晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

最後の奉公

2015-07-15 21:58:20 | Weblog
 捨てる前にもう一度だけ何かの役に立てようと<最後のお役目>と思っていた木製たらいは<それなりの働き>を見せてくれました。
もうこれで捨ててもいいだろう…と思いながら、「いや、もう一花」と婆は考えもなくミニ瓢箪を植えてみました。
 瓢箪には支柱や棚が必要なんですね。
そこで、あれこれ考えた挙句、ありました…無用の長物、竹製の大きなカゴです。
爺の説によると、田植時に稲の苗を運ぶのに使ったものだと。二つの竹かごを天秤棒で担いでいたもの。きっと50年くらい昔の物ではなかろうか。
 
 それにしても竹をねじりながら編み上げた昔の農具はなかなかいい仕事をしています。
これをタライの上部に固定して、瓢箪が登って行くという算段です。
中間地点には提げ手のロープで一段棚を作ってみます。
 このようなつまらないことを考えるのが好きな、遊び心満載の婆です。
 瓢箪目線で上を見上げれば・・・ほらほら、一生懸命ロープにしがみ付こうとする蔓が見えます。
 
 植物の懸命な姿に期待度も上がります。

 どこからか「うちの嫁ときたら…」舅たちの声が聞こえたような・・・
  < 先人の 労苦を偲び ひと仕事 >

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あれ~ (ぐり)
2015-07-15 23:10:28
たら行ってひまわりを植えたのではなかったですか?
それとは違うものですか
蔓がなんかいい具合に絡みそうですね
昔の物は丁寧に作ってありますね
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わあ! (ようちゃんばあば)
2015-07-16 07:17:49
いいものありましたね。
これは皆さんの目を引いて楽しめるんじゃないですか。
たらいは ひまわりが終わっても まだ丈夫だったのですね。
そうそう 苗を運ぶかご もう使いませんものね。
うちには このタイプの2倍くらいの大きさの 楕円形のかごが
物置にあります。 
ネコ車にのせて 夏草や わらなどを はこんでいました。
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Unknown (ひまわり)
2015-07-16 08:30:08
グットアイデアですね
この苗を運ぶ籠も懐かしいです
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ある物を生かす (晴耕雨読なくらし)
2015-07-16 10:54:10
いつもアイデア満載ですね。
新しいこと考えるとついHCへ走ったり、
ネットで新しいものを検索してしまう悪い癖から抜けきれません。

ある物を生かす。
これが生活の原点だということを教えてもらいました。
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すばらしい~ (みーばあ)
2015-07-16 10:59:45
盥も凄いと思いましたが~
籠、昔の物は丁寧につくってありますね~
50年の年月もびくともしませんね
素晴らしい
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こんにちは (釣志です)
2015-07-16 17:08:33
田植の時の苗運び籠、、、ありましたねぇ 当地は少し浅かったような記憶が。
111111 揃い、今頃食いつきました。
なんか好きなんです 揃い踏み 
過去に10万キロ超えたの一台だけでした。 規格通りに作ってるんでしょうが、当たり外れも出て来ます。
まだまだ頑張りそうな 笑
台風の被害が無ければいいですね。
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命短し・・ (ルイコ)
2015-07-16 21:05:34
 ぐりさんへ
 このタライ、ひまわりを植えていましたが、真夏にならないうちにひまわりは老いてしまいました。
捨てるつもりのタライも意外に丈夫で持ちこたえてます。
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使う術無し (ルイコ)
2015-07-16 21:09:42
 ようちゃんへ
 もうこんな農具は使いませんね。かといって捨てられないのは汗して働き家計を守った道具だからでしょうね。
 大きなカゴもあるんですね。今は何に使うんでしょう。
 しかし、この正体を見る方は驚きでしょうね。玄関先ですよ。
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田植え (ルイコ)
2015-07-16 21:12:27
 ひまわりさんへ
 私の記憶の中に使われていたのは思い出せません。
瓢箪を育てても壊れそうもありませんので、次なる出番は何でしょうね。
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捨て難いもの (ルイコ)
2015-07-16 21:18:56
 晴耕雨読なくらしさんへ
 必要で残しているわけではないけど、今の時代は使うこともないものも、先人の汗して働いたものと思えば簡単に処分することが出来ないものです。
 まだまだ、あの磯野波平さんがひっくり返しそうな丸い折りたたみ式の座卓がありました。心のお宝です。(~o~)
 嫁いだ家にどんな暮らしがあったのかと思われます。
 
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