rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

第二次大戦の反省を最もしていない国はどこか

2009-07-07 23:48:51 | 政治
暴動で「840人死亡」=世界ウイグル会議(時事通信) - goo ニュース
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日本は第二次大戦の反省が足りないなどと言い募る輩が日本国内にもけっこういる。反省というのは現在と未来に活かすものであって過去について謝罪や補償を繰り返すことではない(それはもっともらしい理由をつけた新たな搾取でしかない)。「過ちを改めざるをすなわち過ちと言う」というのは二千年来の真実である。そして第二次大戦の反省とは「他民族を政治的経済的に支配してはいけない」ということにほかならない。日本及びドイツは第二次大戦の反省を踏まえて戦後他民族を政治的経済的に支配することは行っていない。戦後世界において第二次大戦の反省をもっとも行っていない国は実は戦勝国たる連合国群であることを指摘する日本人は少ない。

旧帝国主義国家の英仏蘭は戦後殆どの植民地が独立戦争を経て(決して自主的に独立を認めたのではない)独立し、かつての帝国主義たる栄光を失い、本来の国土と国民の姿に戻った。しかし米ソ中の三国は第二次大戦の反省を一切行わず(旧来の帝国主義国家群でなかったこともあり自分たちが反省などする必要すら感じなかったであろう)、他民族を政治的経済的に支配し続けていた。しかしながらソ連はロシアになった時点で長年の宿痾をある程度取り除くことができたと言えるかも知れない。第二次大戦の反省を全く行っていないのは残る米中である。

米国はイスラム世界という異世界に土足で踏み込んで自分たちの思い通りにならない集団を「テロ組織」と決めつけて支配と殺戮を何の躊躇も反省もなく行っている。そして中国はこのザマである。抗議行動で死者が出るのは権力者が殺戮をしかけた場合のみである。中国は天安門、チベット、そしてウイグルにおいて一切の反省もなく(漢民族は他人がやることは赦せないが自分たちがやることはOKであると考えているらしい)支配と虐殺を行ってきた。

第二次大戦の反省を最もしていない国は米中の二国である。いまだに日独のみが第二次大戦の反省をすれば良いと考えているような「うすらバカ」はもう相手にする必要さえない。自分たちに自覚があるかどうかは別として所詮その連中は戦後の戦勝国による敗戦国支配を容易ならしめるための権力者の「イヌ」に過ぎない。米中に猛省を促す世論を第三世界を含め日本の庶民は喚起すべきである(日本国政府は米国に表立って楯突くことはできないだろうから)。第二次大戦の反省は過去ではなく「現在および未来」に活かしてこそ、数千万の犠牲者達の魂が浮かばれるというものである。

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