rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Republic F-84 Thunderjet タミヤ 1/72

2020-07-14 17:43:27 | プラモデル

大戦中のP-47の後継機として1944年にジェット戦闘機として開発された機体で1949年から実戦配備されました。AからG型までの直線翼を持つサンダージェットとH以降の後退翼を持つサンダーストリークに分かれます。巡航速度781km、航続距離2,390kmでしたが、ジェットエンジンがまだ非力で、離陸に長距離を要し、後部に補助推力ロケットを装備して使われ、高性能のMig-15が朝鮮戦争で使われだすと、戦闘機としての機能はF-86に譲り、直線翼の低地安定性から戦闘爆撃機として使用される機会が増えました。戦略空軍(Strategic air command-直訳して戦略空軍命令という珍名の映画がありましたがB-36の実機が出てくる貴重な映画でした)では空中給油機能を持たせて核搭載が可能となり1957年まで使用されました。

米国空軍博物館に展示された実機 朝鮮戦争時大邱空軍基地所属の機体塗装(このアルミの感じがなかなか出ない)

プラモは天下のタミヤ模型なので安心して作れるのですが、デカールが多く、マークソフターを使って丁寧に張ってゆかないと失敗します。張る順番ももう少し説明があると親切なのですが、箱絵を良く見ながらやるべきと思いました。また前車輪の飛行機はバラストを機首に入れる必要がありますが、説明書に「2g」と書いてあって、「こんな僅かな量で足りるのか?」と疑問に思いつつ結局「まったく足りない」事が出来上がってから判明。機体の底部の蓋を開いて釘や粘土をたっぷり詰め直す作業が必要でした。

銀の塗装色をうまく出すのも工夫が要ります。白のサーフィサーをスプレーしてからシャインシルバーを吹き付けてみたのですが、異様に白っぽい彩色になったので結局普通のシルバーを使いました。実はシルバーは黒を下地にした方が、色味が映えるというのを後で知りました。次は黒を使います。ネットでは仮組みしてデカールを張って組み立てという完ぺきな作例があって、さすがと思いました。私のは、底の赤い線を先に張ってしまって胴体のデカールずれてしまいました。

機首の50口径機銃が見えるようにハッチを開けた状態でキャノピーも開けた状態にしてみました。


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2 コメント

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Unknown (河太郎)
2020-09-08 13:06:31
こわなちわ。おや?と想い読んでみました。レシプロ機専門なのかと想像してましたがジェット機も造るのですね。
先生の記事は、飛行機マニアしか知らないような珍しい物の模型が多く、戦争博物館のような愉しさがあります。
今回、ふと想ったのが冒頭の二枚の写真なのですが、
私には実物らしき上段の写真より、下段のプラモ実作品の写真の方が「リアル」に見えるのです。他の写真と比べても、
この角度の撮影は秀逸です。デカールの正確さと、コックピットや吸気口上部を開いて、陰影を着けている事が、写真術として本物よりリアルに見せている気がします。
プラモを造るのと同じくらい、撮影も美的センスがいるんだなぁ……と感心しました。外科医でらっしゃるからかなぁ?
前職場で、縫合痕がほとんど気にならない程の患者さんがいて、これはドクターの腕なのだろう?と思いました。
だから外科医は美的センスが大事なのでしょう。美的センスのない外科医のオペって嫌ですものね。
今回はデカールの仕上がりに座布団一枚です。
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視覚的なもの (rakitarou)
2020-09-08 18:31:36
河太郎さん座布団ありがとうございます。
前にも指摘いただいたことがありますが、外科手術と模型作りにはどこか共通点があるのだと思います。一定の形を妥協せずに整えてゆく過程かも知れません。
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