愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

土山町、旧畑集落の山ノ神

2009年05月18日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神


甲賀市土山町は、東海道53次の宿場町のあるところとして良く知られている。


滋賀県最東端にあって三重県の亀山市と県境で接している。


旧東海道のある南土山とは国道1号線を挟んでいるが、その昔は宿場の背後の集落として存立していたのだろう。



現在は行政の合併が激しく、今は北土山と言う名で呼ばれてるこの地域は、小さな集落を4~5集めて作った名称で、この山の神を見つけたのは畑集会所のある近く。


その昔ここは畑と呼ばれていた集落、旧土山町役場の近く、永雲寺の門前に道路を隔ててケヤキやヒノキなど5~6本の木立があってその中心あたりに山の神と彫られた自然石が建てられている。



このあたりでは集落の中に山の神場がのあることが多く、湖東や湖南で見かけるような股木の木偶は見かけない。



石塔の前の木立には勧請縄が掛け渡され、その真ん中あたりには立派な俵のような陽物がつり下げられている。


伊賀方面から甲賀にかけてはこんな形の♂のシンボルを良く見かける。



縄は蛇、蛇は♂自身で中央にあるのはフグリと言うことなのだろう???


撮影2009.3.8


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