HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

HITSVILLE UK

2012-05-15 20:10:01 | ROCK

今春のレコード・ストア・デイのブツも、ボチボチ手元に集まってきた。クラッシュの
『LONDON CALLING (2012 MIX)』は、もしかすると入手が難しいかなと思っていたのだが
意外な事に簡単に入手できた。というのも前回のレコード・ストア・デイでリリースされた
『MAGNIFICENT SEVEN』の7インチ赤盤は、適正価格で入手できなかったからだ。
今でもeBayとかを探せばあることはあるが、どうも値段が折り合わなくてまだ未入手。(笑)

今回の7インチは限定盤なので当然実売数はしれているのだが、実のところクラッシュが
バンド存命中にリリースしたシングルで、英国チャートのトップ10に入った曲は1曲もない。
最高位は79年リリースの『LONDON CALLING』の11位。チャートの上位に挙がるのが
優れた曲だとは思っていないが、クラッシュにトップ10ヒットが無いのは意外極まりない。
(後年、再発された『SHOULD I STAY OR SHOULD I GO』は1位になったが。)

   

クラッシュのシングル盤で好きな曲は多いのだが、『(WHITE MAN) IN THE HAMMERSMITH
PALAIS』は別格だ。それほどテンポが速くなく単純に「ノる」曲ではないが、レゲエのセンスをロックに
昇華した曲として、初めて聴いた時から今に至るまで大好きだ。歌詞にレゲエ・ミュージシャンの名前が
何人も登場するのが楽しいのだが、全体的に歌詞が良い。

逆に微妙なのが『TOMMY GUN』。B面の『1-2 CRUSH ON YOU』の方が好きだというのもあるが
この曲が収録されているアルバム『GIVE'EM ENOUGH ROPE(動乱)』に、ほとんど思い入れが無いと
いうのも微妙な理由か。

シングルとして1曲を抜き出して聴く分には、まだましだが『動乱』のサウンド・プロダクションの拙さには辟易する。
逆に思う人もいるだろうが、硬質な音を塗り固めたような音はハード・ロックには向いているだろうが
クラッシュ向きでは無い。アルバムにはパッとしない曲が多いきらいもあるし。でも『STAY FREE』は、
このアルバム収録なんだよね、と単なるミック・ジョーンズ好きを露見してしまう私である。(笑)

コメント (2)
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