「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」

先日、ツタヤの会員証を更新した。
その際、レンタル無料の券をいただいたので利用した。

何にしようかと考えて、これにした。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」




気難しく人間嫌いな全盲の退役軍人フランク・スレード中佐と、心優しいエリート寄宿学校の苦学生チャーリーとの年齢差を越えた友情を描き出した作品。


苦学生がゆえ、アルバイトで中佐の世話をするチャーリー。
中佐の最初の印象は「とっつきにくい」の一言。
私がチャーリーの立場だったら「無理っす」と引き返すだろう。
でもチャーリーは心優しくて責任感がある。
挙句、あれよあれよという間に、中佐にニューヨークまで連れ出されるチャーリー。

訪ねていった実の兄に煙たがられる中佐、学校でトラブルに巻き込まれて心が重いチャーリー。
この二人の心がニューヨークで化学変化をもたらす。

中佐は盲目なのだが、女性のつけている香水を言い当てたり、声をかけたり、本当に女好き。
クマのぬいぐるみのテッドもビックリなほどの軽さである。

レストランで声をかけた女性に「タンゴを踊らないか」と誘っちゃったりする。
チャーリーにダンスフロアの面積を尋ねて、チャーリーが目測でそのおおよその幅を教えるシーンが好き。


「ポル・ウナ・カベサ」をBGMにしたそのタンゴシーンは鳥肌が立った。
ダンスの上手さも圧巻なのだが、このダンスシーンなどの動き回るシーンでも、中佐演じるアル・パチーノの瞳は動かないのである。


The Tango - Scent of a Woman (4/8) Movie CLIP (1992) HD



また盲目なのにフェラーリで爆走するシーンはスリリングでドキドキ。爽快。


散々豪遊して、その果てに中佐がすることは・・・。
それを阻止するチャーリー。
二人の鬼気迫る演技に胸を打たれた。

世代や立場が異なれど、友情は成立するのだなと感じさせられた。
ニューヨークの喧騒も懐かしく思えた。また行きたいなあ。

嗚呼、いい映画だった。



と思って時計を見たら3時！！
余韻も吹っ飛ぶ時間だ。
急いで寝た昨晩。



今日は、いつもと違う香水を纏って出勤。
いつもはニナだが、今日はエタニティ。数年前、母がニューヨークで買ってきてくれた香水である。
ニナは甘さの中に切なさが漂っているけれども、エタニティは甘く柔らかい香りがする。


仕事は支払いの締めを行い、午後から予算作成。
お昼はオムライス。


明日も頑張ろう！