあげないと、ガラスをガンガンと叩くクマ。
けっこう怖かった。

ツキノワグマのショー。
ジュンくん。12歳。人間でいうと私と同じ35歳ぐらい。
器用に箱を開けて中の餌を食していた。



AKB総選挙の真似。



レストランもいちいちクマ。



クマ山神社。参拝。



園内を徘徊するクマのぬいぐるみと吉熊。



「ヒグマ博物館はこちらです」



この絵、超可愛かった。




大勢のヒグマたちを見た瞬間、ほんの一瞬、「怖い」と思った。
そして、そう思えたことに安堵した。
人に害を与えるクマとぬいぐるみのクマを混同しない自分を知ることができた。
私の中に眠る本能が、唸るクマたちを見て「これは危険だ」という警鐘を僅かに鳴らした。


帰りのバス。
高い湿度とそこに降り注ぐ太陽の日を浴びて、山全体が光っているように見えた。
電柱の「登別クマ牧場」の看板が私の前に現れては後方へ消えていく。
気付いたら私は泣いていた。泣くほど帰りたくなかったらしい。

函館へ向かう電車待ち。
1時間半。登別駅でビールとつまみを買って、本を読んで過ごす。




スーパー北斗号。


函館に着くころには、もうクマ牧場のことは忘れていて、函館山の夜景に想いを馳せていた。
20時過ぎ、ホテルにチェックインし、函館山を目指す。夜の函館はにぎやかだった。

ロープウエイで山頂に到着し、そこに広がっていたのは濃霧。「あなたの知らない世界」的雰囲気とでもいおうか。新倉イワオ先生が出てきちゃうような世界が広がっていたのである。何も見えない…。
しかし、ここで引き返すような私ではない。他の観光客と一緒に粘りに粘って、霧が切れるのを待った。
25分後、風が吹いて来て、半島の形をしたネオンの群れが浮き立ってきた。
「うぉぉぉぉ~」
一気に湧き起る歓声。皆、吉田栄作みたいな雄叫びを上げていた。私も吉田栄作になり、隣の人と喜んだ。


どよ~ん。


うぉぉぉぉ~



ニューヨークのエンパイアステートビル、香港のビクトリアピーク、新宿のワインバーからの眺め…様々な場所で夜景を堪能してきたが、こんなに見て喜びを感じる夜景はいまだかつて体験したことがなかった。

深夜、ホテルに到着し、晩酌をしてオネム。
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8/13 さようなら、2012年私の夏

2012年08月14日 13時00分29秒 | Weblog
ホテルのカーテンを開いてびっくり。なんと雨である。そう、私は雨女なのである。そういえば。今までの3日間の曇りや晴れは奇跡だったのだ。

ホテルでチェックアウトをし、駅に荷物を預けて、路面電車に乗車。十字街へ。


八幡坂という坂を目指す。吉川ひなのが出ていたポッキーのCMでここがロケ地に成っていた。あれを見てからずっと行きたいと思っていた。






旧函館区公会堂へ。
洋館。
ここでは「ハイカラ衣裳館」といってドレスのレンタルができる。
小樽でもしたじゃないか、と思いながらも、ついやってしまう。
ドレスと洋館、このフィット感は普遍の真理、究極のコンビネーションなのだから仕方がない。

店員さんおススメのピンクのドレスに身を包む。
つい、顔がにやけてしまう。
どっかの令嬢になった気満々。
吉熊は男爵。

ドレスは重かった…。
引きずるようにして洋館内を徘徊。



ココは写真撮影は自分たちでしなければならない。
私のようなソロ活動者は誰かに撮ってもらわないとならない。

カップルさんにそっと近付き、
「写真撮りましょうか」
と撮って差し上げる。
「わ~。二人とも良い感じです」
など言いながら。

で、
「あの、私も撮ってもらってもいいですかぁ」
と己も撮ってっもらう作戦で乗り切った。
ウエディングドレスをこの先も着ることがないので許してけろ。








イギリス領事館へ。
ここも洋館。

領事吉熊、仕事中。



坂を下る。



赤レンガ倉庫へ。


女子好みの物品が多数販売されていたが、私は迷わずテディベアミュージアムに向かった。
クラシカルなテディベア、ユニークなテディベアなどもりだくさん。
どのベアも長年愛されていた空気を身に纏っていた。

でもうちの吉熊が一番可愛いと思ってしまう。










シュタイフのテディベアは本当によくできているよな。



市電に乗り五稜郭を目指す。
五稜郭タワーからの眺め。
ちゃんと星型に成っている。





細部はこんな感じ。



タワーには透明の床があり、そこから下を眺めると、かなり怖い。


反対側の窓からは津軽海峡がうっすらと見えた。
途端に石川さゆりが「津軽海峡・冬景色」を爆音で熱唱@脳内。


途中、立ち寄ったラーメン店にて函館ラーメンを食した。もう少し塩っぽい方が美味しい気がする。


駅で一服。
北海道限定のコーヒー。甘い…。



函館駅からバスで空港へ。



家族や会社の人にお土産を買う。
自分には小さな木彫りのクマを購入。かわいいなあ。


北海道に来てまだスイーツを食していなかった。
空港1階の美鈴という喫茶店でケーキを食した。


函館19時30分発、羽田20時55分 ANA866便で北海道を去る。

飛行機内での吉熊。ちゃんとシートベルトをしてる。



羽田に到着した途端、熱気むんむんで嫌になってしまう…。
一気に現実に引き戻された…。




初めての北海道。
地図を見て、移動距離が半端なかったことを実感。
やっぱり広いんだな、北海道。

多忙だったが、多くのクマに会えて、とても幸福だった。
そして自らを解き放つコスプレも体験でき、感無量。
吉熊とも仲良くできた。

2012年夏。
北の大地に包まれた夢のような4日間は終わった。

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