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Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

いつもそこに野球があった

2008-12-01 23:44:08 | Weblog
前の職場の友人から教えてもらい,録画しておいた番組を見る。

 ハイビジョンふるさと発「いつもそこに野球があった~広島市民球場の半世紀~」

広島カープ自体ではなく,球団を応援し,球場に足繁く通った広島市民たちの歴史を描いたドキュメンタリー。広島ファンではなくとも,プロ野球が好きでなくとも,これを見て(心秘かに)涙することができる人間が,ぼくは好きだ。カクテル光線を浴びて浮かび上がる非日常に感動した体験は,日本中どこにもあった(特に「屋根」のない球場で・・・)。

本屋で見かけた『Forever広島市民球場』を即購入。先行して発売されている『ありがとう!栄光の広島市民球場』に比べ装丁が今風である(広島らしくない?)。DVDもついてくる。前のムックにはなかった山本浩二や大野豊へのインタビューのほか,緒方孝市ほか現役選手たちのインタビューも載っている(残念ながら前田智徳は出てこない)。

Forever広島市民球場―51年の歴史に「ありがとう」そして「さようなら」 (B・B MOOK 582 スポーツシリーズ NO. 455)

ベースボール・マガジン社

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一つの時代が終わった。次は何が始まるのだろうか? 野球はかつてほど広島市民(そして日本人)の生活の重要な部分になっていないように思われる。「いつもそこに野球があった」という過去形が,悲しく心にしみる。