晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

服部真澄 『龍の契り』『鷲の驕り』『ディール・メイカー』

2008-12-08 | 日本人作家 は
古本屋に出向き、何か面白い本はないかなあ、と棚を物色していると、
服部真澄という作家の本が3冊、各105円で売られていいました。

不見識な私はこの作者を知らず、帯に書いてある著名人の本に対する
絶賛べた褒めコメントを見て、迷わず購入。

5日間で3冊、あっという間に読み終えてしまいました。
文章が簡単だというわけではなく、文中にぐいぐいと引き込まれていく。
明日早起きしなきゃと分かっていても読み続け、気がつくと、ええ、もう
こんな時間なの、やばっ、早く寝なきゃ、といった感じ。

読み終えて、この作家は、ジェフリー・アーチャー、ジョン・グリシャム、
ダン、ブラウンといった、アクションエンターテインメント系作品がお好き
なんだなあ、という印象を持ちました。

その確信は、『鷲の驕り』で、これはネタバレにはならないのですが、
登場人物がある人の名前を口にします。それはジェフリー・アーチャーの
『ケインとアベル』に出てくる、アベルのアメリカに移住する前の名前。
これを持ち出すあたり、かなりのフリークとお見受けします。

アメリカ、イギリスの作家のアクションエンターテインメント作品には
日本人がたびたび出てくるのですが、大抵はアングロサクソン経済圏を
脅かす存在の企業関係あるいは金持ち。やはりどうしても極東の金満島国
といったイメージはこびりついてしまっているのでしょう。
そういうのとは関係無く、日本人が活躍する作品を見てみたいんだなあ、
と思っていたところに、私の希望を叶えてくれたのが、服部真澄作品。

『ディール・メイカー』の帯に、俳優の児玉清さんの推薦文で、服部真澄の
作品はいちはやく翻訳して海外に紹介したらいい、とありましたが、
これには激しく同意。


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