秘書検定凖一級の勉強をしているのだが、時々変な問題に遭遇する。
【問】
秘書A子は同僚D子(杉田)に、出退社のとき「おはよう」「さようなら」などを言っているが、D子ははっきりとした挨拶を返さない。他の同僚や後輩に対してもそのようである。このようなD子にあいさつを返してもらうには、D子に対してどのようなことをしたらよいと思うか。箇条書きで二つ書きなさい。
【答え】
1.あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本であることを話し、返すように促す。
2.あいさつをするときは、「杉田さん、おはよう」などのように名前を入れて親近感がわくようにする。
とある会社。
女子トイレでの鏡越しの会話が展開されている。
「今朝さー、私、経理課の杉田に無視されたんだけど」
「マジ!?あいつ、生意気だよねー」
「私も無視された!挨拶しないなんて許せないんだけど!」
「そうよ、そうよ。A子先輩にチクってやる」
「…その必要はないわ」
トイレの個室から水洗音と共に登場するA子。
バリキャリ秘書歴12年。
「A子先輩!」
フリーズする女子一同。
「話は分かった。その杉田っつーのを連れてきな!」
「なんですかー。私、忙しいんですけどー」
夕日の射す女子トイレ。
A子の前に差し出された杉田はゆるゆるとした茶色の髪を指で弄びながら面倒臭そうに言う。
経理課歴2年。
仕事もそこそこ慣れてきて彼女の毎日の半分は惰性でできている。
「あんた、挨拶しないんだって?」
「してますよォー。皆さん聴力悪いんじゃないですかぁー」
「お黙り!」
シュッ!
A子の万年筆(モンブラン製)が杉田の頬をかすめる。
「ひぃ~」
おののく杉田。マジで失禁する5秒前。
半泣きの杉田にA子は言う。
「あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本なのよ!?分かった?分かったらさっさと仕事に御戻りっ!この小娘が」
「…は、はい!」
翌朝。
職場への道のり。
杉田はA子に声を掛けられる。
「杉田さん、おはよう!」
「ひぃ…!…A子先輩、おはようございます!!」
戦慄きが止まらない杉田。
満面の笑みのA子。
爽やかな朝の光が今日も彼女たちを包む。
昨日、何事もなかったかのように。
そんな大奥のような会社を妄想してしまった。
妄想している暇があったら勉強すべきなのだが。つい。
【問】
秘書A子は同僚D子(杉田)に、出退社のとき「おはよう」「さようなら」などを言っているが、D子ははっきりとした挨拶を返さない。他の同僚や後輩に対してもそのようである。このようなD子にあいさつを返してもらうには、D子に対してどのようなことをしたらよいと思うか。箇条書きで二つ書きなさい。
【答え】
1.あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本であることを話し、返すように促す。
2.あいさつをするときは、「杉田さん、おはよう」などのように名前を入れて親近感がわくようにする。
とある会社。
女子トイレでの鏡越しの会話が展開されている。
「今朝さー、私、経理課の杉田に無視されたんだけど」
「マジ!?あいつ、生意気だよねー」
「私も無視された!挨拶しないなんて許せないんだけど!」
「そうよ、そうよ。A子先輩にチクってやる」
「…その必要はないわ」
トイレの個室から水洗音と共に登場するA子。
バリキャリ秘書歴12年。
「A子先輩!」
フリーズする女子一同。
「話は分かった。その杉田っつーのを連れてきな!」
「なんですかー。私、忙しいんですけどー」
夕日の射す女子トイレ。
A子の前に差し出された杉田はゆるゆるとした茶色の髪を指で弄びながら面倒臭そうに言う。
経理課歴2年。
仕事もそこそこ慣れてきて彼女の毎日の半分は惰性でできている。
「あんた、挨拶しないんだって?」
「してますよォー。皆さん聴力悪いんじゃないですかぁー」
「お黙り!」
シュッ!
A子の万年筆(モンブラン製)が杉田の頬をかすめる。
「ひぃ~」
おののく杉田。マジで失禁する5秒前。
半泣きの杉田にA子は言う。
「あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本なのよ!?分かった?分かったらさっさと仕事に御戻りっ!この小娘が」
「…は、はい!」
翌朝。
職場への道のり。
杉田はA子に声を掛けられる。
「杉田さん、おはよう!」
「ひぃ…!…A子先輩、おはようございます!!」
戦慄きが止まらない杉田。
満面の笑みのA子。
爽やかな朝の光が今日も彼女たちを包む。
昨日、何事もなかったかのように。
そんな大奥のような会社を妄想してしまった。
妄想している暇があったら勉強すべきなのだが。つい。