プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

白百合

2008年05月12日 | 島結
本日は当店の専属泡盛マイスター、川口ちあき先生と泡盛三昧の謎のウォーカー、トン吉さんと共に、

金武酒造の「龍」を2種、池原酒造の「白百合」をテイスティング


テイスティンググラスはワイン用と同じものです


古酒25度の「龍ゴールド」と、「龍30度」はまったく違う香と味わいがあって驚き!
同じ「龍」の名を持っていてもここまで変わるもんなのね~

「龍ゴールド」は香ばしくパワフルな香りのわりに、飲みやすい口当たりがなかなか
「龍30度」は水の持つ清涼感というか、若々しさと透明感を感じる魅力的な泡盛


さあ、問題の「白百合」
何が問題かといえば、この泡盛は独特のにおいで有名だから!

ちあき先生も、私もこの泡盛は既に経験済みで、「あれは好みとは言いがたい」と以前話してた銘柄

さあて覚悟して、テイスティング!


「あれ?」

確かに独特の乾いた土臭さはある
でも、以前飲んだ時のような強烈な、掃除に使った雑巾臭さ(失礼)は感じない!
しかも空気に触れて酸化するにつれ、香ばしい炊き立てのもち米のような香り、飲めば甘みの中に潜む、その独特の香りが素晴らしく思えるじゃないですか!

これはどういうことか?

沖縄そばを食べた後、もう一度テイスティングすると、独特の香りが際立つ!
なぜだろう?

体温が上がると香気が強く感じるからかな?
もしかして気温の高い沖縄で飲むと、余計にそう感じるんじゃないの?

蒸れたヘルメットみたい!
体育館のマット?
部活の校庭のにおいだ!
田舎の針葉樹の山のにおい!

みんなてんでに好き勝手
でも共通しているのは

「懐かしい香り」

だということ

白百合は、奥が深い…飲む人が心の中に持っている思い出や、経験や、記憶そのものに直結しているのかもしれない

本日のテイスティングは、こんな結論となりました!


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