世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

過去は死んだ時間ではない

2012年06月05日 23時33分21秒 | Weblog
過去は死んだ時間だと何かのドラマで聞いたことがある。
私はそう思わない。
過去という時間はたしかに今現在に「生きて」いるものではいない。
しかし、「活かす」ことはできると思う。
生きていないからといって死んでいると位置付けることにはいまいち共感できない。

YouTubeを散策中。
久々にB'zの動画を再生。
そんなにファンっていうわけではないが、中学生のときによく聴いていた。
「WILD LIFE」を再生したとき、中学時代の空気が34歳の身にぶわっと押し寄せてきた。
あまりの衝撃に一瞬意識が遠退いた。
B'zの他の曲はたまに聴いていたが、この曲は19年振りぐらいに聴いた。
中学時代に悩んでいたこととか、学校の体育館の匂いだとか、茜色の放課後に吹奏楽部から聞こえる音色などが20年振りに聴く「WILD LIFE」が私を取り巻いていた過去を奏でた。

思えば、この曲が入っているB'zのアルバムは、当時好きだったM君に借りた。
何度も何度も聴いた。受験勉強をしながらM君のことを考えていた。隣の席に座る彼とは休み時間によく話した。そのときの状況を脳内で誇大し、B'zの歌詞の中の恋模様を自らに重ね、あの当時の私は勉強をしていたのである。

もう一つ。通っていた塾の先生(理科、数学)だ。
B'zが好きな彼はバブル時代の大学生だった。鯖のように光るバブリーなスーツと車とワープロと電子手帳を所持し、独り暮らしをしていた。そんなバイト学生である彼は私たちが感じる一番身近なナウい人だった。そんな彼に、B'zの歌詞に出てくるようなアーバンな日常を勝手に重ねていた。
彼のブログをつい最近発見した。
地元で塾講師をやっている彼。
どうしても成績が伸びない子に「教科書の基本問題を5回解きなさい」と指導したという記事があった。これは20年前、私も言われたことである。基本は道具、応用は組み立てること。道具がなければ組み立てることができない。だから基本が大切だと。


嗚呼、懐かしい。

今、秘書検定の勉強をしている。
先生のブログを読み、参考書の基本問題を何度も解こうと思った。
つい不安になって読み返し、なかなか前に進まないこのもどかしさも、あの当時の私が抱いていたものだ。

過去は決して死んだ時間ではない。
活かすのである。
永遠の魂を奏でながら。


B'z WILD LIFE


コメント (6)

複雑な気分…。

2012年06月05日 22時00分16秒 | Weblog
最近忙しくて、平日は吉熊をかまってあげられていない。

寂しがっているかな、と思っていたら、そうでもないらしい。
私が仕事に行っている間、チェジュちゃんに面倒を見てもらっている。
「寂しくないよ」とケロっとしていた。

そりゃよかった。
でもちょっち複雑な気分…。

チェジュちゃん、宜しくね。