世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

薔薇日和

2013年05月18日 23時59分49秒 | Weblog
与野公園に薔薇を観に行った。
与野公園は江戸時代からかなり知られた公園だったそうだ。
明治10年5月には、県下で3番目の公園として定められたとのこと。
旧市長の遺志を継ぎ、47種類2700株のバラが植えられている。



今日はお天気も良く、最高の花日和。
まずは噴水がお出迎え。



アーチを潜る。



そして目に飛び込んでくる薔薇たち。
綺麗。圧巻。






初夏の光を浴びて輝く白い薔薇。






情熱の薔薇。






覗き込んでいると花弁の中に吸い込まれていきそうだ。






一見薔薇に見えないけど、これも薔薇。
花弁が特徴的。実家でも咲いている。




ピンクの薔薇は愛らしさを感じる。











次生まれてくるときはこんな薔薇に生まれたい。






花弁が椿に似た薔薇。
こんなブローチがほしい。






淡いグラデーションに見とれてしまう。









こちらもグラデーション。




大ぶりな薔薇。





小ぶりな薔薇。





オレンジピンクの色が夢心地。
宝石のパパラチアサファイアに似た色合い。




「マリー・アントワネット」という薔薇。
気品と愛らしさを備えた表情豊かな薔薇である。





「ボレロ」という変わった薔薇。
いつもこれを見ると日光名物の湯葉を思い出してしまう。



「天津乙女」という薔薇。
名前がユニーク。



「初恋」





今日の一枚。


今日の一枚2




吉熊もにっこり。








吉熊、
「僕はこの薔薇が好き」





空を仰ぐ様子に心打たれた。



手入れが行き届いていて、いつも感心させられる与野公園の薔薇。
地面に視線を落としても、雑草が見当たらない。
薔薇の棘に刺さりながら雑草抜きをする人の苦労を思うと感心してしまう。
綺麗は努力なしでは生じないのかもしれない。

勉強になった。


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今が愛おしい

2013年05月18日 00時54分49秒 | Weblog
今朝も人身事故に巻き込まれた。
今週二度目の人身事故による残業代カット(1時間分)。
一昨日、「飛び込んだ人にも事情があるのだし」と思ったが撤回。
電車内で静かに怒り狂う。
駅に降りたら降りたで大混雑。
沈没前のタイタニックのようなパニック状態なのである。
と、出勤前から疲れてしまった。

経費分析をしていたら社長からコピーを頼まれた。
冊子なので一枚一枚、ガラス面に付けて取らなければならない。
「急がないので。3日ぐらいかけてもいいので」
と言われた。
10分で終了したのだが。
あれは嫌味だったのだろうか。
いやいや、彼のことでいちいち気にするのは止めよう。
無駄なことを考えずに、やることさえやればいいんだ。
心療内科医クマ医師の言葉を反芻。



今日は定時上がり。
後輩女子Cちゃんとデートなのである。
先週、経営管理室で飲んだのに。
どんだけ仲良しなんだ、我々。

駅前の石像で記念撮影。
彼女とここへ降り立つ時のお決まり。
私たちの真似をして男子高校生たちも記念撮影しだした。
さり気なく写り込んでいたら、男子高校生にクスクス笑われた。
「ごめんね。わざとだよ」
と言ったら
「あざーす!」
と笑顔で返答された。Cちゃんと爆笑。




1、株主総会の準備で着るTシャツをお揃いで購入。
株主総会の準備は毎年Tシャツを着用。
私とCちゃんが好きなスージーズーのTシャツがユニクロのコラボ商品として販売されているというので購入。
今年はお揃いTシャツで頑張る。


ユニクロを二人で徘徊。
大きいサングラスを悪戯に掛けてみたらCちゃんに
「似合いません」
ときっぱりと言われた。昆虫に見えるとのこと。爆笑。

雑貨店パスポートも徘徊。
クマの大きなバッグ(ほぼぬいぐるみ)をCちゃんに薦められた。
価格は800円。
悩む私を弄ぶようにCちゃんは買う気にさせる。
「このバッグ、中もドット柄で可愛いんですよ」
「鏡で合せてみてはいかがでしょうか」
など店員顔負けの接客力で私に迫る。
彼女は提案型接客が上手い。昨年のクリスマスの店舗応援ではかなりの高額をホイホイ売っていたっけ。
寸でのところで思いとどまり、パスポートを後にした。



2、「千年の宴」で宴。
本当はサイゼリアにしようかと思ったのだが、たまには居酒屋で。
安定の千年の宴。
個室だし、安いし、美味しいし。



吉熊は「山芋チーズのサクッと揚げ」が好き。


二人で3時間ほど語った。
社内の噂話、そして今年2月の忙しさ。最近思っていること、お洒落の事。
彼女は靴とネイルにこだわりを持っているらしい。
2週間に一度のネサロ通い、靴のヒールの高さは8センチ。
これだけは譲れないらしい。妊娠・出産してもたぶん変わらないとのこと。物事を受け流す彼女が珍しく主張した。

Cちゃんはいい子だ。
妹・芋子や親友わたと飲むときと同じぐらい、Cちゃんの前では自分をさらけ出せる。
この出会いが会社でっていう事実が、今自分が置かれている環境を肯定出来る一つの要因だと思う。
社長に嫌味を言われても。
頑張ろうと思う。



3、私がいた店舗(今は薬局)の前で記念撮影。
13年前、私がいた店舗の前で記念撮影。今はもう他の店になっているのだが。

「ここのコンクリートの部分を、四つん這いになって水ぶきで毎日拭いたんだよ」
とCちゃんに教えた。

店舗内の人間関係は殺伐としていて、まるで軍隊だった。
あのときのことを思えば今は天国である。
この通りを歩く度にそう思う。
ここで笑顔で記念撮影できるとは、13年前のいつも泣いていた自分には考えられないことだ。
たらこ唇を尖がらせながらいつも文句ばかり言って、その日いない部下の悪口、噂を言いまくっていたあの店長のようにはなるまいと心の奥からそう誓った。そう言えば、今の私の年齢35歳はあの当時の彼女の年齢だ。色々な思いが交錯する。

電車内でもピーチクパーチク語らい、別れた。

そしてなんだか急に寂しくなった。
月曜日にまたCちゃんには会える。
でも、今夜がとても楽しかったから。
正直泣きそう…。

今が永遠に続くわけない。
いつか夢は終わるのだ。
悪夢も良い夢も。

そう思うと切なくて。

ほろ酔いの頬を、湿度を帯びた夜風が慰めるかのように、そっと撫でた。

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