世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

プロフェッショナル

2016年05月09日 22時36分56秒 | Weblog
明け方4時半に中途覚醒。
蒸し暑くて、またもや寝汗をかいていた。4日連続である。
お布団を剥いで眠ろうとしたのだが、そうすると仄かに寒い。
自分が寒いのか暑いのか分からなくなってくる。やはりこの時期は自律神経が狂うのかもしれない。しかも年々酷くなっている。
どうしたもんじゃろのう。(By「とと姉ちゃん」)

今日は昼過ぎから雨が降り、空気が重かった。

仕事では経費分析の枠の作成や増減理由の枠作成をした←マニアック。
会社には「こんな仕事があったんだ」というマニアックでミクロな仕事がたくさんある。
例えば私が「コピー用紙の発注枚数を月ごとにまとめる」という仕事をしていることを知っているのは、恐らく吉熊上司だけだろう。
私だけじゃなく、他部署のあの人もこの人も、そんな仕事を抱えているのだ。きっと。
そんなマニアックでミクロな仕事の集積が会社を運営させるのかもしれない。



昨日、靴の修理に行った。
靴も鍵も傘も修理してくれるリペア店である。
店頭のおじさんは、去年、私の日傘を無償で直してくれた人だ。
吉熊上司と同じ苗字のネームプレートをしていたのと、愛想は無いけどただできちんと直してくれたのでずっと覚えていた。
靴は私の性格が、・・・いや、骨盤が歪んでいるせいか、靴底の一部だけ薄くなっているのをどうにかしてほしかった。

「うーん。できることはしてみますけど。絆創膏みたいな処置しかできないけど、いいですか?」
と言われたので、お願いをした。
「15分ほどかかるけど」
とぶっきらぼうに言われたので、買い物をして時間をつぶした。

仕上がり時間にお店に行くと、おじさんは靴を片手に熱く説明をしてくれた。
靴底の一部を切って他の素材を貼り付けるといった処置だった。

「○○さん、去年は日傘を無償で直してくださってありがとうございました」
と礼を言った。
「え?覚えていないなあ。毎日すごい数の仕事をしているから。ごめんね。で、傘はちゃんと使えてるの?」
と、おじさん。
「はい。おかげさまで新しいのを買わずにすみました」
と、報告した。

おじさんは一言、
「よかった」
と言って笑った。

その瞬間、NHK番組の「プロフェッショナル 仕事の流儀」のテーマ曲が頭を流れた気がした。
プロフェッショナルとは彼のような人を言うのではないだろうか。
専門家であり、その仕事に厳しい姿勢で臨む人。
素人が「これって無理じゃね?」と思うことに対してミラクルを起こすことができる人。
目の前に居る○○さんは紛れも無くプロフェッショナルだと思った。

私はその領域に全然達していない。しかし、そこに達するまで自分には何が足りないのかという反省をする機会になった。
まずはマニアックな仕事でのプロフェッショナルを目指そうと思う。


今週の会社の花。


さてさて、週もまだはじめの方。
明日も頑張ろう。

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