県南部のお客様の所へ伺ふ前に、一寸寄り道をして訊ねてきました。
県内でも著名な場所で、このあたりの一刀彫りは有名です。
山門の小さな覗き窓から、仁王像を観ることができ、昔びとの親切心が嬉しい。
「あじさい寺」としても有名、と境内の説明書きに勝手に!書いてありましたが、
全体の印象は、ただ紫陽花が漫然と植ゑてあるといふ趣で、それ自体は然して美しいものではありませんでした。
それよりも、そのお堂の見事さに感動しました。
上杉鷹三公が再建させたといふそれは、約160年の築年数。
圧倒的な存在感を見せつけます。
庄内の彫師が手がけたといふ細部の彫刻も見事です。
3mはあるだらう庇の出に、
雪深いこの場所の、それでなければ生きてゆけない証明があります。
棟の魔除けの飾りも面白いものでした。
米沢の豪商が寄進したといふ、石の延命地蔵。
当時、五百両近くかかった、とか。
小さな石仏が、尋ねる人の幸せを祈ってゐるやうでした。
県内でも著名な場所で、このあたりの一刀彫りは有名です。
山門の小さな覗き窓から、仁王像を観ることができ、昔びとの親切心が嬉しい。
「あじさい寺」としても有名、と境内の説明書きに勝手に!書いてありましたが、
全体の印象は、ただ紫陽花が漫然と植ゑてあるといふ趣で、それ自体は然して美しいものではありませんでした。
それよりも、そのお堂の見事さに感動しました。
上杉鷹三公が再建させたといふそれは、約160年の築年数。
圧倒的な存在感を見せつけます。
庄内の彫師が手がけたといふ細部の彫刻も見事です。
3mはあるだらう庇の出に、
雪深いこの場所の、それでなければ生きてゆけない証明があります。
棟の魔除けの飾りも面白いものでした。
米沢の豪商が寄進したといふ、石の延命地蔵。
当時、五百両近くかかった、とか。
小さな石仏が、尋ねる人の幸せを祈ってゐるやうでした。