HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

I HEARD THE NEWS TODAY , OH BOWIE

2014-11-24 00:04:17 | ROCK

掲載写真はボウイ様デビュー50周年記念のベスト盤「NOTHING HAS CHANGED.」。
各種セットがあるが、ボウイ様の足跡を1枚や2枚のCDで辿れるはずもないので
当然ながら3枚組を入手。

今までも各種編集盤が出ていたのだが、89年に出た4枚組「SOUND + VISION」しか
手元に無いので、今回の3枚組は個人的に大歓迎である。つまり新曲や数曲の初CD化
も嬉しいのだが、70年代の既発曲のシングル・バージョンの多くを聴くことができるのが
便利であるということだ。

それはさておき。冒頭の7分越えの新曲『SUE (OR IN A SCEASON OF CRIME)』には
驚かされた。意匠はジャズの趣だがこれが見事にロックしていて、私的にはMC5の
『SKUNK』と同様の昂揚感がある。この路線が1曲で終わるのは勿体ないので
2年以内くらいに是非ともオリジナル・アルバムを出していただきたいものだ。

    

CDの曲順は歴史を遡るように進む。ディスク1の頭から暫くの流れが非常に良い。
これは昨年の傑作「THE NEXT DAY」から隠遁生活突入前の「REALITY」「HEATHEN」
といったアルバムの出来が良かったことをそのまま意味する。で、更に進んでいくと
「OUTSIDE」や「EARTHLING」といった盤をそれほど好きでなかったことも思い出す。

あれ、ティン・マシーンの曲は無いのね。『BABY UNIVERSAL』とか結構好きなの
だけどねぇ。(笑)シングル・バージョンのエディットの仕方が気に入らなかった
『MODERN LOVE』ではあるが、CDで所持できるということでこれも良しとしよう。
何せ、祝50周年なのだから。

「RARERESTONEBOWIE」で初登場し「ALADDIN SANE」30周年盤にも収録された
ボウイ自身による『ALL THE YOUNG DUDES』はモノラル仕様だったが、今回は初の
ステレオ版。モノに比べるとフェイドアウトが早く尺が短いがステレオ版の方が音像や
楽器の音がクリアな感じがする。これで、モット・ザ・フープルの07年版CD
「すべての若き野郎ども」のボーナス・トラックでのバージョンと合わせてボウイ歌唱を
3バージョン楽しめることとなった。

ベスト盤ではあるが他にも聴き処は多い。次はライブの映像集をお願いしたいところだ。

コメント (2)
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