世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

折り返し地点

2016年12月07日 22時47分40秒 | Weblog
昨日は心療内科デーだった。
多くの人が待合室にいて「嗚呼、今日も遅くなるな」とため息をついていたのだが、まさかの4時間待ち(短め)。
クマ医師の学会の前日は、そうだ、サクサク進むのだ・・・。学会の準備などがあるらしい。



待ち時間は角田光代先生の「三面記事小説」を読んだ。

何年か前に読了したのだが、また読みたくなった。
実際にあった事件を脚色した6編のオムニバス。
昨日は「永遠の花園」を読んだ。
女子中学生2名が担任の先生の給食に抗うつ薬を盛った事件。
これは10年前、栃木県の烏山で起きた事件だ。
設定は海辺の町だけれども・・・。
主人公・亜実の気持ちの変化が巧妙に描かれている。
亜実の親友・菜摘は少女から大人への微妙な時期特有の美しさが宿り始めている。
それをこっそり確認する亜実。
夏の間に東京から遊びに来た男性に遊ばれて、夏が過ぎると捨てられてしまう亜実の姉や町の女たちと、担任の玉谷先生に恋した菜摘が捨てられる様子が絶妙にシンクロしてて読んでいてページが進んだ。とても面白い。


さて、診察。
クマ医師、黒Tとアウターをお召し。
髪は前回の診察から切っていないもようで、横の髪が両耳でバウンドしていた。きっと多忙なのだろう。

診察の前に、ちょっと協力したことのお礼を述べられた。
別に大したことではないのだけれども。

この2週間の確認をされた。
後輩に仕事を忘れられて、経理部に私が頭を下げにいった理不尽な件。イライラする。
「そうだよね。私がお願いした仕事なんてたいしたことじゃないよね」と思う気持ちと「ってもさあ、仕事は仕事だろ。どうして守れないんだろう」という気持ちが桶狭間の戦いのように鬩ぎあっていたのだけれども、結局は後者が前者の首を捕ったということをボソボソと話した。
私のボソボソ声を慎重に丁寧に聞くクマ医師。

「彼はあなたに謝罪しなかったんですか?おかしいですよ、それ」
と、若干イラおこ。クマ医師、おこ!!


今後、あのようなことがあったらどうしようという不安はあれども、もしそういう境遇になっても今回のように桶狭間の戦いを自分なりに展開し、冷静に対処できそうなので大丈夫な気がする、と述べたら、クマ医師はそれを電子カルテに記載していた。

他の心配なことなどはあまりないし、マイスリーも少なくて済んでいると報告。
「よかったですね」
と我がことのように喜ぶクマ医師。

クマ医師心療内科は、28日から冬期休暇。
うちの会社は31日からだと言うと「え?」って聞き返された。
「ええ、ブラック企業ですから。この病院がうらやましいです」
と言うと、クマ医師は笑っていた。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散、清暑益気湯エキス
ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー)は飲む量がだいぶ減った。


そんなこんなで今日も寝不足。
複合機が数台入ったので、レイアウト変更。
ざわついた空気感が大掃除を思わせて「もはや年末?」みたいな会話がそこらじゅうでなされていた。

最近、社内の流れについていけない。
めまぐるしく変わるので、転職したような錯覚に陥る。
まるで新入社員!?気持ちもリフレッシュ・リニューアルされればいいんだが・・・。



夕食は王将の醤油ラーメン。

ちょうどいいボリューム。


今週の会社のお花。カーネーション。

心が和む。



今週も折り返しを過ぎた。
後半も恙無く過ぎていきますように(切望)。


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