晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

東川篤哉 『謎解きはディナーのあとで2』

2013-09-23 | 日本人作家 は
シリーズ1作目を読んだのは、半年以上前だったようなおぼえがあって、
ブログ記事を遡って確認してみたらちょうど1年前の9月でした。
たしか、読み終わってからすぐに2作目を買いに行ったので、つまり1年
放置していたというわけ。

さて、1作目と基本は同じで、東京の国立署の刑事、宝生麗子は、じつは
巨大財閥「宝生グループ」のお嬢様。
そんな麗子の執事をつとめるのが影山という男。

事件が起こり、捜査が難しそうになると、麗子は影山にヒントをもらおう
とするのですが、毎度お決まりのパターンで、
「お嬢様はアホでございますか」
「お嬢様の頭はからっぽでございますか」
などといった、およそ財閥ご令嬢の執事のセリフとは思えない言葉が飛び
出ます。

この2人のやりとり、さらに麗子の先輩刑事で「風祭モータース」の御曹司、
鼻持ちならないキザ男の風祭とのやりとりもコミカルで面白く、ですが肝心の
ミステリー部分はひとひねり、ふたひねりあって侮れません。

全6話あって個人的に一番だったのが3話「殺意のパーティーにようこそ」。
麗子はあるパーティーに出かけるのですが、その会場の外で殺人未遂事件が。
カギとなるのは、被害者が見た赤いドレスと宝石。
このトリックと謎解きが面白いですね。






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