HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

I , THE JURY

2012-05-06 09:18:04 | JAZZ

今回の記事は、何時にも増して話が飛びまくるので、読まれる方はそのつもりで。

それでは・・・。

実はジョン・ゾーンが苦手である。その音自体は、あまりポップとは言えないものの、聴くのが
しんどいと言うほどではない。アルバムの悪趣味なジャケットが辛いのだ。(笑)

それでも「門外漢が聴くジャズ100選」の中に忍び込ませようと思っているのが、掲載写真の1枚。
「私立探偵マイク・ハマー」の作者として有名なミッキー・スピレインをモチーフにして制作した
アルバム「SPILLANE」がそれだ。ジャズ・マニアは顔をしかめそうだけど、そこは門外漢の選出という
ことで。(笑)

20分を超えるタイトル曲のコラージュ感覚というか、めくるめく音の変化が実に楽しい。
アルバート・コリンズのギターを聴くことができる曲があれば、太田裕美の声や歌を聴くこともできる。(笑)
何より、ジャケットの宍戸錠の後ろ姿がキマっているじゃないか。宍戸錠関係の映画だと「殺しの烙印」が
好きだと先日の記事で書いたが、初めて役者として宍戸錠を意識したのは映画「仁義なき戦い 完結篇」で
あった。宍戸演じる組長の滅茶苦茶な振る舞いがタイガー・ジェット・シンのように思えて(笑)
おっかなかったのである。

「SPILLANE」はジャズというよりパンクやNWとプログレが混ざったような感じで、捻くれたロック好きに
聴かれているアルバムだと思うが、この1枚が入ることで「門外漢が選ぶジャズ100選」もビシっと締まる
というものだ。石原裕次郎主演の映画「狂った果実」をモチーフにした曲もあるが、あの映画は好みでは無い。
裕次郎なら「風速40米」が好きだ。

で、「私立探偵マイク・ハマー」のテーマといえば、『ハーレム・ノクターン』(笑)なわけだが、あれはオリジナル
よりも何よりもサム・テイラーのイメージがあるのは何故だろう。
サム・テイラーは「100選」に入れませんが。(笑)

そして、更に話は飛躍して・・・。「マイク・ハマー」から連想するのは勿論「濱マイク」。
同時進行中の「日本の映画100選」なのだが、「私立探偵 濱マイク」シリーズから1本と思ったのだが、
見事に内容を忘れてしまった。DVDのレンタルとかも無いようだし。
濱マイクの事務所は、今は無き映画館「横浜日劇」の2Fという設定だった。横浜に行った時、たまたま日劇の
前を通りかかって「ああ、ここだここだ。」と妙にはしゃいでしまったのが懐かしい。

3本の映画よりテレビ・シリーズの方が、私には印象深くこれは毎回欠かさず見たものだ。
「傷だらけの天使」「探偵物語」と同レベルで語り継がれる作品だと思っているのだが、世間ではそうでもない
のが残念だ。タイトル曲だけは最初から最後まで好きになれなかったけど。
毎回ゲストが豪華で監督も違ったのだが、まさかアレックス・コックスが監督を務めるとは、と当時は驚いたものだ。

テレビ・シリーズは全12回放送だった。因みに一番好きな回は「サクラサクヒ」。

ああ、もう新緑の季節なんですね。
GWも終わりなんですね。(笑)

コメント (4)
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