HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

レコード・ストア・デイの10インチ

2012-05-19 09:48:49 | ROCK

       

7インチ好きだが、10インチという何だか面倒くさげなサイズも好きだ。今回のレコード・ストア・デイで
リリースされたブツの中では2枚と1セットの10インチを購入した。

掲載写真左はナックの「LIVE IN LOS ANGELS , 1978」。A面には近日リリースされるライブ盤
「HAVIN' A RAVE-UP !」から2曲、B面には同年録音のリハーサル・テイクを2曲収録。
リア・ジャケットの断り書きにあるように、音質は今の耳で聞けばドンピカとまではいかなくて
サウンドボード・テープのブートレグを聴いているような感じである。

今更ナックのライブ盤にどれだけの需要があるのかと問われれば、う~むと考えてしまうが
とにかくこの10インチは楽しい。ライブのオープニング曲『LET ME OUT』と『MY SHARONA』の
収録なのだから。おまけにオレンジを基調にした綺麗なカラー・ヴィニールでこれが美味そうな
アイスクリームのようで。(笑)

そういえば、レーザー・ディスクのソフトが世に出始めた時、いち早くナックのライブがLDになったのは
一体何だったのだろう。(笑)

掲載写真右はピート・タウンゼンドの「THE QUADROPHENIA DEMOS 2」。前回のRSDで
登場した10インチの続編。今回の方がジャケットも収録曲も良い。B面に『DOCTOR JIMMY』、
『LOVE REIGN O'ER ME』と2曲並ぶと「重いなあ」と思わせるに十分で、この「重さ」も
ザ・フーの魅力である。
近日、「四重人格」のオリジナル・ミックスのCDがリリースされるようなのだが、きっと買ってしまうのだろうな。

  

さて、個人的に最高だったのがアップセッターズの「BLACKBOARD JUNGLE DUB」が3枚組10インチ・
ボックスで登場したことだ。オリジナルに忠実といわれる「14 DUB BLACKBOARD JUNGLE」と比すれば
こちらは2曲少ないのだが、長年このジャケットの盤質の悪い再発アナログ盤に慣れ親しんだ身としては
このジャケットというだけで反応してしまうのだ。

しっかりした装丁の箱に、これまた丁寧にプレスされたレコード。片面2曲ずつ収録で何度もひっくり返す
煩わしさが良い。(笑)いや、CDやLPならアルバム片面分或いは全曲を流して聴いてしまうところを、レコードを
ひっくり返しにいったはずなのにもう一度同じ曲、同じ面に針を落としてしまうというのが良いのだ。

次は「RETURN OF THE SUPER APE」のジャマイカ盤仕様の10インチ3枚組でも出たら最高なのだけど。

コメント (2)
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