世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

サウダージ ~センチメンタルな外出~

2013年05月24日 21時32分01秒 | Weblog
終日外出。
まず、新宿駅の朝のラッシュにびっくり。
流れてくる人に立ち向かうようにしてする乗り継ぎが大変だった。

順調に仕事を遂行。
今日は暑くもなく寒くもなかった。
外出日和。


吉熊上司とはLINEでやり取りをした。

お昼はサイゼリヤのランチ。
安くてのんびりできる。
今日はキーマカレー。うまー。


↑お守りとして吉熊も連れてきた。


そういえばここは昔好きだった人が住む近辺だ。
否が応でも当時を思い出してしまう。
彼の、切れ長の目とか色白な肌とか茶色がかった直毛とかをぼんやりと思い出す。
そんなセンチメンタルな私を乗せて電車は牧歌的な田んぼを走り抜ける。




10年ぐらい前、仕事で彼にメールで愚痴ったとき、彼は私にこう返事を寄越した。
「もうギブアップ?でも優しい言葉はかけないよ。○○(私)にはもっと頑張ってもらいたいからね」
と。
中学時代の彼は草食的で大人しいというのが印象的で、とてもそんなことを言うような要素は皆無であった。
23歳のときに開催された中学時代の同窓会で再会。

社会人数年目でどうしてこんなに上から目線?と当時、仕事に我武者羅だった私は憤然とした。
その後行われた主任試験の勉強とか、彼に負けぬものかという一心で勉強した(筆記試験、小論文、役員面接)。
しかし主任になったあたりから彼との連絡も途絶えた。
今では数年に一度メールが来るか来ないか。
だけど、自分でもしつこい性格だと思いつつも、どうしてもあの時の彼のメールの内容は忘れられない。
仕事で凹む度に脳の奥底に刻まれた彼のあの言葉が甘い痛みを伴って疼く。
そして私を奮起させるのだ。
そんな10年だった。


車窓を眺めると、そこには「サウダージ」が似合いそうな風景。


「愛が消えていくのを
 夕日に例えてみたりして
 そこに確かに残るサウダージ」
という歌詞を重ねたりして。

気付いたら新宿に到着していた。
そしてまたラッシュの中を歩くのだった。