大統領選挙を前にした米国トランプ大統領が民主党バイデン候補との討論会の後新型コロナ感染症を発症し（感染したのは新最高裁判事任命式典の頃と言われている）、陸軍病院に入院しましたが、本日退院してホワイトハウスに戻ったようです。試験中の抗体試薬を投与したとかレムデシベルを使用したと言われていますが、実際どの程度の病態であったのかは不明です。英国のジョンソン首相よりは軽く済んだと思われ、世界的に言われているウイルスの弱毒化を反映しているかも知れません。
I. ウイルスの病原性について世界の動向は変化なし
私は、ブログで世界中の感染者、回復者、死者の集計をしているWorld meterを以前から一次参考資料として提示してきましたが、感染者数は増加しても回復者数も増加し、死者は減少し続けているという傾向は変わりありません（下図）。ウイルスの感染力は強いままですが毒性は低下しているようです。
世界では日々の感染者数は横ばいで回復者は増加している。 死亡率は4月以降低下し続けている。
II. 経済再開後第二波は起こったか
南米は第一波が継続していると考えると、強力な行動封鎖索で第一波の感染拡大を抑え、経済活動を再開させた後、感染者数はやや増加しましたが、横ばい傾向が続いており、回復者数も増加して結局緩やかな集団免疫策を行っている結果になっているように見えます。
大量に患者が出ている国が世界の患者数を押し上げている。 世界の趨勢からは日本や韓国、ドイツ、スウエーデンといった国は第二波などと言えないと思う。
III. 新型コロナ感染症患者が他人を感染させる期間は10日間
新型コロナ感染症の感染で季節性インフルエンザと大きく異なる特徴は下図に示す様に、「発症前の2日間が最もウイルス排泄量が多く感染拡大させる」という点にあります。季節性インフルエンザは発症して熱が出て他人への感染力も増加するので本人も周囲も気を付ければ感染拡大を防ぐことができますが、新型コロナの厄介な所は無症状で発症前が最も伝染力が強いという事です。だから予防的に健康に見える人たちまで皆でマスクをしたり間隔をあけたりする事が有用になるのです。
ウイルスを排出する約10日の期間が過ぎると、以降はPCRが陽性であっても生きたウイルスはいない（断片のみ）と考えられています。この事実に従って厚労省は6月の時点で新型コロナ感染症患者の退院の基準を「発症から10日経過し、かつ症状軽快から72時間経過」していることと定めています。
IV. 無症状PCR陽性者はその後どうなるか
集計によると、無症状（潜伏期）でPCRを受け、陽性と判定された人の7割が程度は種々あるもののコロナ感染症が発症するようです。しかし3割は発症せず終わります。他人への感染力を発揮するのは前述の様に発症前2日と言われているのでほぼ無症状で終わる人は他人に感染させる事もないと思われます。PCRで陽性と言われれば毎日わずかな健康の変化も注意して過ごすので7割というのは多い数字に見えますが、新型コロナ感染症は８割が発症しても軽い感冒症状程度なので、PCRをたまたま受けない限りは知らないうちに感染して終わっている可能性もあります。
V. マスク・手洗いがやはり予防に有効
米国で2名の美容師が発症しましたが、発症前の2日間に濃厚接触の形で整髪した140名の客は美容師、客共に全員がマスクを着用していたので一人も感染しなかったという学術報告があります。米国CDCの責任者が「ワクチンよりマスクの方が、予防効果がある」とコメントしたのはその通りです。
VI. PCR検査を沢山行うと感染拡大を防げるのか
科学的にはすでに否定されていると思いますが、未だにPCR検査を沢山やれば良いと言う根強い意見があります。以下に例を上げて説明します。感度とはある検査が病気のある人を陽性と判定する確率を言います。特異度とは本当に陰性である人のうち、検査で陰性と判定された人の割合を示し、どちらも高い方が良い検査になります。一般的にPCR検査の感度は７０％、特異度９９％と言われています。
人口10万人の市で一斉に市民全員にPCR検査を行うと仮定します。費用は一件手数料入れずに1.6万円程かかりますので10万人で16億円かかります。10万都市の1年間に集める市民税の合計は40億円程度なので、16億円はその40％に相当する高額です。
2020年10月5日現在、日本の新型コロナ感染症陽性者の集計は概ね85,700名、回復者は78,600名で、死者は1,600名です。現在有病者は全国で5,530名という事になり、1.2億人の人口で有病率は約0.05％になります。真の有病率はもっと高いでしょうが、かなり大きく見積もって20倍の0.1％と仮定します。
10万人に検査をして有病者は0.1％の100名とすると、感度７０％のPCR検査で70名が陽性と判定され、30名は陰性とされます。一方、特異度99％で１％は偽陽性の判定が出てしまう可能性があり、999人（真陰性の人数/感染なしの人数＝98901/99900が特異度）は感染がないのにコロナ陽性と判定されます。結果1000人近い人が無駄な隔離や入院をする可能性が出てしまいます。実際の世界で行われているPCR検査はより感染の可能性が高い人を対象にしているので有病率を５％程度に推定していますが、それでも特異度99％で10万人あたり950名が無駄な隔離をされることになります。また５％の有病率では1,500人は感染があるのに陰性と判定されるので結局感染拡大を防ぐ事はできません。PCRをやみくもに増やせば良いという意見が科学的でない事が理解いただけたでしょうか。
一方有病率50％が予想される、例えば性病のクラミジア尿道炎でクラミジア感染を確認するために尿中PCR検査を行ったとします。100人の尿道炎患者に行うと同じ感度、特異度とすれば、35人が陽性、15人が偽陰性、0.5人が偽陽性（ほぼ0人）になります。陰性であった65人に2回目の検査を行うと偽陰性は3-4人まで減らし、偽陽性は一人程度になり、このPCR検査は大変有用で優れた診断法であることが分かります。初めから疾患が強く疑われる集団に対して検査を行う（日本の医療界がコロナ感染症に対して行ってきた方法）正しさが分かると思います。
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こんな主張は世界では何処にもありません。
日本人だけが対象の、例外的な主張なのですよ。ですから間違いなく何かを目的として秘密の「国策」ですね。
ＰＣＲは原理的に０か１００かでしかない。
特異度９９％とはコンタミなど単なる作業者の技術ミス。もちろん日本だけが正しく世界が全員間違っている可能性としてはゼロではないが、まさか、日本の医学だけが正しく、それ以外の世界中が全員間違っていると、主張する心算はないでしょう。
インフルエンザの抗原検査はＰＣＲ検査よりもはるかに精度が劣ることは誰でも知っているが、検査をしても無駄だと誰も言わない。日本でも世界でも同じで病名の確定は全てに優先します。
厚労省（感染研）が早い段階で２類に分類して陽性者全員隔離入院を決めたが、この是非とＰＣＲの検査の精度云々とは別問題。病床の余裕を勘案して保健所の運用で済む話です。
ＰＣＲ検査検査の抑制は日本でしか行っていない奇策なのですから、正しいとの主張には無理があり過ぎる。
ただし、世界が行っている都市封鎖など強制のコロナ対策は、もっと無理があり過ぎる。
コロナ対策を口実にして、世界大恐慌をわざと起こして、今の限界にきた新自由主義経済の強制リセットを密かに、しかも一言の説明もなく無理やり行うなど世界同時多発ファシズムですね。
コロナには不思議なことが多すぎるのですが、アメリカ大統領選挙までが連動して大騒ぎになっている
ＰＣＲしかできない国や新型コロナに対して始めに開発された検査が遺伝情報を基にしたＰＣＲだった事でＰＣＲを多数行なう他なかったというのが現実だったのではないかと思います。宗純さんがなぜＰＣＲ抑制？（正しく行ないましょうと言っているにすぎない）だと主張し続けるのが良くわからないのですが、沢山行なっている国も流行を止められたという事はありません。良く引き合いに出される韓国やシンガポールもＰＣＲの量ではなく、感染源対策や個人情報を徹底的に公開することで広がりを抑えた事が抑制につながったと言う結論が出ています。
インフルは国民全員に行なうことはなく、有病率が高いと想定される受診者に行なっています。新型コロナの抗体検査もＰＣＲより感度は落ちますが、有病率が高い発熱患者には病院で行なっています。何も科学的におかしい事はしていません。
しかし常温、綿棒で採取する検体をキット化された処理方法で簡易に抽出してサーマルサイクラーにかける様なやり方では得意度９９％は良いほうと思いますが。
我が日本国の場合だけ、世界とは大きく違うのは明らかですよ。先ず目の前の現実を正しく認定しないと話にもなりません。
わが日本国だけ熱が出ても病院に行かず、４日間待つとの奇妙奇天烈摩訶不思議なことを政府専門家会議が主張していた。
ところが熱が出てから４日後でもなかなか検査が受けられないので診察している医者が大弱り。患者が病院に寄り付かないで病院経営までが大赤字で、最初の医師会が検査スンナ派から脱落して、世田谷方式を採用。
このことは日本では大きく報じられて大問題になっていた。
人口９０万の世田谷でも全員検査ではなく、１日最大２０００件程度だが、それでも安心感には大きく貢献している。
死の不可逆性を利用した「存在脅威管理理論」による、ショックドクトリンであり、このをより効果的にする方法が『測ったら負けゲーム』の政府専門家会議の面々。これは世界には一つの類似例が無いので、間違いなく挙国一致の隠れ国策。
あのＰＣＲ検査拡大の上昌弘と「検査スンナ派」の岩村健太郎はグル
上 昌弘のツイッター@KamiMasahiroを見れば明らかだが、「おすすめツイート」が岩田健太郎 Kentaro Iwata@georgebest1969（★注、PCR検査拡大にしろ抑制にしろ主要な問題点ではないらしい。
PCR検査に対する主張が正反対の上昌弘や岩村健太郎など両者にとって、正体不明の謎の新コロウイルスで大騒ぎすることが最大の目的だった
新型コロナウイルスのＰＣＲ検査で主張が正反対に見えるが上昌弘と岩村健太郎の関係は良い警官・悪い警官（good cop / bad cop）で
観客を喜ばすプロレス興行のように、基本的に詐欺かペテン師、手品の類。
ただ、マスコミの主要なテーマがまさにＰＣＲ検査の抑制策の批判であり、あるいは批判の批判。人々をＰＣＲ論争に誘導している。
医学的にも経済上も何の利益もない日本独自の摩訶不思議な「検査スンナ派」の意味とは、何をしても驚かない日本人全部を「存在脅威管理理論」で思いっ切り恐れさせること。
猫だまし的な赤いニシンであり、基本的に意味はありません。
そして本当の目的とは新コロ騒動で世界経済を大混乱させることで無理やり社会の土台を破壊して作り替えるファシズムの可能性が一番高い。コロナウイルスは単なる口実でしょう。
メディアは報道したい方向にしか報道しないものです。
この方針でどれだけの方がコロナで亡くなったのですか。
感度得意度は正しい有病率が判らないと本当の事は判りません。世界が正式に発表しないのは真のコロナ有病率を誰も知らないからです。日本では現在までのデータ集積からそのような推定値を科学的に出しているのです。アフリカではパイナップルやヤギの乳でもコロナ陽性になって信用できないという記事が出たことがありましたが、メディアで大きく取り上げないだけです。
宗純さんの評価は「安心」という漠然とした評価でしか記しておられない。
当初検査数に限りがあった事は確かですが、日本では法律上医療検体の検査は医師か検査技師以外は取り扱ってはいけない制限があってすぐには対応できなかったのですから闇政策とか陰謀ではなくて現場としては致し方ないのではと思います。能力があっても研究助手や大学院生が扱うと日本では法律違反になります。
ＰＣＲ云々は騒動の一部に過ぎないというのもそのように思います。やればやるほど公の資金と労力が消えてゆきますし。
しかもその増減で一喜一憂。大問題であるかの如く全員で大騒ぎ
ところが、分母である検査人数はＮＨＫを筆頭にマスメディアの誰も発表していない。厚労省のホームページに一応は記載があるが、日時や陽性者数と対応していない代物。なるべく「誰にも分からい」ようにと気を使っているとしか思えない態度。
一番大事な感染が拡大しているか、それとも収まりつつあるのかの陽性率の推移が分からない仕組み。
メディアとか政府（厚労省）ですが、一般市民がなるべく漠然として不安を感じるように誘導しているのでしょう。
そして、この「漠然とした不安感」こそが消費マインドを冷え込ませ１００年ぶり２回目の大恐慌を率い起こした正体そのもの。
本当に経済活性化を望むなら、一にも二にも不安感の払拭であり、具体的には病院や介護施設の全職員の定期的なＰＣＲ検査。コンビニやスーパーの店員、宅配や公共交通なども定期検査することで安全安心を担保すること。これが世界基準なのですが、
アメリカではバスケットボールは毎日、野球選手は隔日に検査を実施することで、わが日本国でもがリーグ開催決定や映画の撮影開始には検査を行った。広瀬すずが陽性だったと分かったのはこの結果。プロの世界では世界基準を準用していた。
その世界基準を採用していないのは肝心の医学の世界だけ
しかも、ここが一番問題だと思うのだが、「日本だけ例外」だとの事実を誰も指摘しないこと。先進国としてアメリカに次ぐ世界第二の経済大国の日本がアフリカの最貧国と同じ水準なのですから、言い逃れはできません。
政府やマスコミ有識者が率先して色々デマを流しているのですが、今回の新コロ騒動の張本人は各種医学会ですよ。イワシははらわたから腐るが日本国の場合には頭から腐ってきている。
血液検査でも実際に検査しているのは大病院は設備があるが、普通は病院でも医者でもなく民間の検査会社。
ところが今回のコロナは厚労省感染研が独占したから問題が起きたが、医者よりも大学の研究室の方がＰＣＲ検査では専門家。設備も人員もそろっている。
鼻の奥から検体を採取するには医師免許が必要でも、ほぼ同じ感度の唾液なら誰でも行える。
それは言い訳のための言い訳程度で見苦しい。
世界基準が、日本だけ行っていないことは明らかで、これは誰も否定できない事実です。
しかも検査抑制派も拡大派も同じで、この事実を何故かスルー
それなら「ＰＣＲ検査で騒ぎを起こす」ということが、挙国一致の隠れ国策。だから全員が触れたくないのでしょう。
よくご存じのように我が日本国ではどれほど大きな地震でも台風でも疫病でも天変地異では誰も驚かない。自然災害どころか７５年前の帝国の崩壊でも誰も驚かなかった。略奪も暴動も起きなかったのです。
それなら、日本だけで起きた摩訶不思議なＰＣＲ検査抑制策の挙国一致の密かな隠れ国策の必要性は明らか。
これぐらいしないと、日本人は誰も驚かないし騒がない。