晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

松岡圭祐 『千里眼』

2009-04-22 | 日本人作家 ま
前から書店の棚にこのシリーズが並んでいて、気にはなってた
のですが、どれから読んだらいいのかわからず、とりあえずサブ
タイトルのついてないやつから読もうと購入。
しかし、これはあくまで「千里眼」シリーズの第一弾であって、
じつは「睡眠」という作品の続編であると裏表紙に説明が。
まあいいや、後日改めて。

都内の病院に勤務する、元自衛隊パイロットという経歴の臨床
心理士の岬美由紀は、その自衛隊のかつての上司の要請で、
米軍横須賀基地に出向き、不審者によって書き換えられたミサ
イルのデータを戻します。

この不審者と、全国各地で多発する爆破や放火事件は、日本を
乗っ取ろうと声明を出している新興宗教の仕業であると警察は
踏んでいます。
そんな中、千葉県の木更津市内から女の子がタクシーに乗り、
富津の東京湾観音に向かいます。その女の子の手には、新興
宗教の教本が・・・
さらに、その女の子は岬がカウンセリングをしていた・・・

ここから、国家対宗教テロといったアクション、岬が自衛隊を辞め
て臨床心理士になった経緯などが描かれており、息つく暇のない
ストーリー展開。気がついたら読み終わっていたという感じ。

文中に登場する「洗脳」「マインドコントロール」という言葉は、本業
が臨床心理士である作者によると、完全に他人の意識を他人が
支配することはできないそうな。
しかし、これまた作品中で、恐ろしい手段で他人を支配する方法
が出てくるのですが、むしろそれをやったほうがいいんじゃないの
という人もいますよね。車からタバコの吸い殻投げ捨てるヤツとかに。

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