世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

一人カラオケ 越冬クマ

2012年08月15日 22時52分27秒 | Weblog
美術館の後、一人カラオケに行ってきた。
1時間、ジャイアンの如く大熱唱♪
あ~すっきり。





選曲がカオスだぜ。

今回の北海道旅行では「越冬つばめ」(森昌子)ばかりを聴いていた。
つばめをクマに置き換えて。

泣けるぜ…。
森昌子って栃木県宇都宮市出身なのな。


あと、GLAYの「Winter, again」も函館で聴いた。
GLAYの人々は函館出身ということで。

「いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
 生まれた街のあの白さを あなたにも見せたい」

この部分、いいよな。
好きな人に生まれた街って案内してみたくなるよな(妄想)。
正嗣の餃子食べて、八幡山公園を散策…とか。



GLAY / Winter, again



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Girl with a Pearl Earring

2012年08月15日 22時15分53秒 | Weblog
夏休み最終日。
東京都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」に行ってきた。
昨日は一日中ゴロゴロしていたので、今日はリハビリを兼ねて外出。
マウリッツハイス美術館はオランダにある。



今回の展示、勿論お目当てはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
これ、ずっと観たかった。

勿論混んでいた。チケットを買って20分並んで、その後、この作品の前でも10分程度並ぶ。
人々の頭から時々見える「真珠の耳飾りの少女」に胸をときめかせながらひたすら待つ。
前にいたお婆さんが「モナリザが来日した時もこんな感じだったのよ」と言っていた。
なるほど。



さて、いよいよ私の番。
歩きながらの観賞だったが、あの名画が私の前にあると思っただけで大興奮。
てらてらと光るみずみずしい唇に目が釘付け。色っぽい。
振り返りながら見ると、彼女もこっちをずっと見ていた。
視線を外してくれない。
なんとも不思議な絵である。
フェルメールブルーと言われるターバンの部分の青さは見ていると本当に魂を吸い取られそうなほど深い。
やっぱいいよ、フェルメール。
大混雑の列に並びながら「もう、うんざり!!!!!!!!!!!」って思ったが、見る価値はある。

同じくフェルメールの作品。
「ディアナとニンフたち」


狩りの女神ディアナとお付きのニンフたちの休息。
衣服の皺の部分や肉体のむちむちした様子とか、どうしたらこんなに精緻に表現できるのだろうか。
美術を学んだことがない私は不思議でしょうがない。


ペーテル・パウル・ルーベンス
「聖母被昇天(下絵)」
ルーベンスったら、「フランダースの犬」で、少年ネロが死ぬ間際に見た絵である。

「パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。
だから、だから僕は今凄~く幸せなんだよ。
パトラッシュ… 疲れたろ…。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。
パトラッシュ・・・。」

って。

私も、なんだかそんな気分になれたよ。
パトラッシュ。明日から仕事だよ。
初っ端から経費分析だよ。
来月から、修繕費と運賃搬送費の分析も任されることになったんだ…。
ぼく、どうしたらいいのか分からないよ…パトラッシュ。





「真珠の耳飾りの少女」もよかったが、今日の一番は
ヤン・ブリューゲル(父)および ヘンドリック・ファン・バーレン
「四季の精から贈り物を受け取るキュベレと、それを取り巻く果実の花輪」


これ、本当、素敵な絵だった。
果物のみずみずしさが何ともリアルで、それを取り巻く天使の様子も微笑ましく、ずっと見ていたい絵だった。



「万暦染付の花瓶に生けた花」(ヤーコプ・ファン・ライスダール)
この絵もリアルで、思わず手を伸ばして八重のチューリップに触れたくなった。



お土産売り場にて。
協賛ブランド「ミキモト」が「真珠の耳飾りの少女」からインスパイアされた真珠のピアスを2点特別に制作したらしい。
これも凄かった。
白蝶真珠(約16mm)× ダイヤモンド(各約7ct) 約5.5cm WGK18




出口には「真珠の耳飾りの少女」の衣服を再現したものが展示してあった。


吉熊は真珠の少女にぞっこんラヴなもよう。


外に出ると、レンブラントが描いたような空と上野の森が広がっていた。



さて明日から仕事。
ちゃんと稼いで、また素敵な旅をしようっと。