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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ハイホー♪

2012年09月17日 | Weblog
吉熊上司がパソコンからコピー機にデータを飛ばし、出力しようとすると、必ず詰まる。
経営管理室長の彼が出力する書類は社外秘の数字がぎっしりと書かれたものである。

出そうとすると、不穏な音を轟かせ、やがてコピー機は停止する。
その様子はまるでコントのようだった。

「コピー機の中に、実は小人がいて、意地悪してるんじゃね?」
っーのが我々経営管理室一同の一致した意見である(やや真顔で)。


以下、小人の囁き。

「おいー!なんだか難しい数字の羅列のデータが来たぞ!」
「マジで?」
「てか、俺、無理。やる気ねーわ」
「俺も」
「('A`)マンドクセ」
「さぼっちゃおうぜ」
「だな」
って言う具合。


印刷だけではない。
たまに陥る仕事関係の不幸は、みんな彼等、小人たちのせいなのだ、きっと。



ようやくプリントアウトしたそれを役員さんたちに配布。
某役員さんに、
「書類の、この綴じ方、嫌だ」
とか言われる。
この綴じ方をすることによって、カウンター料金が安くなる。
経費削減にもなりますよと力説。
しかし、
「嫌だ。嫌だようー」
の一点張り。

小人じゃない困ったさんが、ここに…。

「かしこまりました。吉熊室長にその旨を申し伝えます」
と撤収。
面倒くせーな。やれやれだぜ。


小人と言えば、白雪姫と七人の小人である。
ハイホーハイホーの、アレだ。
中学校2年の理科の二分野で「肺胞」の学習のとき、塾や学校で、必ず男子が「ハイホー♪」と歌ったものである。

ハイホ~


白雪姫の七人の小人とは、実は小人ではなく子供である。
中世のドイツでは、狭い坑道でも自由に動ける子供たちを鉱山の労働者として使うことは普通に行われていた。
鉱山で働く子供たちはまるで老人のように見え、そのほとんどが成人する前に死んで行ったという。

そう考えると、この歌が物悲しく聞こえてくる。
ハイホー…。

さて、明日も仕事。
七人の小人同様、労働者の私は経費分析で一日が潰れるだろう。
ハイホー。

てか、ハイホーってなんなんだろうな。



今日の夕御飯。
油もんと煙草のベストコンビネーション。
そこに珈琲と好きな作家の活字。
至福のひととき。




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教師びんびん物語Ⅱ

2012年09月17日 | Weblog
土日、教師びんびん物語ⅡのDVDを観賞した。

(あらすじ)
徳川龍之介(田原俊彦)がひょんなことから東京・御茶ノ水の名門私立小学校「聖橋大学附属小学校」(ロケ地は昭和第一高等学校。)に赴任し、中学受験を目指す児童たちを教えることに。慣れない進学校での勤務でも相変わらずの熱血指導を行う徳川と、受験戦争の中で苦しむ児童達とのふれあいを描いた。


懐かしい~!
当時リアルで小学校6年生だった私。

担任は、東京で塾教師をしていて、臨時教員としてやってきた若い教師だった。
彼がこのドラマに感化されていたことは幼心に感じていた。
放送翌日は、堂々と「教育とは愛だ」と教壇で述べていた。
「あの台詞、昨日トシちゃんが言っていたよね」
と女子の間では失笑されていた。

非常に分かりやすい先生だった。


でもさ、分かる!
このドラマ、良い!!
友人がこのドラマに感銘を受けて教師になったが、その気持ちが分かる。
当時感じなかった、管理教育へや弾圧する上司に対抗する熱意とか。
この歳になって、気付くことが盛りだくさん。
新たな発見である。

安田幸男(萩原流行)と島津響子(梶芽衣子)のプラトニックな子弟愛も良い。



ごめんよ涙 田原俊彦






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